NYゴールド
6月物は前日終値比2.00ドル高の1208.70ドルで引けた。
FOMCの議事要旨公表を控えて様子見ムード。
引け後に発表されたFOMC議事録でも、6月利上げを予想する参加者が 少数派だったことが明らかとなった。
FOMC議事録
・多くのメンバーは6月の利上げの可能性は低いと判断
・メンバーの一部は個人消費の先行きを懸念
・利上げのタイミングをめぐり様々な見解を表明
前日の急落の調整としては大した戻りではないため、引き続き下値を試す展開も想定されそうだ。
NY原油
7月物は、前日終値比0.31ドル高の58.30ドルで引けた。
EIAによると、15日までの1週間の米原油在庫は前週比270万バレル減と、減少
幅は予想の100万バレル減から2倍以上となった。
ガソリンは70万バレルの増加予想に反して、280万バレルの減少。
横ばい予想のディスティレートも50万バレル減少した。
上昇したものの、前日の急落の半値に到達していないことから下落リスクは払しょくされていない。
シカゴ大豆
7月きりは、5.00セント安の941.25セントで引けた。
米農務省が21日朝発表する旧穀大豆の週間輸出成約高のアナリスト予想は10万~2
5万トン。前週の実績は13万6579トンだった。
直近安値を下抜けていることで引き続き下値を試す可能性が高まる。
シカゴコーン
7月きりは2.00セント安の360.00セントで引けた。
米国産トウモロコシの生育にとって全般的に好ましい天候状況が圧迫材料。
米農務省が21日発表する米国産トウモロコシの週間輸出成約高のアナリスト予想は4
0万~60万トン。前週実績は37万0030トンと予想を下回った。
大豆同様、直近安値を下抜けたことで引き続き下値を試す可能性が高まる。