NYゴールドの中心限月6月物は前日終値比16.20ドル安の1186.90ドルとなり、3週間ぶりの安値で終了した。
東京金は前日比49円安の4565円で夜間立会いを終了した。
NYは1200ドルを往ったり来たりの展開が続いているが昨日の下落は引値ベースで3週間ぶりの安値ということで下落リスクが高まっているといえそうだね。
現在のNYゴールドは欧米のヘッジファンド等が買いを手控えており、押し目の買いはアジア圏やインドが中心のようだ。
先日もここ2年間で最も金相場の予測を的中しているブラジルのアナリストが引き続き弱含みの展開を予測している。
米国の利上げがいつ行われるとということで、米経済指標の内容に一喜一憂する相場つきだが
、次第に上値は重くなると踏んでいる。
東京は前日の上昇で日足ベースでは実線が雲の中に入ったが、昨晩の下落により、雲下限に沿って下落する展開だ。
相対力指数が中段保ち合い圏で弱含んでいることも相場に上昇力がないことを示唆するものだと判断できそうだ。
いまのところ、ドル円相場が円安ドル高に推移しているが、ここ最近では要人による円安けん制発言も目立ち始めており、思わぬ円高調整も想定される。
そういった場面でゴールドが崩れることになれば、東京金は急落を余儀なくされるだろう。