アジア、欧州に続き、米国の株式市場など、世界的な株価の下落が進んだことで、安全資産とされる金塊に「質への逃避」買いが活発となったようだ。
中国の貿易統計が輸出が1桁台の低い伸びと輸入も3カ月ぶりにマイナスを記録。ドイツの鉱工業生産は微増にとどまり、日本の国内総生産(GDP)も下方修正された。
来週16~17日に開かれるFOMCでは、雇用統計が強気の内容となったこともあって、タカ派的な方針が打ち出される可能性がある。
ただ、アトランタ連銀のロックハート総裁、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は前日、事実上のゼロ金利を「相当の間」維持するとの指針(フォワードガイダンス)の削除に消極的な発言を行っている。
週足ベースで考察すると、実線は11/の安値1130.40ドルから上昇波を形成している。
この上昇波は、25週サイクルにおける上昇の時間帯である。
50週サイクルでは現状28週目を形成していることで下降波の時間帯の中にある。
つまり、25週サイクルでは調整局面を演じているが50週サイクルでは下降波形成であるため、今回の上昇は前回のトップとなる7/7の高値1346.8ドルを上抜ける可能性は低いだろう。
7/7高値1346.8ドルと11/7安値1130.4ドルの値幅は216.4ドルであり、この下降波の半値戻しポイントは1238.6ドルとなるため、このポイントは達成してきた。
次の上値は61.8%戻しの1264.1ドルが上値ターゲットとなりそうだ。
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