ブラジル 見通し | 個人投資家のためのコモディティBLOG(商品先物)

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4月17日~18日のブラジル中央銀行の金融政策委員会で政策金利である翌日物金利の誘導目標を全会一致で0.75%引き下げ9.00%としましたが、今回の利下げは大方の市場予想通りです。

1999年に変動為替相場制開始以降、9.00%というのは、過去最低の8.75%から考えても打ち止め感はあります。今回の決定の詳細については来週発表予定の議事録の内容にもよりますが、次回も追加利下げの可能性も残されていると考えられます。

ただ、先進国との金利差は縮小する中、米国等の金融緩和が長期化する可能性が高いため、ブラジルに資金が流入しやすい状況に変化は見られないと考えられます。
海外からブラジルへの対内直接投資は堅調地合いは継続されており、高い金利水準であることから引き続き魅力的な投資対象となりそうです。
財政健全化への取組や金融緩和、景気刺激策による経済の下支えが安定的な経済成長に繋がると考えられます。