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カンスケやま日記

登山ガイド・カンスケが綴るつれづれ山日記です。

秋雨前線に加えて台風17号と18号の接近のため、各地で大雨の被害が出ておりますが、皆さんのお住まい付近はいかがでしょうか?

この天候のため予定変更を余儀なくされ、「それではできるうちに」とたまった自宅作業をセコセコやったり、気分転換に本を読んだりしています。

さて、この秋から冬にかけてのヤマケイ登山教室「初級レディース・トレッキング」のツアー内容が決定したので、そのご案内です。今回は、秋は紅葉、冬は雪山と、その季節季節を思いっきり楽しみつつ、その季節ごとの山の注意点などをみんなで学ぼうという内容になっています。

グリーンシーズンだけにとどまらず、四季を通じで山登りを楽しんでみるのはいかがでしょうか? 雪山初心者の方も大歓迎です!

10月3日(土)~4日(日)山小屋泊まり紅葉温泉
立山・雄山(3003m)
北陸新幹線で行く山旅の第三弾! 
山の温泉と紅葉を楽しみましょう。天候次第では初雪の可能性もあります。
参加費:33,000円
集 合:室堂ターミナル
担 当:菅野由起子

10月31日(土)日帰りすすき
足柄・矢倉岳(870m)
秋が徐々に深まる、箱根の外輪山を歩きます。
参加費:10,800円
集 合:小田急・新松田駅
担 当:恩田真砂美

11月7日(土)日帰り紅葉
奥秩父・茅ヶ岳(1704m)
にせヤツの異名をもつ深田久弥終焉の山。
澄んだ秋空と山頂から展望に期待大です。
参加費:10,800円
集 合:JR韮崎駅
担 当:菅野由起子

12月12日(土)~13日(日)山小屋泊まり木
北八ヶ岳縦走 
冬山の山小屋泊まり縦走に挑戦します。
装 備:軽アイゼン(6本爪以上)をご用意ください。
参加費:36,000円
集 合:JR茅野駅
担 当:恩田真砂美

2016年
1月24日(日)日帰り日の出
愛鷹山・越前岳(1504m)
富士山のすぐ南に位置する愛鷹山は、富士山展望抜群の山。
年初めの山登りにいかがですか?
装 備:軽アイゼン(6本爪以上)をご用意ください。
参加費:13,800円
集 合:JR御殿場駅
担 当:菅野由起子

2月27日(土)日帰りn帽p
野辺山・飯盛山(1643m)
冬山登山の勉強をしながら、ご飯を盛ったような山体をした飯盛山を登ります。
装 備:軽アイゼン(6本爪以上)をご用意ください。 
参加費:10,800円
集 合:JR清里駅
担 当:恩田真砂美

3月5日(土)~6日(日)麓の宿泊まり雪だるま
戸隠高原と高デッキ山
北信の多雪エリアでスノーシュー。初日は戸隠神社周辺を散策し、翌日はスキー場のリフトも使って山頂をめざします。
装 備:スノーシューをご用意ください。 
集 合:JR長野駅
参加費33,000円
担 当:菅野由起子

●ツアーの問合せ&申込み
アルパインツアーサービス「日本の山」
Tel:03・3503・1911(平日9:30~18:30)
e-mail(日本の山):kokunai@alpine-tour.com
※「登山用品レンタル」のご案内もあります。

雪をかぶった冬富士を眺めながら。愛鷹山より


残暑お見舞い申し上げます。
8月中旬くらいからスッと涼しくなり、今年は例年より残暑に苦しめられていないような気もしていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
あと数ヶ月もすれば雪が降り出し、寒さに震える日々が目に見えているので、虫の音を聞きながら過ごす平和な時を、思う存分楽しんでおこうと思う今日この頃です。

さて、8月最終の週末は、アドベンチャーディバズの「テントむし山旅プロジェクト」で雨飾山に登ってきました。このテント企画は今年で4年目(ん?5年目か?)を迎えるそうで、テントの張り方はもちろん、食事の作り方、重荷を背負っての歩き方など、テント山行をオールマイティーに学ぶというものです。ちなみにご飯は生米から炊いてもよし、α米でもよしで、おかずはみんなで作ります。

今回、初めてナビゲーターという立場で参加したのですが、集合場所の南小谷駅では、「あ、あの人もテントむし参加者だ」とパッと見ですぐ分かるというこのスゴさ。ツアーの仕事をしていると、看板(◯◯ツアー、一泊二日、△山登頂!などと書いた紙)のないときはとくに、ツアーの参加者じゃないひとに間違って声をかけてしまうことがあるのですが、今回はみなさん大型ザックを背に次々と登場するため、これは間違いようがない、というわけです。

登山口に着いて歩き出す前には、食材やガス缶などの共同装備の分担があり、「大きなツヅラか小さなツヅラか」と楽しそうに悩む姿を見て、これまでの仕事の山とは異なるノリがあることに気づき、新鮮味を感じました(^_^)

そして、、、初日は予報を覆して晴れてくれたお天気は、翌日はこれまた予報を大幅に覆して大雨となり、なかなかハードな山登りとなりました。雨飾山は標高は1963mと2000mに満たない山ですが、高さと険しさは比例するものではなく、またこの時期だと蒸し暑さが要素に入るため、当初より厳しさを懸念していました。さらに雨というコンディションが加わったことで、歩きにくさは倍増。ヌメる泥に滑る木の根、ただでさえツルツルした苔むした石は「わらじだったらなぁ」と思わせるくらいまでに・・・。

一旦降りが弱まったからでしょうか。外に出ていたハチたちがワラワラと巣に戻ってくる場面に遭遇するなど、慎重にならざるを得ない要素が満載でしたが、無事に降りてくることができました。

トイレ利用に快く応じてくれた山田旅館さん。下山後、ドロッドロの私たちの姿に全く嫌な顔をせず、「早く中に入って。代金は後でいいから早くお風呂で温まって!」と迎えてくれた雨飾山荘さん。本当にありがとうございました。雨飾高原キャンプ場さんの施設とテントサイトは、すっごく快適でした(売店が思いがけず早く閉まってしまったのが残念でしたが・・・)。

途中で遭遇した地蜂ですが、たぶん「クロスズメバチ」かと思われます(よく似たやつでシダクロスズメバチというのもいるそうですが、顔がよく見れなかったので判別付かず)。薬師尾根の中腹あたり、小さな梯子を備え付けてある、大きく曲がったダケカンバの根元に巣穴があります。通行する方は、刺激しないよう注意してください。

それと、ひとつ訂正とお詫びです。中の池で「シジミの生息地だって」という言葉を耳にして、シジミチョウのことでしょうと話してしまいましたが、なんとなんとシジミ貝の方でした!! うちに帰ってチョウ好きの相方に話をしたところ、「そんな名前のシジミチョウはいないよ。貝のシジミじゃないの?」と言われ、速攻調べました。はい、その通り。「フクイマメシジミ」という殻の幅4ミリほどの淡水の二枚貝で、亜高山帯の水温の低い池や湿地に生息しているそうです。福井県では絶滅危惧種に指定されているとのこと。私的にはまたひとつ勉強になりましたが、大変失礼しました(>_<)   

というわけで、初めての「テントむし」は色々と盛りだくさんな二日間となりました。参加者のみなさん、アドベンチャーディバズのポーリンさん、ハリーさん、たいへんお疲れさまでした。ぜひ、今度は晴れた雨飾山へお越しください!

みなさん笑顔ですが、雨風がスゴいんですという山頂での一枚(^_^;)







いや~それにしてもホント暑いですねぇ(^_^;)
新潟を含む北陸も、今日で梅雨明けしたとのこと。
ということは、(すでに始まっている感も十分ありますが)いよいよ本格的に夏山シーズンの始動ですね!

お知らせが遅くなりましたが、15日に発売になった『PEAKS8月号』の特集「一泊二日で楽しむ北アルプス」で、おすすめルートをひとつ紹介させてもらいました。
高山にそよぐ風は、まさに天然のクーラー。
そうだこの夏、下界の暑さを忘れに山へ行こう!(って、なんかのキャッチコピーのよう?)

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