ご訪問ありがとうございます。
またまた長い間、古代史の紹介ブログがストップしておりました。
例のごとく、1月の末からタイのシャーマン村の祖母の元に、シャーマンマスターの資格を得るために修行に行っておりました。
そして先週、バンコクに戻ってき携帯電話の電源を入れた途端・・・・
源九郎とよさんの身に、再び嫌がらせが起こっていることを知りました。
そのことでブログを書いたこともあり、怒りがなかなかおさまらないのと、修行で疲れたこともあって、古代史の紹介ブログをなかなか書く体勢にならず、ダラダラとしてしまいました。
こんな風に、心も体もちょっとしたことで乱してしまっていては、マスターシャーマンの称号を得るなんて、はるか遠い未来のことのように思えてきました。
以外と源九郎とよさんの方が、何かあってもドンとして動じないのでびっくりします。
さすが、長年殺人課の刑事さんをしていただけあります。
源九郎とよさん曰く、
「ほんとは、いろんなことで心を乱しているよ~
でも、毎日ゆる~く生活しているので、荒魂が活動的に動きださないだけなんですよ~」
とのことでした。
私は、源九郎とよさんが荒魂を出した時を見たことがないのですが、怖いらしいです~!!
昔は怒りの沸点が低かったらしく、すぐに頭にくるし、頭にくると誰も止められないくらい怒っていたそうです。
(刑事時代のことだそうですが・・・)
でも、タイに来てから、タイ人があまりにもゆるーい性格の人種なので、だんだんタイ人に似てきて、時々「怒り方がわからなくなるときがある」とのことでした。
でも、私はタイ人の血が流れているのに、すぐに頭にきちゃうタイプです。
それと、皆さんに謝らなければいけないことがあります。
私のブログですが、漢字の変換ミスなどの誤字が多くて申し訳ありません。
私は、タイで住んで働いているため、普段、文章を書く時は、英語かタイ語を使用しています。
仕事では日本語を使用することは全くないので、日本語で文章を書くのは、源九郎とよさんや、日本人の友達や家族とのLINEなどでのやりとりの時と、このブログを書く時しかありません。
なので、日本語の文章を書くと、どうも間違いが多くなってしまいます。
20数年、日本語で文章を書いてきたはずなのに、一旦離れてしまい別の言語を日常的に使うと、時々日本語も出てこなくなるときがあります。
人間の脳というのは、なかなかやっかいなものですよね~。
ちゃんと見直しをすればよいだけのことなんですが、ついつい書きっぱなしの状態にしてしまっていることが多く、みなさまにはご迷惑をおかけして申し訳ないと反省しています。
これからは、できるだけ見直しをしたいと思いますが、自分で見直すと、どうも見過ごしてしまうことが多いので、その時はどうか「またか・・」とあきれながらスルーしてやってください・・・
(源九郎とよさんは、日本語しか使わないのに、誤字脱字がひどいらしいので、上には上がいるとほっとしています)
さて、謎の女神「瀬織津姫」に関して、今までのブログで、いつくかの諸説について説明してきましたが、
今回も、続けて「瀬織津姫」の謎と、それについての諸説を紹介したいと思います。
瀬織津姫は、日本書紀や古事記には一切登場しない「謎の女神」です。
なのに、絶大な人気を誇る女神様になります。
けれど、古事記や日本書紀には一切登場せず、瀬織津姫の名前は、人々の罪や穢れを祓う
「六月晦大祓(みなづきのつごまりのおおはらへ)」
という「祝詞」でのみ確認できます。
その祝詞の中で瀬織津姫は、
「人々の罪を大海原に流す祓戸大神」
であり、
「滝や川を司る水神」
であることがわかります。
また、諸説では、すでにお話しておりますが、
・ 瀬織津姫は「白竜」の化身だとも言われており、多くの神社で「白蛇」とともに「白竜」として祀られている
・「伊勢神宮の荒魂」として祀られている
・ 古代日本の統一王「ニギハヤヒ」の皇后である
といも言われており、とんでもなく秘密が隠されている女神さまでしたよね。
さて、今回は
瀬織津姫はニギハヤヒの皇后である
という点について、深堀していきたいと思います。
ニギハヤヒの妻と言われている女神には
1 「シタテルヒメ(下照姫)」~ オオクニヌシの娘であり、兄のアジスキタカヒコネ(八咫烏)と共に出雲を出た女神
2 「イチキシマヒメ(市杵島姫)」~ 籠神社の絵馬に、ニギハヤヒの妻として描かれている宗像三女神の一柱
3 「アマチカルミズヒメ(天知迦流美豆比売)」~ オオヤマクノカミの母親として日本神話に登場する神
がおります
ということは・・・、この中の誰かが、瀬織津姫である可能性があるということになりますよね~。
では、まず最初の「シタテルヒメ(下照姫)」から見てみましょう。
すでに八咫烏(アジスキタカヒコネ)についてご紹介しているブログで、何度も登場しておきておりますが、
下照姫は、オオクニヌシの娘であり、兄のアジスキタカヒコネと一緒に出雲を出ることになり、その後、大和の大君であるニギハヤヒと結婚します。
そして「ミトシノオオカミ(御歳大神)」を出産しました。
シタテルヒメは別名を「高照姫」といいます。(古事記では高姫)
これは「高いとこころ(天)から照らす姫」という意味であり、
ニギハヤヒの妻として相当高い地位にいたのでは?
ないかと考えられています。
彼女は、ニギハヤヒと結婚する前は、
地上や海を照らす下照姫
と名乗り、
ニギハヤヒと結婚した後に、
天から照らす高照姫
という名前になったと考えられています。
このことは、下照姫=高照姫は、ニギハヤヒの正妻であり、つまり皇后であった可能性が高いことを表しているのです。
2番目の「イチキシマヒメ」ですが、
イチキシマヒメは、「宗像三女神」の一柱の女神であり、仏教では弁財天と同一視されていることから、とても人気の高い女神様になります。
イチキシマヒメは古事記や日本書紀にも登場しますが、宗像三女神の一柱として誕生した場面のみであり、それ以降は登場しません。
また、この宗像三女神は、応神天皇の時代に、中国、南宗の呉から招いた織姫4人の内の3人がモデルになっているという説もあります。
そのため、宗像三女神の一柱であるイチキシマヒメが、同じ「織」という字がつく瀬織津姫と同一視されるようになったのではないか?といった説もあります。
瀬織津姫は、大祓祝詞に現れることから、
穢れを川から海に祓い流す
という性質を持っていることは、何度もお話しておりますが
その点からいえば、宗像三女神も、海上交通の安全を守る女神という意味で
海の瀬や滾る(たぎる)水流には穢れが溜まり、水難しやすい場所となる
ことから、溜まった穢れを祓う性質があると考えられ、その点からも同一視されているのかもしれません。
また、私のブログにも度々登場する京都丹後半島の天橋立にある「籠神社」の伝承では
「当宮の東方海上20㎞余に、彦火明命(ニギハヤヒ)がお后の市杵島姫命と最初に天降ったと伝えられる冠島がある」
とされており、ニギハヤヒとイチキシマヒメが夫婦であることを伝えています。
最後の「アマチカルミズヒメ」という女神さまですが、記紀には
アマチカルミズヒメとニギハヤヒの間の子として
奥津日子神、奥津比売命、大山咋神(事代主)、庭津日神、阿須波神、波比岐神、香山戸臣神、羽山戸神、庭高津日神、大土神
とたくさんの神様が記されています。
この中で、
・ 奥津日子神については、飛騨の中心神社とされている「日輪神社」の御祭神である
・ 大山咋神は飛騨国の血筋と考えられている
ことから、アマチカルミズヒメも、飛騨国の女神だと考えられています。
アマチカルミズヒメは、漢字で書くと
天知迦流美豆比売
となるのですが、
分解すると
天地 = 天を知る
迦 = 出会う
流美豆 = 美しく流れる
となり、「天を知る美しく流れる水の神」という意味になります。
つまり、
天を知る美しく流れる姫 = 瀬織津姫
と考えられるわけなんです。
あと、ホツマツタヱにも瀬織津姫はニギハヤヒの妻だと記されているのですが
このホツマツタヱでは、瀬織津姫の別名を
「アマサガルヒニムカツヒメ(天下日向姫)」
としています。
ということで、ニギハヤヒの妻とされている3名の女神については、どうも同一神である可能性が高いですよね。
あと、スピリチュアル界で言われている、とても面白い考え方があるので紹介しておきますね。
ニギハヤヒは、太陽神なので陰陽五行でいうと「火」に当たります。
「火」の漢字は5つの点が結ばれる五芒星とされています。
そして、瀬織津姫は水神なので「水」に当たります。
「水」の漢字は6つの点が結ばれる六芒星とされています。
そして、5と6を足すと11になり、日本を表す数字になります。
また、「火」は「か」、「水」は「み」であるので、2つが合わさると「神」になるということです。
ということで、陰陽五行の「陰」と「陽」が結ばれることで、ニギハヤヒと瀬織津姫の二柱の夫婦の神様は
封印された日本の魂を呼び起こす神様
だと崇められているのです。
少し、こじつけっぽい面もありますが、素敵な説ではありますよね。
ということで、瀬織津姫はニギハヤヒの妻であり皇后であったという点からも、ますます天照大神に負けないくらいのすごい神様であることは間違いがないみたいですね。
次回も、まだまだ瀬織津姫についての諸説を紹介していきたいと思います。
★ 龍族の女王源九郎とよさんのブログサイト
とよさんがタイに来る前に、神様から与えられた貴重な体験として、
源九郎稲荷神社という荒廃した神社を復興された
ことについ活動記録のサイトを立ち上げられています。
このサイトに掲載されているブログには、とてもたくさんの不思議なお話が紹介されています。
私のブログを読んでくださる方には、是非同時に読んでいただきたいと思います。
そして、とよさんがしてきたような小さな小さな活動が、多くの人の心に愛と慈悲を取り戻すことに繋がるのだと思っています。
源九郎稲荷神社~復興への道~
https://genkurou-inarijinjya.ne