朝とか夕方に、福祉施設の送迎車を見ることがありますよね。
大きな10人乗りのワゴンで、車イスごと乗れる、あの白い車です。


あの車を見たら、避けた方がいいですよ。
轢かれたくなかったら。


なぜそんなことを言うかというと、あの車を運転している人は、ただの素人だからです。

別に運転のプロではありません。



この国では、バスやタクシーなど、人から運賃をもらって運転する人には、二種免許(第二種普通自動車運転免許)を必須としています。
これを取るには、それなりの運転経験や、高い技術、お客さんの安全への配慮などが必要です。


しかし、保育園の送迎バスや、高齢者・障害者の送迎車には規定はありません。


つまり、昨日、免許を取得したような若葉マークの人でも運転することは可能なのです。
送迎車は普通免許でオッケーなので。


もちろん、良心的な施設はそんなことしません。
ちゃんと研修をしたり、慣れるまで付いて教えます。


しかし、ブラック施設は、いきなり送迎車に乗せます。
まだまだ人生経験の浅い、若い子に運転させて、事故を起こしている施設はたくさんあります。


ましてや10人乗りで、車イスの乗降リフトが付いている車は、かなり車高が高いです。
車高は約3メートルです。
強風の日や、急カーブでは重心が傾きやすくなります。
それで崖に転落した送迎車のニュース、ありましたね。


台風の日に、送迎車を出しているところは、ブラックと思った方がいいです。
職員の命も、利用者の命も何とも思ってない証拠です。


でも、家族が台風でもやってほしいという要望があったり、または施設の利益のために開所する所もあります。

すると職員は普段と違う環境の中で焦り、ますます事故を誘発するのです。

それでも家族は遅れないで来てほしいと言います。

家族にも仕事があるのは分かります。


でも、利用者死にますよ?

関係ない、地域の人も轢かれて死ぬかもしれません。


ましてや夜勤明けなどで、寝ていない職員が運転することさえあるのです。


めちゃくちゃ危険です。



どうか送迎車が多少遅れるくらいで、職員を怒鳴らないで下さい。


みんなの命のためです。


あと、国は、福祉施設の送迎車運転の研修を行うなり、法整備をお願いします。