こんばんは!
家庭教師の、のんのんです。
今回は受験生の指導についてお話ししていきたいと思います。

私の中で、受験生への指導は4パターンあり、それによって指導の仕方は変わってくるのではないかな、と思っています。
ここでは受験生のタイプ別に、私なりの指導スタイルについて書いていきます♬



受験生には大きく4パターンの子達がいると思ってます。

①志望校が決まっている、なおかつ判定もS〜B判定の子

②志望校が決まっている、しかし判定はC, またはD判定の子

③志望校は決まっていないが、比較的成績は良い子

④志望校が決まっておらず、なおかつ成績も良いとは言えない子


です。

それでは

志望校が決まっている、なおかつ判定もS〜B判定の子

についてですが、その生徒さんの状況に応じてその上の偏差値の学校も薦めてみます。しかしもしその子の意志が固い場合、その志望校に少しでも確実に合格できるよう、サポートします。
代表的には、前向きに声をかけ、少しでもその子に前進が見られた場合には褒めるようにします。理由はその子に自信を持ってもらいたいし、モチベーションを保って欲しいからです。
しかし褒めるばかりでは、だらけちゃう子もいるので「もしもの事があったら…」という話もきちんとします。
しかしB判定の場合は、まだ安心できる状況ではないこともあるので、②の指導に近くなるかな。



②志望校が決まっている、しかし判定はC, またはD判定の子


具体的に資料を見せながら、これからどれだけ点数を伸ばさなきゃいけないのか、そのためには何をどのように勉強しなきゃいけないのかをしっかり説明します。
自信を無くし始める子もいるので、その子が今何を考えているのか、どうしていきたいのかを頻繁に話し合うようにしています。
またその子の性格に応じて、言い方を変えます。メンタルが強そうな子にはきつい事を言うし、傷つきやすい子にはオブラートに包みつつも「このままではマズイ!」っていうことを伝えます。

12月に入ると、その子が今後どうしていきたいのか、志望校をキープするのか、それとも下げるのか、保護者の方を含めて本格的に話し合います。
それに応じて志望先を確定していきます。



③志望校は決まっていないが、比較的成績は良い子

③、④の子は大体オープンスクールを行き逃したり、各高校(または大学など)の特徴の知識に乏しい事が多いので、こちらが積極的に情報提供をするようにします。
または秋の時点であれば、文化祭や授業参観が行われている事もあるので、なるべく多くの高校(または大学)に足を運んでもらうよう、声をかけます。

③の子は、比較的評定や学力もあるので、選択肢が多いです。そのため雑談を交えつつも、将来の事を楽しく話し、その子が何に興味関心があるのかを探ります。
なぜなら楽しく話す事で、その子が考えている事を私に話しやすくなると思うし、私の話にも耳を傾けてくれると考えるからです。
志望校が決まるまでは前向きに声をかけながら、万が一偏差値の高い学校を志望することになった時に困らないように、その子に合った勉強量や宿題量を提案します。

また、定期的に保護者の方の教育方針も聞きながら、今後どうしていくかを話し合います。あまりにも迷っている場合はその子に合った高校を提案しますが、あくまで提案なので、最終的には本人に決めてもらいます。



④志望校が決まっておらず、なおかつ成績も良いとは言えない子

④の子は私が1番担当する数が多い生徒さんであり、なおかつ学力も1番伸びにくい傾向のある子です。
まずは③でお話しした通り、文化祭や授業参観が行われている場合には足を運んでもらい、こちらもできる限りの情報提供をします。

また、④の生徒さんはほぼ全員が勉強大嫌い!という子ばかりなので、なぜ勉強しなくてはいけないのか、「将来の選択肢を広げるために必要だ」という事をしっかり伝えて行きたいと思っています。
進学先の情報提供について、私ができる限りの事はお伝えしますが、あまり志望校の強制はしません。


なぜならこちらが志望先を強く薦めたとしても、その子が進学し、思っていたことと違っていた時に、その子の為にならないと考えるからです。
その子は「あの先生や親が良いって言ってくれた学校なのに!」「話が違うじゃん!」と考えるだろうし、それは自分の人生ではなく、他人から強制された人生になってしまいます。

本来、「生きていくこと」とは「自分の決断の連続」だと思っているので、子どもの頃からそういった経験をしてしまうと、なかなか自分で決断できない子に育ってしまうのではないかと危惧しています。

少しでも④の子の場合、志望校が決まっていなくても、最終的に自分で決断をすることで「自分が決めたことだから…」といつかは思えるようになると考えています。

もしこちらが情報提供した時点で「私(俺)、ここに行きたい!」と思ってくれるようになれれば、受験勉強にも前向きになってくれるんですけどね。




この4パターン別にお話ししていきましたが、どれも共通しているのは「家庭教師であるこちらが志望校の強制をしない」という事です。
生徒さんと保護者の方と話し合い、少しでも後悔のないようサポートしていくことが家庭教師としての役割だと思っています。
もちろん家庭教師として「合格実績」というものも必要でしょうが、私はあまりそれを重視しません。それよりも、最終的にその生徒さんや保護者が後悔なく、満足出来る指導や教育が提供できたかどうかが大事だと思っています。
というか、私がそれを大切にしていきたい、ということなんですけどね。



今日はこの辺でおやすみなさい♬(*^_^*)