昨年の今頃、母が腎臓の具合が悪くなり、緊急入院しました
コロナ禍で面会出来ないので、視覚障害もある母が、一人で病院で不自由しないかな、スマホも携帯電話も使えないし話し相手もいないとボケちゃうかもな、なんて、とにかく心配でした
そこであれこれ考えたのが、
交換日記
笑
幸い、ものすごく大きな字で書けば何とか読めるはずなので、着替えを持っていく度にノートも渡す事にしました
何を書こうか考えていたその時、目についたのが我が家に数年前からある蘭の花
実は何年も花が咲かなくて、茎と葉っぱだけになり、半分は枯れてしまっていました
ところが、昨年、数年ぶりに花が咲き始めたのです
それと同時に母が入院になってしまったので、一つずつ咲いていく蘭の花の写真を撮り、それをプリントアウトしたものを毎回ノートに貼り、母に渡す事にしました
母は蘭の写真を見ては、早く家に帰って本物を見たい！と看護師さんや先生にも言っていたそうです
なので母が頑張って無事に退院出来たのは、蘭の花のおかげも大きいと思っています
そして一年経った先月
また花が咲いたのです
そこから日に日に花が咲き
ついに
こんなに咲きました
この蘭、何年も前から茎の半分枯れてしまっているのに、残っているたった一本の茎で、こんなに綺麗な花を咲かせてくれました
正直、もう咲かないだろうから捨てようかな、なんて思ったこともありました
でもあきらめないでお水をあげていて良かったです
母に生きる力をくれた蘭は、ぐるたまにも、諦めずに頑張ろう！と思わせてくれています
あと残り一つとなった蘭の蕾ですが、慌てずのんびり咲いてほしいな、と思います
