キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は10月3日、米国によるベネズエラへの軍事攻撃は終わるべきだと述べ、ボリバル共和国の政府と人民への支持を改めて表明した。


 「ラテンアメリカとカリブ海地域を平和地帯として維持するためには、軍事的侵略を止めなければならない」と、キューバ大統領は自身のXアカウントに投稿した。


 またキューバ外務省が発表した声明も同様に、複数の米軍戦闘機がカラカスの領空に不法侵入したことを受け、米国政府がカリブ海の平和を脅かしていると非難した。


 10月2日米軍戦闘機がベネズエラ沿岸から75キロの海域に展開したことを受け、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、米国がカリブ海を「侵略と植民地化」の地域に変えたと非難し、「これらの行為は、短期的にも長期的にも歴史的に悪影響をもたらすだろう」と警告した。


 植民地主義、新植民地主義、西側帝国主義による領土略奪に関する国際会議の閉会にあたり、ニコラス・マドゥロ大統領は、ベネズエラは「いかなる帝国にも、その権力の大小や名称にかかわらず、決して屈服しない」と宣言した。


 一方、米国のマイク・ウォルツ国連大使は、ペトロの「無責任な」政策を批判し、コロンビアにおける国連の政治的ミッション延長の妥当性に疑問を呈した。


 また2017年に主にコロンビア革命軍(FARC)の反政府勢力メンバーの社会復帰を支援するために設立された国連検証ミッションが、「政治的優先事項を過度に反映する」形でその任務を拡大していると非難した。ペトロはソーシャルメディア上で、米国にたいし「コロンビアの内政に干渉しない」よう要請した。
 

Gustavo Petro, presidente de Colombia y Miguel Díaz-Canel, mandatario cubano, exigieron que EU ponga fin a la acometida castrense contra Venezuela. Fotos

(記事 034: La Jornada / Sputnik, Europa Press, AFP, Prensa Latina による)