アルベルト・フジモリ元大統領は、議論の的になった人道的恩赦によって、2023年年末に釈放になっていたが、かれの娘、3回ペルー大統領選挙に出馬したケイコ・フジモリの党に入党することによって、政界に復帰した。

 

ケイコ・フジモリは6月19日、ソーシャルネットXのメッセージで、彼女の父親が、6月15日にフエルサ・ポプラル[人民の力党]の入党申請に署名したことを明らかにした。

 

「これはフジモリ主義にとって、素晴らしいニュースです」、彼女は表明したが、元大統領が政党のなかで果たす役割については、詳細を明らかにしなかった。

 

元大統領、85歳の入党は、2026年に大統領と議会の選挙が予定されているこの国の、激動の政治への復帰を強調するものである。

 

「フジモリ主義の創始者が、フエルサ・ポプラルのなかに、その場所を得た」、元大統領が娘の横で、党員証に署名する様子のビデオには、このようなメッセージが付けられた。

 

フジモリは1990年から2000年までペルーを統治したのだが、今年5月、新しいガン腫瘍が発見され、その治療を開始したと発表した。

 

かれは政権時代、左翼ゲリラ「センデロ・ルミノソ」との武力紛争のなかにあったが、2度にわたって民衆を虐殺したとして25年の禁固刑になり、リマの警察基地内の刑務所で16年間服役していたが、昨年12月初め釈放された。

 

かれの娘ケイコは、2011年、2016年、2021年と3度にわたって大統領選挙を争って敗北したが、分立化した議会のなかでは、影響力のある政党、フエルサ・ポプラルの指導者である。

(通算4064) (La Jornaの"Regresa Fujimori a politica de Peru con partido de su hija"による)

 

(foto:Tomada de X)