深刻な政治的、人道的、治安的危機に陥っているハイチで、6月3日、ガリ・コニーユが首相に正式に任命された。

 

数週間にわたる議論ののち、大統領暫定評議会(CPT)は、コニーユ58歳を、ハイチ暫定首相に指名した。

 

医師出身のこの人物は、2011年から2012年の短い期間、首相を務めたことがあるが、現在まではユニセフのこの地域の責任者であった。

 

「仕事に取りかかろう。あなたたちに約束したことは、必ずやり遂げる」。かれは首都プエルト・プリンシペにある政府公舎、ビジャ・ダクエイルでの式典でこう述べた。

 

「この式典によって、大統領評議会での協議と合意に基づき、政府組織のプロセス開始の権限を、かれに委ねるものです」。評議会のエドガル・ルブラン・フィルス議長が宣言した。

 

「われわれはコニユ博士が、大統領評議会との合意に基づく政策を実行し、特に治安問題に対処し、ハイチ経済を改善し、制度を改革し、2025年末までに、自由で民主的で、信頼される選挙が実施されることを期待するものです」、フィルス議長は続けた。

 

この評議会は、ハイチの犯罪組織の暴力が急増するなかで、アリエル・アンリ首相が3月に辞任したのち発足した。

 

政府首班の任命は、そのときから待たれていたのだが、4月に発足した大統領暫定評議会の内部では、権力闘争が繰り広げられていた。

 

2月下旬には、アンリ打倒を掲げ団結したギャングたちが、プエルト・プリンシペの戦略的地点への攻撃を開始していた。

 

プエルト・プリンシペの約80%がギャングの支配下にあり、数々の人権侵害、殺人、レイプ、略奪、誘拐で、告発されている。

(通算4050) (La Jornadaの"Cumpliremos lo prometidos:Garry Conille es investido como primer ministro de Haiti"