ハイチ暫定大統領評議会(CPT)は、武装ギャングとの戦いで、ハイチ警察を支援する多国籍ミッションを展開する国際部隊を受け入れるために、米国が建設中の基地施設を視察した。

 

ソーシャルネットXの評議会の公式アカウントに投稿されたコミュニケによると、評議員たちは空港エリアで実施されている「作業の進捗状況を視察」し、ハイチの国内治安回復を目的にする国際部隊が貢献することを「歓迎する」と述べた。

 

「今回の訪問は、建設担当者が工事の進捗状況について詳細な説明をおこない、全建設工事終了の期日をしめす機会であった」、大統領評議会は説明する。

 

また評議会のメンバーが、宿舎、医療センター、カフェテリア、「そのほか外国人兵士が利用する多くの施設」が、どのように組織されているかを知るためのものであったと、コミュニケは説明した。

 

ケニアが最初のグループの到着を延期した数日後におこなわれたこの視察は、「国内の治安を回復する」ためにハイチに到着する1000人以上の警察官のために、米国政府が提供する場所の最初の写真をもたらした。

 

暫定評議会がアップした写真には、いくつもの大きさの異なるコンテナーや、3つの大きなドームのように見える野営設備が写っており、1000人以上の要員を収容することになる。

 

写真にはまた労働者たち、何台ものジープ、荷物を積んだ車両が写っている。

 

大統領評議会の9人のメンバーの1人、建築家のレスリ・ヴォルテールが、ハイチの基地建設視察団を率いていた。

 

米軍機は4月中旬から、ハイチ首都のトゥーサン・ルヴェルチュール空港に、警察基地建設に必要な物資や、民間請負業者とともに到着し始めていた。

 

米国の報道機関によると、1日3便も到着していた航空便は、米国南方軍の作戦によるものである。

 

ケニアのウィリアム・ルト大統領が週末にBBCのインタビューに答えたところによると、ケニア主導のこの紆余曲折のあるミッションの展開は、5月末までにおこなわれる予定であったが、6月中旬まで延期された。

 

ルト大統領はこのとき、ハイチでのミッションの部隊と機材が駐留する基地は、「70%出来上がっている」と話していた。

(通算4044) (DIARIO LIBREの“Las primeras imagenes de la base que construye EE.UU.para los agentes de la mision de paz en Haiti”による)

 

(foto:FUENTE EXTERNA)