非同盟運動諸国(NOAL)は、9月18日、マルガリタ島において、その首脳会議を閉幕した。会議ではベネズエラの深刻な危機にたいして、ニコラス・マドゥロ大統領を支持し、米国による世界各地の紛争への介入を非難した。


会議には運動の120か国、指導的部分の小さなグループが参加、190ページの文書を採択した。そのなかでは不干渉、平和が呼びかけられ、シリア、イラク、パレスティナにおける暴力への懸念が表明された。


テキストでは「平和のためとテロリズムにたいする闘い;アフリカ北部の難民との連帯、ベネズエラ人民の平和の権利が呼びかけられた」、マドゥロは記者会見において述べた。


マドゥロは9月17日には、米国による自国と地域の左派同盟諸国にたいする「襲撃」を告発し、バラク・オバマ政権による、ベネズエラが米国の安全保障への脅威であるという布告、「有罪判決」にたいして、ベネズエラがこの会議のなかで受けた支持を強調した。ベネズエラが政治的、経済的に緊張状態にあり、先が見えにくいこの時期に、マドゥロはこのブロックの議長を今後3年間引き受けることになる。


かれの大統領任期は2019年1月まであるのだが、野党はマドゥロを権力の座から引きずりおろすために、今年中にリコールの国民投票を実行し、選挙を前倒しにしようとしている。しかし政府は、プロセスが遅く始められており、それは不可能であると見なしている。


ベネズエラ政府を支持して、シリアの国連大使、バシャル・ジャファリは、ベネズエラにたいする米国と欧州政府による制裁を、「経済テロ」を批判した。


総会の演説のなかで、シリア戦争は、対話と大国の不介入の声を巻き起こした。このとき米国とロシアのあいだで合意された休戦は、米国のシリア軍への爆撃によって揺らいでいた。「この米国による攻撃の目的は、休戦を失敗させることだ」、ジャファリは記者会見で述べた。


ベネズエラはこのほかに、ラファエル・コレア(エクアドル)、エボ・モラレス(ボリビア)、ハッサン・ロハニ(イラン)、サルバドル・サンチェス(エルサルバドル)、ラウル・カストロ(キューバ)の各大統領からの支持を受けた。カストロは9月17日、米国のキューバにたいする「転覆計画」に警告をおこなっている。

(N01415) [LaJornada による]