5月14日、ホンジュラスの主要都市において、労働組合とさまざまな人民の組織による、汚職と食料・燃料の高騰に抗議する「国民的市民スト」が実施されようとしている。この抗議行動は、公共省における汚職の追及を要求して先月からおこなわれている、8人の検察官のハンガーストを支援するものでもある。8人の検察官は汚職事件を許してきたローサ検事総長の罷免をもとめて、38日間ハンストを続けている。

労働者組織は道路を占拠し、全国各地で集会を開くとしている。学校現場では授業がおこなわれないもようだ。またテグシガルパの主要道路は遮断されるようである。一方、当局は、治安部隊は秩序を守る態勢の準備ができていると言明した。

この抗議行動を準備している「人民諸団体調整機関」は30団体以上で組織されており、要求に対する前向きの回答がなされない場合、全国ゼネストを組織するとしている。

さる4月17日に行われた抗議行動ではテグシガルパで数百人が参加、全面的な価格の上昇に抗議した。このときには警官隊と衝突し、数人のけが人と、数十人の逮捕者をだした。(014)