そんなの愚問ですよ。
辞めたんだもん。
踏ん切りがついたっていう
上手い例えなんてものじゃなく、
本当に縁がなかった。
まず端的に結果から
と言ってもそれも過程の話だったのだけれど、
そんな前置きはさておき、
大学サッカー部では
その周りとかけ離れた思想ゆえに
イジメを受けた。
正直いじめと言っていいのかわからないが、
被害者ヅラしている僕自身が
そう受け止めたのだから、
いじめであったのだろう。
始まりは何だったかな…
大学を一般入試で受験し、
一般入学を果たした自分には
すでに隔たりがあった。
推薦入学を果たしたKS(仮名)とDT(仮名)。
他にも推薦組はいたにはいた。
実力も高校県大会での成績や有名校出身、
そういった人が推薦組になるのは
至極当然のことだった。
確か大半の推薦組がするバイトの理由は
娯楽をするための費用。
もちろん僕らがするバイトの理由は
学校へ行くための費用。
そんな隔たりがある中、
僕は遅刻癖が完璧に治ったわけではなく、
遅刻を数回した。
だが、それによる罰走を
軽々しくやってのけてしまう自分にとって、
罰走というよりは体力トレーニングの一環。
まあ、そんな奴がレギュラーなりたいとか
ほざいてるから確かに気に食わんわな。
でも、練習では人一倍頑張ってた。
ただの体力トレーニングならば、
学年ではずっと前の方だったし、
上級生も何回も抜いた。
たまに練習に早くきた時には
自主練をひたすら続けた。
熱意だけでも負けたくなかった。
そこで1つ事件が起こる。
実は前々からKSには鳥かごという
トレーニングゲームで、
わざと難しいパスを出され続け、
鬼になるように、罰ゲームを受ける仕向けを
されている事がまあ普通にあった。
そこでの罰ゲームは僕にとって不快だった。
別の友人が罰ゲームの際、
痛そうにしてるのをみて、
痛いのだなと思う。
実際自分でも痛く、痛がってしまった時
難癖つけられて、もう一度やり直しだとか。
また今度は避けようとしただとか。
明らかに人によって態度を変えるこのKSを
更に怒らせる事件も起きる。
校内のトレーニングジムの使い方講習で、
友人に借りるはずだったシューズ。
もちろん忘れた僕も悪いが、
借りる直前で借りれなかった。
そして、他の忘れた奴らは黙って人のを借りる。
僕もそれに便乗して借りたのが、
紛れも無い【奴の】靴だった。
なぜそんなに憤慨したのかわからない。
講習中そいつは急に叫び出して、
何人かに静かにするように言われ、
何事だと自分でも思った。
確かに借りたのは悪かったが、
それも勝手に。
ただ、僕はすでにそいつによる恐怖心を
植えつけられていたからして、
「なんでもするから許してくれ」と
超いじめられっ子のテンプレを読み上げていた。
そいつは講習後、
僕にとてもとても威圧してきた。
もう僕は平伏すしかなかった。
土下座しろだのなんだの言われ、
言われるがままにしたが、
相手はなんせ怒り心頭状態。
僕も蛇に睨まれた蛙の状態から抜け出せず、
そいつに言われた言葉。
「1万。弁償だろ?当たり前やん。」
僕は壊すどころか、パクってもいないその靴を
弁償しろと…
だが、逆らうとめんどくさい。
そして、いじめがエスカレートするだろうと
財布を開いた。
周りはやりすぎだとか言いながら、
傍観してるだけだった。
その殺すような目つきからは
あの忌まわしき父親の姿が映った。
この後も抵抗は続くが、
この1万円は返してもらっていない。
つづく。
、、、