2024年度版 新外国人選手評価 セ・リーグ | 激辛ますたぁ道

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2024年度版 新外国人選手評価 セ・リーグ

 

こちらはセリーグとなります。育成選手は即戦力になりえないのとデータ不足・把握不足のため評価の対象外としています。

 

阪神タイガース

 

ハビー・ゲラ 年俸100万ドル ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速A(かなり速い)

コントロールD-(かなりのノーコン)

実績C(少しある)

近年成績D-(メジャーでは限界が見える)

年俸C-(やや割高)

 

平均球速157キロ超える程度の豪腕中継ぎ。160キロを超える豪腕もメジャーでは使い物にならず。ご多分に漏れず極度のノーコンが影響していると思われる。このノーコンは分布で見る限り矯正は確かに難しいが不可能ではないかなというレベル。ある程度実戦で使えるまでの矯正期間は必須。即戦力として期待するにはデータ的になかなか酷で矯正/修正してからなんぼという感じ。開幕2軍でも全然構わないという素材型の印象。ストレート系は比較的強いのだがスライダーの精度が悪く極端なボール球が多いため打者が迷わない。変化球全般完成度は低いと思われ1軍で通用するかは疑問。素材/原石というのはこの選手打者としてメジャー昇格をしているよう。その後投手に転向しこちらでもメジャー昇格しているという才能はかなりある選手。まだ完成には至っていな時点で獲得し日本で育てようという考え方だと思われる。最初から結果を期待するには微妙であり矯正/修正しないままの開幕1軍でもそれなりに活躍するかもしれないが平凡までで、長期将来的にはおススメしない。化けるなら育成しながら矯正/修正は必須。現状では★★でも中位ないしそれ未満だが絶対1軍に必要な戦力とは思わずじっくり育ててみる前提ならアリだと思う補強。

 

 

広島東洋カープ

 

マット・レイノルズ 契約金30万ドル+年俸55万ドル+出来高 ★☆

 

選手タイプ 守備型

 

ミート力D+(あまりない)

長打力D(ない)

守備力B(問題ない)

実績B-(少しある)

近年成績D(もう厳しいか)

年俸C(妥当)

 

今年広島カープは4人入れ替え。その4人のうち契約金や年俸面で1番評価が低いのがレイノルズ。反してメジャーでの経験は豊富な感じ。ただ33歳ということで衰えが来ている年齢であり年俸面でも不利に働いたか。選手スタッツで言えば打撃には期待できないが守備はそつない形。打撃面では非力な打者なのだがこの手の選手にしては雑でコンタクト能力にも魅力がなく打率も長打も望めそうにはない。スタメンで置くならば上位に置くことは難しく7番前後が無難かと思われる。打撃のほう全般魅力はなく素晴らしい成績を残すことは考えにくいが、一応選球眼は大丈夫なほうで全く無理というよりは微妙な成績それなりの活躍程度までならあり得るか。想定打率.200前後から.200台前半ホームラン1桁として守備要員で満足するか否か。この手のタイプとしては.250超を打てれば十分だと思うがその根拠が見つからないのが痛い。守備に関しては万能型でどこでも守れるし破綻はしていない。マイナーでの専門はショートでその次がセカンド。メジャーではショートが一番多いがセカンド・サードも同じように守っている。この中ではサードがおススメでデビッドソンの代わりとなりえる。シャイナーはデビッドソンの代替選手候補でサードないしファーストだが守備にかなり不安があるタイプなのでサードを守らせるのは危険という判断。レイノルズはもちろんショートやセカンドでも良いが数字的にはセカンドがあまり思わしくない。評価のほうは★★と★☆悩む程度だが昨年の成績や年齢を考え少し厳しめな評価にしたかもしれない。年俸的には4人の中でも打者の中でも保険・おまけ扱いだが現状シャイナーよりはポジティブな評価ではある。デビッドソンの成績からHRを除いた程度だといくら守備に破綻はなさそうだとしてもスタメンかは微妙。起用法としては守備固めや代打も想定される。評価は低いが多くを望まなければ便利屋として内野の層が厚くなる分補強として意味はあるか。

 

 

ジェイク・シャイナー 契約金40万ドル+年俸80万ドル+出来高 ★☆

 

選手タイプ 中長距離打者

 

ミート力D-(ない)

長打力B(ある)

守備力D-(サードは無理)

実績D(ない)

近年成績B(成長中)

年俸D(割高)

 

年俸的にもカープ野手の目玉となる選手。メジャー経験がない選手にしてはかなり無理をした青田買い。選手スタッツをみると日本で育てながらというプランだと思われデータでは即戦力としてはまだ魅力/根拠に乏しい。即戦力というより2年目以降に可能性を探す選手。個人的には保険ならアリだが本命としては腑に落ちない補強の1つ。選手としてはクロン・デビッドソンの系統でマクブルーム系ではない。マイナーの成績もクロンやデビッドソンとの比較でも全般劣っている印象が強く、若さや成長・未知への期待ぐらいしかない。基本低打率高ホームランの成績だろうがホームランのほうはPCLでも傑出した成績でもなく期待値はそこまで高くない。一応選球眼はある程度ありそうだがコンタクトも微妙またプル(引っ張り)が多い選手で技術的にもまだ物足りなさは感じる。守備面でもデビッドソンとは比べるまでもなく不安定と思われ当初サード想定かもしれないが破綻も予想され消去法でファーストをおススメしておく。そのファーストでも前任者マクブルームと比べてもさらに見劣りしそうな怪しいレベルかもしれない。サードは新外国人選手レイノルズがそれなりにこなせる範囲。村上宗隆(ヤクルト)レベルの守備を許容できるのならサードもアリだが、村上レベルに打てる根拠は現時点では全く見つからない。当たりの可能性を探る段階ではマキノン(元西武)のようなある程度・それなりの中当たり感も望めず大当たりor大ハズレのギャンブル補強。デビッドソンの成績.210 19HRを目安として打率面でも長打力でも似た数字までは出せるかもしれないがそれすらなかなか厳しい印象を受ける。マイナーリーグの選手ということもありデータが極端に少なく判断困難だが、さすがに過去実績をみるかぎり現状ポジティブは予想しにくい。打順的にもレイノルズとシャイナーは6~7番が適任という感じ。本来2軍で育成しながら成長期待というのが理想だと思うが年俸的にもカープの陣容からしても考えにくい。主軸としては厳しい数字が予想され経験を積ませる・楽に打たせるという意味合いでは下位のほうが良いと思う。評価が低いのは現状段階では高い評価をできる根拠が見つからないからであり今後の成長次第なので気にする必要はない。まず1年目で来季に期待できる結果を残せるかどうか。

 

 

トーマス・ハッチ 契約金45万ドル+年俸85万ドル+出来高 ★★

 

選手タイプ 技巧派・先発

 

球速B(速い)

コントロールC-(良くはない)

実績C-(あまりない)

近年成績D+(メジャーでは厳しいか)

年俸C(妥当)

 

今年カープ投手の目玉だと思われる選手。平均球速は153キロ弱のようだが中継ぎでのもの。先発時でも150キロ超程度の数字は出ているがデータが少なめ。スタッツ的にはゴリ押しではなく打たせて取る技巧派ゴロPの傾向。先発として獲得したとの報。マイナーでは先発専門で育てられてきているのだが、特筆する内容・成績は見られず。過去実績的には来日外国人選手としては平凡の域から出ることはない。メジャーの成績をみても同じく平凡の域から出ることはない。スピンレートが優秀とのことだが欠点的にはストレートのようで総じて平凡の域。コントロールに致命的な欠陥はないがコマンド能力もあまりみられずアバウトな分布で試合は壊さないか程度。データ的にはそれなり。活躍もそれなり程度は見込める即戦力タイプ。成長が望めるかは不明だが動画ではもうそれなりに完成された感はある。どちらかというと打者レベルの落ちる日本でならもっと通用するかもという期待。ゴロPなので非力な日本人打者は有利に働きそう。アンダーソンの時にも触れたが致命的な欠陥はないが平凡感も漂いそれなり感まではある。★★と★★☆で悩むくらいに期待値はあるのだが過去実績が高評価を否定気味。データからエース級を望むには酷だが、ローテーションの1枚としてはアリな補強だと思われる。

 

 

テイラー・ハーン 契約金30万ドル+年俸60万ドル+出来高 ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B+(速い)

コントロールC-(まあまあ)

実績B-(それなりにある)

近年実績D(手詰まり感が)

年俸C(妥当)

 

平均球速153キロ程度の豪腕・中継ぎ。対左打者用の選手でターリーの代替選手。一応先発で育てられてきた過去もあるので可能ではあるのだろうが、イニングが消化できていないのと対右打者が怪しい傾向か。ターリーとは違いロングのリリーフはこなせそう。年俸面でも本命視されているハッチよりもMLBでの経験は豊富。分布は大雑把もデータほどそこまで悪くもない。近年成績が悪化しているのと力でのゴリ押し系での手詰まりや変化球(スライダー系)の精度/質に怪しい部分があるのがネック。データでも動画でも才能だけでやっているだけにも見える粗さ。ただサブ・保険程度の価格帯としては理解できる決して悪い補強ではないという印象。データから伸び悩みや手詰まり感は残るので場合によっては先発等も視野に入れいろいろお試しする価値はあると思う。この選手の性格・素行はわかりかねるが矯正/修正を受け入れるならば効果は期待できそうな選手。単調さや制球面あと変化球の精度・質向上ができれば面白いが、それが出来なかったからの日本行きという感じ。成績の手詰まり感からは才能がないというより耳を傾けるタイプの選手ではないかもという不安もある。データ上は即戦力で極端な修正等はないだろうが個人的には修正必須ぐらいの育成/素材型の印象で化けるかもしれないと期待しておく。下手をすると★☆~★★☆まですべての可能性がありそうな選手。

 

 

横浜DeNAベイスターズ

 

ローワン・ウィック 年俸80万ドル ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B+(速い)

コントロールC(まあまあ)

実績B-(それなりにある)

近年成績D(劣化する年齢)

年俸B-(やや割安)

 

平均球速153キロ程度の豪腕・中継ぎ。ストレート系に魅力があり変化球の質がイマイチというタイプ。コマンド能力もストレートは問題ないが変化球をイマイチ決めきれていない。ストレートのゴリ押しパワー系だがそのストレートもやや悪化してきているようで劣化の兆候か。2023年はマイナーのまま終了。過去ベイスターズの中継ぎ補強路線としては正攻法という感じ。ウェンデルケンやパットンなどが成功例。今季終了頃32歳になる年齢的にもデータ的にも劣化は出ている。現状どこまで通用するかがカギ。過去実績で言えば1ランク上の選手だったろうが去年の成績で日本行きか。去年極度の成績不振の理由はわかりかねる。先発転向案もあるようだが過去実績は中継ぎ・抑え専門なので出来る根拠はない。スタミナ面の不安が大きいしストレートのゴリ押し系には手詰まり無理がありそう。変化球も致命的な欠陥まではなくそれなりにまとまった選手。結論劣化との闘い。★★☆と★★で悩む程度。一昨年までの成績ならば★★☆だったのだが去年の成績と年齢とそしてスタッツも悪化しているのでさすがに強気にはなりにくい。完成されており峠も超えてもう伸びしろはないが致命的な欠陥もなく全く通用しないというタイプではないという点と中継ぎに専念するならばまだそれなりに成績は見込めそうということ、年俸もうまくまとめられている印象で普通にアリな補強。先発はおススメしないし根拠もなくどうなるかわからないので評価外。

 

 

アンソニー・ケイ 年俸80万ドル ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B(速い)

コントロールD(悪い)

実績C(普通)

近年成績D(伸び悩み)

年俸C(妥当)

 

平均球速151キロ超程度の豪腕・中継ぎ。ドラフト1巡目の伸び悩み枠。今年はウィックが加入しウェンデルケンと3人で中継ぎを争う形に。今年も枠は5(投手のみはダメ)のようでおそらく投手枠4そのうち中継ぎの枠は2ないし3、ウィックの先発案は当方的にはナシ。左腕であるケイは一応優位な形にはなる。スタッツ的にはウィックよりもコントロールに問題がありコマンド能力も怪しいという形。現段階ではウィックよりは魅力面では劣るが劣化も平行線状態で上振れもありえるか。球種別にみるとウィック同様過去のベイスターズ正攻法の補強という印象で悪くはない。制球については変化球が致命的ではないものの決められていない。スタッツ全般は悪くなく制球次第で成績向上すると思われ個人的には矯正/修正は必須なレベル。ただ過去の経歴や左腕で即戦力という立ち位置・重要性を考えると表立った矯正はなくそのまま使うと思われるのが心配。2軍に落ちるような状況なら矯正/修正はあるかもしれないがそれでは遅い気がする。球種で言えば分類上では近年カーブの投球数が少なくなり。変化球がスライダーのみで変化量・方向が限られるため絞りやすい。サイトによってはスイーパー表記されている旨も確認しているが、スライダーとして扱っているサイトもあり当方でもスライダーとしている。スイーパーは変化量の多い横スラという認識。チェンジアップやカーブの精度いかんだが球種を1つ増やしたい。データを見ても動画を観てもどうしても雑さアバウトさが気になる選手で完成度が物足りない・要矯正感が付きまとう。ウィックに劣化が見られるのとエスコバーの代替で左腕であるケイは優位なのに歯がゆい感。現状のままだと不安を感じるので評価は高くできず。素材型として育成矯正しながら使っていくのが正解かもしれない。左腕なので補強のポイントとしては普通にアリだが、成績が伴うかは微妙。データからも動画からも現状素晴らしい成績を残せる感じまではない。それなりで良いのなら。

 

 

アンドレ・ジャクソン 年俸100万ドル ★★☆

 

選手タイプ 豪腕・先発

 

球速B(速い)

コントロールC(まあまあ)

実績C(普通)

近年成績C(成長途上)

年俸B-(やや割安)

 

平均球速152キロ程度の豪腕。先発も中継ぎもできるが育てられ方とベイスターズの陣容から先発だと思われる。一応向き不向きで言えば中継ぎのほうが合っているかもと思うが素質を見るに先発で育ててみたいタイプ。先発がダメだったときは配置転換も視野に。結果は伴っていないが来日外国人選手としては1段上の選手という印象。結果が伴わない理由としては制球の問題かなと感じる。配球はわかりかねるが単調さも考えられなくはない。コントロールが極端に破綻している感じではないのだがコマンド能力がない感じ。ストライクは投げられるが狙ったところに投げる能力には疑問。大雑把・アバウト。どちらかというと力でねじ伏せるタイプで豪腕としているが変化球も特に欠陥になるようなものは見られず比較的使える範囲。あとはスタミナ面次第。制球では特にストレートで高めのボールが多くフライPの傾向もあり狭い横浜スタジアム向きではない。制球が安定すればフライ比率も落ち着くと思われその辺は矯正/修正が必要。持っているポテンシャルを考えるともう少し良い成績も望めそう。まだ粗削り状態でさらなる成長も見込めそうなデータがあるが、矯正/修正を受け入れる性格かはわからず。ベイスターズの投手補強は大当たりor大ハズレのギャンブル補強は少なめで育成前提も少なめ、実戦即戦力型でそれなりを見込める正攻法の補強。ジャクソンの補強も正攻法に感じ成功するかはわからないが理解はでき普通にアリな補強。

 

 

読売ジャイアンツ

 

ルーグネッド・オドーア ※年俸2億円/135万ドル ★☆

 

選手タイプ 中距離型

 

ミート力D-(ない)

長打力C(近年悪化の一途)

守備力D(守れなくはないが不安定)

実績B+(元スター選手候補)

近年成績D-(悪化の一途)

年俸C(もう少し高いとみる)※

 

かつてのスター選手候補。30歳手前にして来日という少し前までなら考えられないレベルの選手。その考えられない選手が考えられないほど劣化しての来日。テキサスを去った後近年は名前を見ることなく忘れていたがこのような状況になり来日。年俸について報知の報道で2億円とのことも個人的には要注意。巨人やソフトバンクの年俸報道は他球団に比べても信頼度は低く鵜呑みにはせず。反感を買わないためか過去より巨人の新外国人選手関連の年俸は安めに報道され出来高にも触れない印象。近年だとロペスその前にアンドリースそしてパーラなどアメリカ報道よりも安かった記憶。アメリカのほうが詳細な契約内容を報じていることが多いのでアメリカの誇張というよりも日本の報道(報知/巨人関係者)に疑問を持つほうが個人的には自然と思っている。一応報道日の換算で約135万ドルとのこと。中途半端な数字に感じるので鵜呑みはなしあくまで参考程度に。もう少し無理をした可能性のほうが高いとみる。選手スタッツとしてはかなり悲観的な劣化。才能だけでプレーしていたラテン系選手に見られるイメージ。ここから復活する姿を予想するのはかなり酷。たとえレベルの落ちる日本であっても期待値をあげるわけにはいかない。天狗になった選手が落ちぶれる時の印象も。この選手はMLB通であれば多くが知っているであろうレベルの大物。有名なのはホセ・バティスタとの乱闘(殴打)。当時22歳の若手がかつて2年連続ホームラン王になり前年も40HR打っていたスター選手と乱闘・殴打したという武闘派。成績的にはこの年がオドーアのピークでその後は悪化の一途、バティスタは故障や劣化もありこの年頃から急激に悪化した印象がある。走攻守のすべてにおいて劣化しておりその劣化が日本で耐えられるか次第。ストレートに強く変化球特にスライダー系に弱いタイプで変化球攻めで攻略できるタイプ。わざわざストレート系で勝負する必要もないしそのストレートも近年はそれなり程度。成績悪化からか年齢からか近年待ちをするようになったようだが成績は向上せず。ポジティブなところは狭い東京ドームにフライが多い選手という所か。低打率高ホームランがないわけでもないし成功するならこの形しか想像できない。が近年の成績を見ていると真っ向勝負を避けていたらおのずと限界は見えてくる。打率.200前後からせいぜい.200前半までで長打のほうに期待。原監督ならまず我慢できないと思うが阿部監督ではどうか?守備については基本はセカンド。データ的には凄く悪いわけではないがこちらも才能だけでプレーしていたツケか衰えと雑さが感じられるデータ。吉川との競争かあるいは外野か。セカンドで8917イニング守っているが外野は49イニングのみなので守れるかはわからない。大物なのは確かだか近年の来日外国人選手と比べても劣化/凋落具合はかなり悲惨なレベル。そして素行不良までは把握できていないが過去を見るとイメージ的に決して良くない。武闘派の性格もあって日本で真面目にプレーするかも疑問。走攻守・過去と悪い要素ばかりが目立ち復活がないわけでもないだろうがすべてが霞む状態。他球団ならわざわざ高いリスクを負う補強はしない避けるであろう巨人らしい補強にも見える。現状どんな感じなのか見てみたいけれど贔屓の球団には欲しくないかなという印象。

 

 

東京ヤクルトスワローズ

 

ミゲル・ヤフーレ 年俸55万ドル+出来高 ★☆

 

選手タイプ 技巧派・先発

 

球速B-(やや速い)

コントロールD(悪い)

実績C-(少しある)

近年成績D-(メジャーでは限界)

年俸C(妥当)

 

平均球速148キロ程度の技巧派先発。育成目的で獲得したようだがスタッツ的には既に完成形のタイプで即戦力に分類。ただしここからさらなる伸びしろには疑問のタイプ。過去スタッツをみる限りそれなりまでしかで多くは望めず限界を感じる。すべてにおいて平凡の域ないし平凡未満。制球のほうも微妙でこの手のタイプとしては悪いほうだと思われる。MLBとNPBとの力関係、もっと言えばAAAとNPBの比較で活躍を望めるかどうか次第。メジャー経験もある選手だがこれと言って取りあげる内容も見つからず。最低限完成はしている感じなので現時点で全く使い物にならないとは言えないがこれは使えるという要素もないという困った補強。オープン戦等で1軍レベル相手に通用しなければ今後も通用しないと考え開幕までにおおよそ結論が出ている可能性もある。育成で伸びしろがある前提で獲得しているようだが、その根拠は当方には理解できず。エスピナルしかりヤフーレしかり意味不明の補強の1つでスカウト陣も責任を取る気はなし。今回はケリン・ホセのような素人/子供騙しのレベルではないし現時点ではエスピナルより欠陥は少ないと考えられる分まだマシな印象だが、補強というよりは補充の印象を受ける。スタッツ的には1軍には遠い2軍感のある選手で戸田も投手不足で困窮しているので補充としては理解できるが、それならば本当に育成レベルや若手の選手でよく8000万円以上出しての目的は理解できない。こだわれば矯正/修正するポイントはたくさんあり時間も足りない追いつかない状態だと思われるがその価値があるかどうか。1軍に昇格して即戦力としてイニングイーターでそれなり程度活躍できれば十分。それ以上多くは望まない方向で。

 

 

ホセ・エスパーダ 年俸70万ドル+出来高 ★☆

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B(速い)

コントロールD(悪い)

実績D(ない)

近年成績C(成長中)

年俸D(割高)

 

平均球速150キロ弱の豪腕・中継ぎ。即戦力としてはまだ実力不足と思われる。少ないデータを見ても動画を見ても粗削りで雑な印象を受ける。完成感や洗練感はない。ほぼマイナーしか経験のない選手でデータも極端に少くわからない部分が多いのはご容赦を。ランナーのケアも含め投手の基本から制球力まで矯正/修正しなければいけなさそうな部分が多くあり、まず2軍で育てながらというのが基本線か。育成方針とのことでそれは良いのだが70万ドル出してまでの実績はなく魅力も余裕もわからず。良く言えば青田買いだが過去有望株だったりエリートでも全くなく年俸を勘案すると普通に意味不明な補強の1つ。支配下も育成しながらと明言しているのでしっかり育て上げられるかは本人の意識/能力とヤクルトのコーチ次第。ヤフーレは即戦力想定だが過去の新外国人選手と比較しても平凡未満/全般実力不足のデータ、エスパーダは育成素材型で即戦力としてはまだ実力はもの足りずだが今後の成長次第の未知数。未知数の割には他球団の1軍候補選手に近い金額を出しているヤクルトスカウト陣の責任問題がどうか。エスピナル(65万ドル)の獲得時に当方でも珍しいぐらいの酷評をしたが誰も責任は取らずだったため今年ダメだった場合は当然期待しておく。外国人投手争いでは一応ロドリゲスが優位かと思われ残り1枠をヤフーレとエスパーダの比較になると想定。どちらかというと矯正/修正のしがいがありまだ底を見せていない成績の分エスパーダのほうが優位か。ロドリゲス・サイスニードと先発が2枚いる中にヤフーレが入り込むのは難しいという想定もある。それならば負けパターンであろうと中継ぎの需要がなくなることはない貧弱な投手陣なのでエスパーダにも実戦で望みはある。この2人がどちらとも当たる可能性は非常に低いと感じる謎補強でどちらか1人でも当たればもうけものという感覚。むしろ2人ともハズれる可能性前提のほうが現実的だと思われる。

 

 

 

中日ドラゴンズ

 

アレックス・ディカーソン(ディッカーソン) 年俸50万ドル+出来高 ★☆

 

ミート力C-(まあまあ)

長打力C-(劣化で期待は酷)

守備力E(守れるかも怪しい)

実績B-(それなりにある)

近年成績D(独立リーグでも平凡)

年俸C-(過去の実績で)

 

選手タイプ的には打つ専門の中距離打者。獲得時に間違える人が結構いた じゃないほう のディカーソン。登録名はディッカーソンではなくディカーソンとのことでこちらで統一する。今季34歳になるシーズンで劣化は明らか。昨年は独立リーグでプレーをした。独立リーグの成績としても特段褒める部分はなくメジャーではもう通用しないと見るのが自然。年俸も安くなるはずだが昔はそれなりに活躍した選手で名前や過去実績での値段だと思えばまだ許容の範囲か。故障が多い選手だったようだが近年は劣化のほうで限界が来ている感じ。打撃のスタッツは多くを望まなければ案外見られるスタッツでそれなりまでは期待できそう。ストレート系に強く変化球にも最低限ついていけている。ただストレートへの対応が悪くなっているのは年齢によるものでこの傾向は止まらないと思われる。それとプル(引っ張り)が目立ち打球方向はおおよそ限られる。引っ張りの分長打力もあったのだがその長打力も劣化してきているようで多くは望めず。走攻守のうち走守を捨てた補強。守備面は年齢的にMLB時代よりさらなる劣化を考えるとパリーグDHレベルが相当と思われる。セリーグなので基本レフトと思われるが中日の外野陣は案外候補が思い浮かび優先度がわかりにくい。スタメン確約はなく競う形にはなりそうで打てないと厳しい。その他の起用法としては代打専門が相当か。ベテランで打撃専門守備に就くリスクを考えるとこの起用法もアリだと思われる。近年の成績から基本望み薄だが打撃が極端に弱い中日ならと思わせなくもない。が限界は見えている補強。50万ドル帯では仕方ない部分でもある。補強というよりは補充だが可能性や選択肢を増やしたことはアリだと思う。