それは突然のことだった。
朝、一緒にマンションを出るところをカメラに撮られてしまった。
急な出来事で事務所も大騒ぎ。
俺は一瞬気を抜いてしまった。
撮られないと余裕が生まれてしまったんだ。。
けどその余裕にこんなことになってしまった。
事務所に怒られ、メンバーにもファンにも辛い思いをしてしまった。
恋をするのはダメなのに、誘惑に負けてしまったんだ。
ーーー俺は優里奈と別れたほうがいいのかな?
週刊誌が出たある日の嵐の楽屋。
中にはメンバーがいる。
どんな顔で会えばいいんだろう....
ドアノブを掴む手が震える。
そんな時、後ろから自分を呼ぶ声が聞こえた。
「ーー相葉さん?」
後ろを振り向くとそこには松潤が居た。
『あ........』
「どうしたんだよ?入んないのか?」
『え......うん』
松潤は俺の背中をポンと叩いて楽屋のドアを開けた。
俺は中々顔を合わせずらかった。
すると.......
「二人ともおはよぉーー」
「おぉ、おはよーさーん!」
「おはよぅ!」
いつもと変わらない皆だった。
少し安心した俺は楽屋に入って座布団の上に座った。
やっぱり俺のいるところはここなんだなと思った時、
翔ちゃんが俺に声を掛けた。
「まぁ元気出せって、お前の気持ち重々分かるから」
『翔ちゃん.......』
今、慰められると泣きそうになる。
『ありがとっ....ありがとっ....ありがとっ』
「何何だよ~~」
『ぐす....翔ちゃん、抱き締めていい?』
「は、はぁ⁉何言ってんだぁ?」
俺は翔ちゃんの有無を言わさず強引に抱き着いた。
「おい、キモイって!やめろってーー」
翔ちゃんありがとっ.....
他の皆も気にしないでいてくれてありがとっ。
やっぱり嵐が好きだ。
けど.........優里奈とも別れたくないよ。
俺はどうしたらいいの?
今頃、心配してるだろうな.....
早く安心させてあげなくちゃ。
ーーそして収録は終わり、マネージャーの車で家付近まで着くとマンション下ではすでにマスコミたちが押し寄せていた。
マネージャーは裏の出口に行きそこで俺は車から降り、家の中に入った。
あの状況を見て、俺はやっぱりいけないことをしたのかな?
けど今は優里奈が心配だ。
あっちにもマスコミは来ているだろうし......
部屋の中に入り、俺は優里奈に電話をかけた。
〈.....もしもし?〉
ーーあ、出た。
けど、どこか暗い声だった。
《もしもし?そっちは大丈夫?
ごめん、俺がもうちょっと慎重になるべきだった。≫
〈ううん、そんなことないよ、
私は大丈夫だから心配しないで?〉
《......けどーー》
大丈夫って、声が変だよ.........
〈ねぇまーくん?〉
《ん?》
その時俺は優里奈から聞きたくない言葉を聞いた。
〈ーー私とお別れしてください。〉
《ーーえ??》
〈やっぱり私とまーくんは出会うべきじゃなかったんだよ〉
《な、何言ってんだよ......ねーーー》
〈ーーーさよなら........---------〉
プツッと電話が切れた。
そんな....嘘だろ?
そんな急に、言われたってーーー
俺はまた優里奈に電話を掛け始めた。
pururururu.......プツッ
《、ーーあ、優里奈ーーー》
《この電話番号は電源を切っているか..........》
ーーーなっ....
なんで、なんで急に......
ーーー優里奈っ!!!
何度も何度も掛けなおしても繋がらなかった。
こんな急に別れ話.....
頬からつーと大粒の涙が溢れた。
なんで.....なんで.......
俺は優里奈を守ってやることが出来なかった。
神様にもずーーーーーーと隣に居てくれるようにって願ったのに....どうして....
急すぎて全然呑み込めない。
急すぎるよ。
ねぇ優里奈。
俺はどうしたらよかった?
分からないよ君の気持ちがーーー.......
........俺のこと好き?
「.....好き..だよ?////」
この言葉は嘘だったの?