いつも休み時間になると楽しそうにお友達と話してる君。
俺は女子と喋る機会なんてない、ていうか
女子から喋りかけられたりしない。
まぁ変なのは自分でも同感する。
だから余計話すのも億劫になっていったのだろう。
でもそんな俺でも
喋りかけてきた物好きもいる。
「おーーい!!」
また来た.........
廊下にまで響くような大声。
俺は片手で耳を塞ぐ。
「来たよ~~遊ぼうぜぇ~~」
小学生みたいなやつだな、こっちが恥ずかしいよ。
トコトコそいつに近づく。
「よっ」
「............よっ」
俺は早々とこいつを連れて教室から離れる。
こいつは小学生からの幼馴染で、
俺とは真逆のタイプ。
皆と積極的に喋って友達も多い。
名前は相葉雅紀。
なんで俺なんか仲良くするのかわからない。
けど、嫌でもない。
「ねぇいつも思うんだけどさーなんで、俺がきたら教室離れんの?」
「別に、お前といると恥ずかしいから。」
「ーーなっ!いっつも一人でいるから遊んでやってんだろ?感謝しろよなっ」
「別に好きで一人でいるから」
「なんだよ~...正直になればいいのに~」
俺が教室を離れる理由。
相葉雅紀という人は学校の中でも人気でお馬鹿で面白いで有名な奴だった。
中にはファンクラブがあるらしく
女子には人気だそう。
原因はそれだ。
相葉が来ると注目度が一気に上がって
そいつが俺に話しかけるもんだからクラス中がざわざわする。
なんだよ、俺が喋っちゃいけねーのかよ.....
物凄く嫌悪感を感じる。
教室に居づらくなって屋上に行くのが毎回だ。
そこで相葉とキャッチボールしたり、色々話したりしてる。
話すのは大体相葉の方。
俺はただ聞いてるだけ。
相葉の片思い話をいっつも聞かされる。
「今日さー目、合っちゃったんだけどヤバくね!
どうしよーーねぇーどうしようーーー!!」
「.....うるせぇって」
めんどくせぇ.....
だから恋愛って興味ない。
極力片思いのままでいいと俺は思う。
自分の中のその人のイメージが違ったらどうすんの?
だったらずっと見てるだけでいい。
その方が楽だから。。
傷つかなくて済むし............