マネージャーの車でコンサート会場へ向かう二宮。
でも、心のなかはずっとそわそわしていた。
そんな二宮に気づかないわけもなく、
「ふふっ、どうしたんですか?そんなに皆さんに会うの楽しみですか?」
和「え?あ、いや........」
二宮は、座席にすっと隠れた。
ーー皆はオレのこと待っていてくれてるのかな?
*****
それから揺られること、一時間が経った。
「着きましたよ」のマネージャーの言葉に焦りを感じたが、心を決め、車を出た。
今年最初のコンサート会場は、久々の横浜アリーナだった。
二宮は、長い廊下を歩きながら思い思いにふけていた。
......ここ、久しぶりだな
まさか、こんな形で来ることになってしまうなんて......
皆には何て言おう。
自分の胸を触ると、ドキドキが身体中に伝わる。
今にも逃げ出したい気分だ。
でも、逃げないって決めただろ?
そう自分に諭すなか、4人の楽屋前へ到着した。
「では、開けますねー..........
おはようございます!」
と、マネージャーがドアを開ける。
二宮は、ただじっと耳を澄ませたーーーーー
雅「ーーおはよぉー!」
聞き馴染みの声。
智「おはよっ」
安らぐ声。
翔「おっ!おはよぉー!」
今日も元気な声。
潤「.............おはよっ、ニノ。」
松本の言葉にビクッとした。
.........いつにも増して優しい声の潤くん。
そこ声に安心したのか、ゆっくり目を開け、
メンバーを確認した。
そこには、4人がいる。
紛れもなく大事な大事な人達がいる。
それだけで涙が出てきそうだ。
皆はオレのこと忘れてなかったんだな。
嬉しいよ、それだけで........
今日はコンサート、待ちに待った大事な日。
でも、そこにはオレはいない。
出たかったな................