禁断の果実 @にぃにside | happysmile☆~笑顔の君に出会えてよかった~

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相葉さんへの好きに理由なんてございません。
全部が大好きなんです♡
智さん、翔くん、ニノさん、潤くんも大好きです!
結果.....嵐がこれからも大好きということです!(*´ω`*)















「――――――映画のチケット。」














とある一日の中、仕事の同僚の男性に呼ばれ、給湯室に行った。



雅「ん?…どうしたの?」


男性は何かぐったりしている。


相葉は心配して覗き込んだ。



すると、いきなり肩を掴まれた。


―――!?


「――お願い!これ、貰って?」


そう言う男性の手を見ると、握られてる一切れの紙が。。


雅「・・・・ん??」



そこにはくしゃっとなったチケット2枚があった。



雅「これ・・・どうしたの?」


「俺、、その日・・・どうしても残業を頼まれてて・・・彼女にも了承を得て何とか丸く収まったんだけど・・・これ・・・どうしようと思って・・・」


とチケットに目をやる。



雅「・・・うんっ」


「で・・・相葉にあげようと・・・」


雅「ほんと?…いつなの?」


男性は俯いて言った。


「・・・・・・・明日。」


雅「・・・・・・あ・・・・・ああああああ明日!!???」


びっくりしすぎて、腰が痛くなった。


――いてて・・・


「ごめん・・・捨てるにも捨てれなくて・・・」


相葉は男性の落ち込み様にせつなくなり、止むを得ずチケットを受け取った。


「・・・・え?」


雅「んじゃいいよっ、俺行くからっ」


「・・・ありがとうっ・・今度必ずお礼するから!…残業でも何でも、代わるから!!」


雅「いいっていいって!!」



笑顔で男性の肩をぽんとして、男性は給湯室を出た。







相葉はじっと受け取ったチケットを見つめていた。





―――どうしよう・・・明日って、いくらなんでも行く人限られてくるよな・・・



掴まる可能性も低い・・・



でもまぁ、電話してみるかっ。


と、手あたり次第友達を誘った。。でも、案の定中々皆空いてなかった。



だよなぁーーー、受け取ったはいいものの、捨てるにももったいないし・・・




んーー捨てるしかないのか?…でも、せっかくくれたんだから・・・







考えていても何も決められず、一日が経ち、当日になってしまった。




俺はベットの上でうなだれた。



やべぇ・・・どうしよう・・・誰か、誰か一緒に行ってくれる・・・



すると、相葉は何かを思い出した。




2枚・・・ただ見るだけだからいいか・・・一応言ってみるだけ・・・・



そう思い、一階に下りた。




下りてみると、洗面所に明かりが見える。相葉はチラッと見ると、、


『妹』が歯磨きをしていた。


髪ボサボサで、パジャマ姿で、目がうつろで・・・



ちょっとドキッとした。



―――こんな姿も見れないんだなって、寂しくなった。



だから、最後にと勇気を出して『妹』に言った。




――――でも、緊張しすぎて会話の部分ほとんど覚えていない。



俺、大丈夫だろうか?顔引いてないか?


普通に喋れただろうか?




でもOK貰えたことはなんとなく覚えている。



俺はトイレに駆けた。



深く溜め息をついて、小さくガッツポーズをした。



俺の心は予想以上に嬉しいようだ。



嬉しくて、今叫びたいくらい・・・。



でも、「よっし!」と小さく呟いた。




――初めてだよな・・・一緒に出掛けるの・・・


小さい頃はあったけど、中々出掛けるタイミングもなけりゃ、もうその頃には・・・・・





急に顔が熱くなった。





いやっ、兄なんだから・・普通に・・普通にしよう。



でも通行人は俺らが兄妹とか知らないんだよな・・・そう思うと口元がにやけた。




映画見終わったら、食事でも誘うか・・・これは普通だよな?



――なんか何が普通か分からなくなってきた。全部が全部イケない事みたいな・・・。




トイレであれこれ考えてると、コンコンとノックをした父が話しかけた。



父「おい?誰か入ってるのか?」


その言葉にビクッとして慌てて出た。


雅「ごめっ――父ちゃん!」


父「なんだっお前か・・」



代わって父はトイレに入った。




洗面所にはすでに『妹』はいなかった。



母に聞くともう学校に行ったとのこと。



母「雅紀も早く行きなさい!!」


雅「はーい・・・・あっ!母ちゃん!」


立ち去る母に声を掛けて振り返った母。



母「なーに?」


雅「今日さ・・・帰るの遅くなるねっ!」


母「あら?いつものことじゃない?」


――あ・・そうか・・いつもは残業とか・・・でも今日は―――。


雅「ううんっ残業とかじゃないんだっ」



母「・・・そうなの?」



雅「・・・・『妹』と出かける」そう勇気を出して言うと母は顔を変えずに言った。



母「――そう?なるべく早く帰ってくるのよ?…悪い所には出歩かない様にっ」



そう言われちょっと心がほっとした。



雅「ははっだいじょぶだよ!…映画を見るだけだから!」


母「そうねっ」


雅「あっ、食事は食べてから帰るからっ」


母「うんわかったっ…気をつけて行って来てねっ」


雅「―――うんっ」






そう言い、俺は玄関を開け外に出た。






―――はぁーー、妙に緊張した。




まぁ考えてみたら、普通に言えばよかったんだもん。そんな気張らなくても別に変に考えることなかったな・・・・




心に余裕ができて、心に隙間が生まれた。





―――俺の考えすぎだった。




『妹』と出かけることで頭が一杯になってたけど、普通は『妹』と出かけるなんて普通だよな。




もう、頭の中がイケない事だらけで・・・何か言うと母ちゃんは疑うんじゃないか・・・




話すだけでダメなんじゃないか・・・そればっかり。。




―――よしっ!!と両手でほっぺを叩いた。







ちょっと落ち着いて来たから今日一日普通に過ごせるかな?






『妹』に毎日変な感情に囚われすぎだったんだ。






『妹』は『妹』なんだ、何も変わんない。だから、俺も何も変わる必要がない。




普通にしとけば何も疑うこともない。




遅いけど、やっとわかった気がした。





俺の心が前と比べて楽になったと紛れもなくそう思い始めた。。。





『好き』っていう思いは変わらずその上に『安心』が加わったことで俺の中で『妹』に対する思いが






『独りよがりの恋』というより『普通の愛情』として変わった気がした―――――。。。