あっという間に放課後。。。
急いで準備して図書室に行こうとしたとき、美術部の先輩に呼び止められた。
――もう・・・忙しいのに・・・
「お前、、どこいくの?」
『どこって・・・・・図書室に・・・』
「ふーん・・・で、来るんだよな?」
『・・・・・・・え?』
「・・・え?じゃねぇだろ・・・週に一度は部活があるって言っただろ!」
『・・・・え・・・今日・・・だった・・??』
無言で頷いた。
それに無言のプレッシャーにやられ・・・・
美術部に来てしまった。
あぁ!なんで今日なの??…どうしよう・・・先輩待ってるよね・・・
2回も待たされちゃ先輩でも怒るよね・・・ていうか・・・
呆れて帰っちゃう・・・・
―――やだ!!!
『すいません!!!』
ダビデ像を見て皆、書いてた時、バッと立ち上がった桃花。
先輩が振り向き「どした?」と言った。
『あの・・・・来週ちゃんと行くんで・・・今日は・・・』
「ん?何か用事か?」
『いや・・・用事っていうか・・・』
何て言えば・・・
『――お願いします!…抜けさせてください!!』
美術部も大切だけど・・・
私はやっぱり、、櫻井先輩の方が・・・・
「・・・抜けるって急に言われてもなー・・・」
考え込む先輩の元、後ろからゆったりとした声が聞こえた。
「――いいんじゃない?」
ん?と皆振り返ると、机に隠れて分からなかったが、
椅子を並べて寝ていた大野先輩が、起き上がって背伸びをした。
あ・・・大野先輩・・・
実は初めまして・・・なんだよね・・・
「でもなぁー・・・」
智「いいじゃん!…君なんて言うの?」
『えっ?…あ、、桃花・・・近藤桃花です・・・』
智「桃花ちゃん・・・・可愛らしいねっ」
『あ・・・ありがとうございます・・・』
あれ?櫻井先輩に言われた時とドキッとはしなかったな・・・
智「桃花ちゃん・・いいよっ行って?」
『え・・・でも・・・』
智「用事があるんでしょ?」
『あ・・・えっと・・・はいっ・・・』
「そうなのか?」
どうしよう・・・嘘ついちゃった・・・
でも先輩が待ってる・・・。
大野先輩は後押ししてくれて私を行かせてくれた。
私は大野先輩にお礼をした。すると、
ふにゃっと笑って、「いってらっしゃい!」と手をふりふりしてまた椅子に寝た。
これが初めてなんて・・・もうちょっとマシな会い方がよかったけど・・・
今はそんなこと気にしてる場合じゃない!!
先輩が待ってるから、早く行かなきゃ!!
智「・・・・・・ふふっ」
****
図書室に到着して予定より、遅くなってしまった。
どうしよう・・・いますように。。
目をつぶり、ガラッと開けると、
愛しい声がした。
翔「おっ、来た!今日も遅かったね!」
目を開けると、椅子から立ち上がってにっこり私に笑いかける先輩。。
居てくれた・・・それだけで嬉しい・・・
翔「どした?こっちおいでよ?」
くいっと手を手招きした。
桃花は近くに行き、先輩は椅子を引いてくれ、「どうぞっ」と言った。
『すいません・・』と言い、椅子に腰を下ろした。
翔「じゃ、始めようか?」
とぺらっと教科書のページをめくる。
『・・・・・・・・・はい/////』
****
勉強会を始め、10分が経った。
翔「―――分かった?」
先輩は勉強するとき、眼鏡かけるんだ。。。
翔「・・・・・ん?桃花ちゃん?」
わ・・・目綺麗・・・・ずっと見て居たい・・・
翔「・・・・・・」
すっと眼鏡を取った先輩。
――あれ?
翔「どうしたの?…上の空だね・・」
『あ・・すいません!!えっと・・・どこでしたっけ??』
すると先輩はふーと息を吐いて一言言った。
翔「少し・・・・喋ろっか?」
『え・・・・・・』
翔「・・・今日、遅かったよね?…何してたの?もしかして・・・・寝てた?」
『えっ!?違います!!あの・・・その・・・今日、美術部に行く予定で・・・』
翔「えっ!?…そんな大事な・・・」
『でも・・・先輩と約束してたし・・・私が忘れてたのがいけなかったんです・・・・』
翔「・・・桃花ちゃんのせいじゃないよ?…そんなことだったらまた今度にするのに――」
『――ダメ!!』
私の一言にびっくりして言葉が詰まってしまった櫻井先輩。
あ・・・大きな声出しちゃった・・・フォローしなきゃ・・・
『い、今・・今会いたいんです・・・』
少し黙ってしまった。
――どうしよう・・・黙っちゃった・・・。
すると、
翔「そんなに・・・・・・・
勉強が好きなの?」
――――えっ!?
翔「ごめん・・・知らなくて・・・よしっ、今日はめっちり教えるね!」
とシャーペンを取り、ノートに書き始めた。
え・・・え・・・先輩・・・そういう意味じゃ・・・
ほんとは・・・先輩に会いに・・・
翔「どうした?さっ、やるよ!」
初めて知った・・・。
先輩って・・・天然な人だったの?
ドキドキが余計にドキドキしちゃった・・・。
ずるいよ・・・先輩・・・・
もっと好きになっちゃうよ・・・・。
続く~~