関内 風花
最近、仕事があまりにも多忙なので、新規開拓をしないで同じ店を巡回していることが多い。
時間が無いので、リスクは冒せない。
こういう時はついつい、計算できる確実な店に行こうとしてしまうのだ。
疲れが溜まるので、マッサージがきちんとできる店に行く傾向が自然と強くなる。
もちろん精神的にも癒されたい。
仕事で横浜方面に行く事が多いが、都内に戻るのはちょっと遠いので、終電という時間的な制約が私をいつも苦しめている。
そういう時は顕著に保守的になる自分が居る。
梯子をする時間が無いから、失敗すると取り返しがつかないという心理が働くのだ。
自分の過去のエステに行くパターンを分析すると、時間的に余裕がある時は冒険心が働いて新規開拓をしていることが多い傾向がある。
そういう時はブログの更新頻度も高い。
自分にとって新規店は、気持ちも新鮮だから、スラスラと体験レポを書いているようだ。
しかし、新規開拓しても、約80%くらいは一度だけで終わることが多い。
話題になっているからと、一度は行ってみたりするが、内容の伴わない店も多いのも事実だ。
ネットの世界では、実際には小人数なのに、沢山の人が賛同しているように見せかけることもできる。
意外と話題にならない店が、本当に良い店だったりする。
そんなだから、新規開拓してから直ぐに2回目に行くというだけで、実は凄いことなのだ。
良店という証拠でもある。
アジアンエステは星の数ほどあるが、店選びはその時の気分に一番大きく左右される。
仕事で強いストレスを感じると、刺激を求める傾向もあるようだ。
同じ店に行く頻度もまちまちだ。
月に一回ぐらい定期的に行く店もあれば、数年に一度位しか行かない店もある。
僅か2カ月で20回位行って、すっかり飽きてしまった店もある。
密着は飽きてしまって、結局はマッサージの上手なところに通う頻度が増えている。
私は日ノ出町から伊勢佐木モールの方向に歩いて、風花(かぜはな)の看板を見つけた。
とても懐かしく感じた。
私が以前この店に入ったのは、もう6年も前のことだ。
以前は薄暗く怪しい雰囲気の中で、健全店という不思議な店だった。
健全店の割にマッサージはイマイチだった。
際どさも無かった。
ただし小姐はなかなか可愛かった。
キャバクラ的な雰囲気の強い店だったように思う。
しかし6年も経てば店の経営も代わっている可能性もある。
私は突撃してみることにした。
店に入ると、6年前とは全然違っていた。
ママさんは代わっていなかったが、店は改装されて綺麗になっていたのだ。
女の子は全員塞がっているようで、ママが担当になるということだった。
カーテン仕切りに案内されて、紙パンツを着用した。
風間ルミに似たママは、マッサージの腕前は確かだった。
70分5Kというのも安い。
私は前回と印象が違うので驚いた。
延長したら、新人の小姐に交代した。
若い中国人女性は可愛い顔をしていたが、マッサージはイマイチだった。
やはりママさんは実力派、女の子達は容姿重視のようだ。
お上の厳しい横浜で営業を続けているということは、超健全ということを意味している。
そして、長年営業できているのは、このママさんの力量によるところも大きいだろうと思った。
私は、1週間後にママを指名して3度目の突撃をした。
前回は中6年だったが、今回は中6日だ。
彼女は私の再訪を喜んでいた。
疲れた身体に彼女のマッサージはよく効いた。
70分5Kだと申し訳無いような気がしたので、またしてもオイルで延長してしまった。
駒込 鑫利(その4)
昼休みに食事に行こうと職場を出たら、すぐ近くの階段にお年寄りの女性が腰かけていた。
あまり人が座るような場所でも無いし、お婆さんの身体が傾いていたので、私は心配になって
「大丈夫ですか?」
と声をかけてみた。
お婆さんは私の声に反応して、笑顔で受け答えしていた。
散歩していたら、疲れてしまったそうだ。
もう少し、座らせてくれというので、私はもちろん快諾した。
私は老人が転んだのかと思っていたが、そういう訳では無さそうなので、ちょっと安心した。
彼女は声をかけてくれたのが嬉しそうだった。
食事が終わって、戻った時にはお婆さんの姿は無かった。
私は周辺も見廻したが、居なくなっていた。
無事に家まで着いたのだろうと思った。
日本では、別に何て事無い出来事だ。
ブログに書くことでも無い。
泣いている子供や、困っていそうな老人に、とりあえず声をかけてみるというのは大切な事だと思う。
しかし、これが中国となると事情は違ってくる。
中国人は、転んだ老人は助けない。
声をかけることもしない。
いや、助けてはイケナイというのが正しいのかもしれない。
ネットのアンケートでも、助けると回答したのは僅かに4%だ。
多くの中国人は、転んだ老人を離れた所から見ているだけで、関わろうとしない。
中国人はそんなに冷たいのか?
そんなはずは無いだろう。
と思う人もいると思う。
中国人だって、内心は助けたいと思っているかもしれないが、決して行動はしない。
関わるとロクな事が無いからだ。
実際助けて病院に送り届けた人は、後で酷い目に合う可能性がある。
日本人には理解不能な思考だ。
5年前、南京の路上で転んだ老人を見かけた彭宇さんという人は、助け起こして病院に運んだ。
見ず知らずの老人だったが、人として当たり前の行動だ。
しかし老人は、自分を助けてくれた彭宇さんに向かって
「お前が突き飛ばしたから、転んだ。」
と主張して、逆に損害賠償を求められた。
酷い言いがかりだ。
裁判所は、突き飛ばした証拠も無いのに、
「本当に正義心があるなら、老人を助ける前に犯人を捕まえるはずだ。」
と老人の主張を認め、彭宇さんを犯人と認定し、8万元弱(約100万円強)の支払命令を出した。
もう滅茶苦茶な話だ。
中国で100万円と言えば、凄い大金だ。
善意の人は大損をするのが、中国社会とも言える。
この事件が中国人社会に与えた影響は大きいようだ。
信用危機の中国社会のモラルを更に低下させることになった。
もはや転んだ老人を助け起こすことすら、できなくなったのだ。
私もこの事件を知って以来、大陸中国に行くことが嫌になった。
中国人も信用不信社会で生きるのは、大変だと思う。
私は駒込の鑫利に最近よく通っている。
以前はシン利と表記していたが、ゴルさんが金三つの文字を使っているのを見て、その漢字を使わせてもらうことにした。
ここのママさんのマッサージは、疲れた私にはよく効いた。
今回もママさんで入ることにした。
ママさんは上海出身で、交友関係が広いようだ。
この店は、日本に暮らしている上海女性達の溜り場にもなっている。
この日は、上野で中華料理を経営している50代くらいの女性が、自分の店の料理を持って此処に遊びに来ていたようだ。
私も中華料理を薦められた。
このオバサンは私の事を気に入ったらしく、マッサージ屋の客である私に、やたらと話しかけてきた。
昔から、なぜか私はオバサン受けが良い。
私がママのマッサージを受けていると、中華料理女性も乱入してきて、私の身体をアチコチと触りだした。
やがて大事な所も弄られた。(笑)
ママもそれを見て笑っている。
オバサンはやりたい放題だ。
店には他にも上海出身の中年女性が居て、楽しそうに話をしていた。
皆、テンション高く上海語を話している。
私はその光景を見て、中国に居る中国人より、日本に住んでいる中国人の方が生き生きとしているような印象を持った。
彼女達は日本の社会に溶け込んで、それぞれ店を経営したりして経済的な基盤もあるようだ。
同郷のよしみもあるだろうし、一緒に外国で商売をしているという連帯感もあるのだろう。
中国人の人間関係は、利害関係のみだとよく言われる。
とにかく他人にはとても冷たい。
ニコニコして笑顔で自分に話しかけてくる人は、自分の事を騙そうとしていると考えるのが中国人だ。
彭宇事件の本質もそこにある。
しかし日本に来ると、中国人は日本の信用社会にすぐに馴染むようにも思う。
中国人は適応能力がとても高い。
来日した方が、中国人同士は真の友達ができるものかもしれない。
人の本来の優しさを取り戻すようにも感じる。
私はそんな風に思いながら、店を後にした。
何かとても清々しいような気分になった。
蒲田 癒し工房(その2)
私はエステ店の体験レポートを書くに当たって、なるべく客観的に公平に書くように心がけている。
ダメな店でも良い所は書くようにしているし、店に点数をつけることもしていない。
アジアンエステと言っても種類も多く、健全店もあれば女の子が服を脱ぐ店もある。
足裏マッサージと回春マッサージや密着店では比較にならないし、点数のつけようも無い。
私が重視しているマッサージのみに点数をつけることは可能だが、アジアンエステ店の良さはマッサージだけでも無く、女の子の癒し度、接客、店の雰囲気、値段やその他のサービス内容によって総合的に判断すべきだと思う。
そもそも、女の子に点数をつけるのも失礼な話だ。
だから要望はあっても、私は店に点数は今後も付けないと思う。
その代わり、優良だと判断した店は、このブログのリンクに加えている。
選考は厳格にして、更に優良店が現れたら入れ替えている。
足裏マッサージ店もあれば、悶絶回春店もある。
国籍も偏らないようにしている。
タイ人店もあれば中国人店、日本人店もある。
店を見極めるというのは、何度も行かないといけない。
たまたま担当になった女の子が施術も接客も優れていたけど、他の女の子が著しく劣るようでは、店としての力量が低いと判断せざろう得ない。
私は蒲田の癒し工房が、値段が安い割にマッサージもしっかりしていて、女の子も雰囲気が良く、しかも際どさまであったので気に入って通うことにした。
良ければリンクに加えようと思った。
2回目の突撃は残念な結果だった。
小姐は無愛想な感じで、やたらと単価の高いリンパを薦めてきた。
ぶっきらぼうで、笑顔の無い人だった。
60分4.8Kの安いコースで入ったのが悪かったのだろうか?
私は彼女の機嫌の悪さをそう思っていた。
しかし延長してリンパをやってもらったら、前の女の子より全然際どかった。
彼女はリンパを受けたい時に指名することにしようと思った。
3回目の突撃もまた彼女の担当だった。
女の子は4人が稼働しているとして、二回連続で当たる確率は1/4×1/4で1/16だ。
これはまだ偶然の範疇と言えるだろう。
数日後、4回目の突撃でも担当は彼女だった。
これで同じ女の子が三回連続は1/64の確率だ。
全員制覇を狙う私に暗雲が立ち込めた。
いくら私が同じ時間帯で入っているにしても、これは変だ。
この時、ようやく私はあることに気が付いた。
他の小姐は指名されていたのだ。(笑)
やはり、彼女の無愛想は客から敬遠されていたようだった。
フリーで入ると、彼女に当たる可能性が高くなるのはその為だ。
こういう激安店は、フリーで入るものだという先入観があった。
客も多いし、かなり事前に予約しないと待ち時間が多くなる可能性が高い。
しかし彼女以外を指名するというのも、本人を前にしては言いづらい。
とりあえず、私は三度彼女の担当になった。
「また会ったね。」
と言うと、彼女は笑っていた。
笑顔は初めて見た気がする。
それは意外と可愛いかった。
見慣れたせいもあると思う。
しかしすぐにまた不機嫌そうな表情になった。
私は気が付いた。
彼女は機嫌が悪いのではなく、それが地顔だったのだ。
結局、彼女のペースになってまた延長してリンパをしてしまった。
延長料金の単価は高い。
私はその後、この店をリンクに加えることにした。
今度は時間帯を変えて、彼女の休みを見計らって行こうと思う。
赤坂 悠悠
短いメールで私に質問をしてくる人が居る。
「お前は家で奥さんとセックスしてないだろ?」
とか
「奥さんが居るのに回春店に行くなんて、馬鹿じゃないの?」
「本当は奥さん居ないだろ?」
という内容のものも最近は多い。
見ず知らずの人から、失礼な質問をする人は相手にしないようにしている。
そもそも、そんなことを答える必要も無い。
よく言えば、私に異常に関心のある人は多いようだ。
私の奥方は、出産後一段と感度が良くなったようで、体位によってはイキっぱなしになってしまうようだ。
男には想像できない位、凄いらしい。
女は一度、そういう体験をしてしまうと、麻薬患者のようにまた求めてくる。
その時はクタクタになっても、射精が無い分ダメージも少なくて、ゾンビのように切りが無いのだ。
新婚当初より、回数は増えた。
私も、もちろんそれだけ感じてくれれば充実感はあるのだが、だからと言ってアジアンエステ通いを止める訳でもない。
全く、別物だからだ。
アジアンエステに行かない人には、そこが判らない感覚だと思う。
「昨日は奥方とたくさんしたから、今日は回春店に行こう。」
ということになる。
精力が無ければできないことだが、まだ私にはそれ位の体力は残っている。
仕事と家庭とエステ通いとブログをこなしている私は、赤坂の阿里山で足裏マッサージを受けた後、新規開拓の徘徊をした。
足取りは軽かった。
基本的に私は歩いて看板を見て、突撃することが多い。
悠悠という店を発見してから、私は携帯で店のサイトを見た。
値段は60分8Kのようだった。
私は電話すると、すぐに入れるということだった。
店は広めで、なかなか綺麗だった。
感じの良い女性が受付をしていて、私は8Kの料金を支払った。
個室に案内されると、30代後半と思われる中国女性が担当になるようだった。
ホームページには若い小姐ばかりだったが、実際は違うものだ。
施術は全裸(もちろん私が)で、なかなかマッサージも上手かった。
私はこの女性で結局良かったと思った。
全く文句の無い内容だった。
しかし時間の配分が悪かった。
60分だとうつ伏せしかやらないのだと言う。
彼女は終始にこやかだったが、延長の時だけはズルイ中国人の顔になっていた。
玉を揉まれながら延長を求められれば、男なら大半は応じてしまうと思う。
結局、30分5Kを私は支払った。
しかし今回はお金を支払っただけの価値があった。
仰向けの回春技はやけに巧かった。
エンドレスタイムも顔負けの技術だ。
かなり焦らされから、討ち取られた。
凄い快感だった。
やはり受け身の方が感じ方が強い。
これで、最終的に90分13Kならお得だと思った。
その夜、案の定、奥方は求めてはこなかった。
まだ昨日の余韻が残っているらしい。
しかし余韻が冷めたら、また徹底的にしないといけない。
翌日と翌々日、私が抜きなし店に行ったのは、家庭円満の為でもある。
日ノ出町 いやしの泉(その4)
連休になって小学生の息子と一緒にいる機会が増えた。
公園でサッカーをして遊んだり、日が暮れたらwiiをしたりして楽しんでいる。
普段は一緒に居る機会が少ないので、こういったコミュニケーションを取れる時間は貴重でもある。
息子にとって、私はいつも笑顔の優しいお父さんで、一緒に仮面ライダーごっこで遊ぶ仲間でもある。
自分がまだ出来ない車の運転をすることができて、まだ学校で習っていない漢字も沢山知っているし、何より自分よりも数段足も速い。
息子は私のことを途轍もないスーパーマンだと思っているようだ。
腕力の強いお父さんは、息子にとって怖い存在でもあり、言うことを聞かない時に家族が発する
「お父さんに言いつけるよ。」
は息子にとって最も恐れている言葉でもある。
たちまち言うことを聞くようになるらしい。
優しく接しているだけなのに、私は子供にとって、頼もしくもあり、怖い存在になっているようだ。
それは私が幼い頃父親に抱いていた感情と同じものなのかもしれない。
先日、ちょっとした事件が起きた。
息子が泣きながら家に帰ってきたのだ。
私はどうしたのか訊いてみた。
彼は小さな肩を震わせて、大粒の涙を流しながら、興奮した様子だった。
息子は知らない男に頭を叩かれたのだという。
その言葉に私はショックを受けた。
子供同士の喧嘩ならば、もちろん私は干渉するつもりは無い。
子供は子供の世界があるのだ。
しかし、今度の相手は大人なのだ。
殴った相手は、年配の男性で、服装の特徴なども息子はよく覚えていた。
私は息子を落ち着かせて、話を聞いた。
どんな理由があるにせよ、家の近くで、子供の頭を叩く輩が存在するというのは信じられなかった。
私に怒りの感情が沸き起こり、男の後を追うことにした。
まだ遠くには行っていないはずだ。
「お父さんが、そいつをぶっ飛ばしてやる。」
普段が優しいお父さんの勇ましい言葉に、息子は驚いていたが、目を輝かせてもいた。
いつの間にか泣くのも止めていた。
私達親子は一緒に家を出て、男の後を追った。
男と遭遇したら、私はまずどういうことなのか説明してもらうつもりだった。
まさか問答無用で殴りつける訳にもいかない。
子供の言うことだし、相手の言い分も聞かなければ公平ではない。
まずは何が起こったのか、真実が知りたかった。
息子の話によれば、男は大きなショッピングカートのような物を引いていて、前を歩く息子を無理に追い抜こうとして接触したようだった。
その時、
「どけ!邪魔だ。」
と息子に言ったらしい。
子供だと思って、馬鹿にしたと息子は主張していた。
それが事実なら、何とも情けない輩だ。
歩道が狭い所があるので、接触したのはおそらく事実だろう。
しかし息子が先に何か余計な事を言っていた可能性もある。
大人でも自分に不利な事はなかなか口に出せないものだ。
それでも、小学校低学年に口論をして殴るとは、なんと大人げない奴なのか。
その受け答えの仕方によっては、羽交い締めにでもして現行犯逮捕してやろうと思っていた。
しかし必死の捜索も空しく、私達は男を捕まえることはできなかった。
路地が多くて、何処に行ったのか判らなくなった。
私達は追跡を諦めた。
これで良かったのか悪かったのか?
それでも息子はお父さんが味方になって助けようとしてくれたことに、満足しているようにも見えた。
日ノ出町のいやしの泉のケイコさんから営業電話の着信があったので、私は子供が寝静まるのを待って、日ノ出町まで足を伸ばした。
営業だと判っていても、悪い気がしないのは男の性だと思う。
しかし彼女はよほど店が暇なのか、片っ端から電話しているらしく、私の事は覚えていたが、電話したことは覚えていないようだった。
つまり顔と名前が一致していないのだと思った。
違う女の子に付けられそうになったので、私はケイコさんに代わってもらった。
彼女の個人的な営業では無く、ママ代行として私に店に来させる事が目的だったのかもしれない。
これは、ちょっとがっかりした。
彼女の施術はマッサージレベルも高く、リンパも際どく、やはり満足できた。
ママさんは暫く日本に戻らないので、暫く代行ママを続けるらしい。
中国では日本の放射能汚染の実態が深刻で、管内閣は隠蔽しているという報道ばかりで、子供を持つ母親は日本に戻る事を躊躇しているらしい。
確かに管内閣は無能で無責任なことには間違いないが、少なくても中国政府から隠蔽という批判は受けたくはない。
この店のママさんも子供がまだ小さいようなので、日本に戻ることを延期しているようだった。
子供を心配するのは、何処の国に居ても同じことだ。
私も、昼に子供の事件があったばかりなので、ママ代行の話に頷くだけだった。
しかし私がそのママさんの父親なら、農薬や毒物ばかりの中国の食べ物を恐れて、子供は早く日本に連れてきたいと思うだろう。
中国人はテレビのニュースの事は過剰に反応するけれど、意外と身の回りの日常に危険が多い認識が薄いのかもしれないと思った。
池袋 こまち整体院(その16)
私は歴史好きで、電車移動中に本を読んでいることが多い。
歴史小説の世界に没頭していると、その歴史上の人物に感情移入してしまい、その時代に居るような錯覚すら感じることがある。
実に楽しいひと時だ。
私は甲斐源氏の武田家の家臣だった馬場信春が特に好きで、彼が戦死した長篠の古戦場にも二年前に行ったことがある。
彼は武田信虎、信玄、勝頼と三代渡って武田家に仕えた名将で、信玄の時に才能を見いだされ抜擢された。
家中から絶大な信頼を得ていて、主な戦いには全て参加した彼も、信玄の死後は息子の勝頼には疎まれたようだ。
今の世の中でも、社長が息子に交代したりすると、先代の功臣達が左遷されてしまうことがよくある。
便利な世の中になっても、人の信頼関係は今も昔も変わらないものだ。
「俺達のおかげで、今の会社があるのではないか。」
は若い社長には一切通用しない。
過去の栄光はリセットされ、要はこれからの新しいビジネス展開に対して、どう役に立つかだけが問題なのだ。
構想から外れれば、リストラという厳しい現実が待っている。
普通の人なら腐ってしまうこともあると思う。
しかし馬場信春の凄いところは、その自分を疎んだ武田勝頼を戦場から離脱させる為に、自ら犠牲になって戦死した。
実にあっぱれな侍だ。
その時代によって人の生き方や価値観は違う。
侍ならば主君への忠義の為に生き、戦場で華々しく散ることが名誉なことだったはずだ。
馬場信春は、敵将の織田信長からも激賞された。
彼は絶望的な戦場に踏みとどまった時、自らを抜擢してくれた信玄の事を思い浮かべていたと思う。
私は実際に史跡を歩いてみた時、そんなことを考えていた。
馬場信春がもしツイッターをやっていたら
「これが、拙者の最期のご奉公。」
なんてつぶやいていたかもしれない。
今の中国人や韓国人が放射能報道でパニック状態になって自国に逃げ帰った様は、武田家が滅亡した時の家臣団の雪崩のような裏切りの様子によく似ている。
武田家臣の大半は織田信長に寝返って、武田勝頼は僅かな兵と共に天目山の露と消えた。
日本からこれだけ沢山の外国人が一度に逃亡した例はないのではないだろうか。
私は久しぶりにこまち整体院を訪れた。
担当になったのは、桃ママ。
久しぶりに施術してもらうことになった。
彼女は震災後も全く休まずに、店を営業していたようだ。
「私はどんなことがあっても日本に残る。」
とも言っていた。
よほど日本が好きな人のようだ。
その施術は抜群で、やはり凄かった。
マッサージそのものも、ここ数年で私が首都圏で受けた全てのマッサージの中でベストの内容だったと思う。
おそらく、東京広しといえども、彼女の右に出るものは現役では居ないと思う。
そしてリンパも凄かった。
常連も飽きさせないように、毎週のように違う技を繰り出すのだから、私も痺れた。
私は彼女のハキハキとした受け答えと、その笑顔を見て、つくづく本当に素晴らしい女性だと思った。
癒し度は抜群で、私にとって彼女は高嶺の花的な存在だ。
彼女は日本の歴史にも詳しい事が判った。
大河ドラマはよく観ているらしく、山本勘助も知っていた。
私は彼女の中に、馬場信春を見たような気もした。
ひょっとしたら、在日の中国人の中で、彼女は一番武士道精神がある人かもしれない。
蒲田 康楽
最近はついてないことが多い。
ガラスに顔をぶつけて怪我をしたことは既に書いた。
他にも、一生懸命に書いた4月13日のブログが何者かによって削除されてしまった。
今までも検閲に引っ掛かって、表示が出来ない記事は沢山ある。
しかし今回は、記事そのものが削除されてしまった。
しかも、ログインしてから削除された形跡があるのだ。
削除は管理者権限によってされた可能性が高いが、これはちょっとショックを受けた。
留守の間に、空き巣に入られたようなものだ。
はっきり言って、かなり気持ち悪い。
もちろん、記事と一緒にコメントも削除されてしまった。
今週は他にも不運が続いた。
風邪をひいてしまって、苦しい思いをした。
昼夜の温度差が激しいし、3月の忙しさを切り抜けることで気持ちが緩みも正直あったと思う。
そういえば、奥方と激しく交わって汗をかいた後ですぐに寝てしまい、朝方裸で寒くて目が覚めたことがあった。
奥方の女としての喜びを満たすことも、男としての使命でもある。
その翌日くらいから咽が痛くなった。
その後症状はどんどん悪くなった。
しかし仕事を休む訳にもいかず、薬で症状を抑えながら出勤した。
食後に風邪薬を飲むと、やたらとよく効いて、一瞬風邪が治ったような錯覚になる。
よほど薬が私と合ったのだろう。
するとグーデリアンはエステに行ってしまう。
こんなことでは、風邪はなかなか治らない。
分かっちゃいるけど止められない。
蒲田駅の周辺で徘徊をして、私が向かったのは東口の康楽という店だ。
癒し工房にも行きたかったが、入れなかった。
元々人気店なうえに、ブログで紹介したら客が殺到してしまったらしい。
この康楽という店は、情報を殆ど持っていなかった。
帰ってから検索したら、ゴルさんやりゅうさんがブログで書いているのを確認した。
看板を見る限りはとても真面目そうだ。
体調が思わしく無い時は、こういう店の方が良い。
どうせ真ん中は元気にならない。
この雑居ビルは階段やエレベーターに
1F 焼肉
2F 不動産
3F 麻雀
4F マッサージ
と書いてあった。
とても明確で面白い建物だ。
店に入ると、暗く怪しい感じもしたが、出てきた小姐はとても美人で、雰囲気の良い人だった。
後でホームページを見たが、本人の写真をそのまま使っていた。
ここは激安店では無いが、指圧だけ60分5Kと安めだった。
私はまずはお手並み拝見とした。
担当になるのは福建省の小姐で、こちらもかなり真面目そうな人だった。
物静かで、この人は本当に中国人なのだろうか?
小姐も色々な人がいるのだ。
この人はナナという名前ということが判った。
マッサージも本格的でかなり上手い。
この界隈では一番上手いかもしれない。
私は鼻が詰まってうつ伏せは苦しかったが、気合いでマッサージを堪能した。
全く健全なので、際どさも何も無い。
ここは大久保にあった韓国マッサージ333にそっくりだった。
ここは韓国と中国の違いはあるけど、大人しそうな女の子に、この静寂な雰囲気もよく似ている。
いつの間にか韓国マッサージ333は無くなってしまったのは残念だった。
私も高く評価してリンクしていたし、ファンは多かったのではと思う。
寒い夜だったが、節電なのか店内の暖房はつけていないようだ。
身体を冷やすことを避けたかったが、彼女はマッサージしていない部分を毛布をかけてくれていた。
女の子が少ない割に、店は大きめなので、家賃は大変だと思う。
ずっと存続して欲しいと願いながら、私は溢れる鼻水を拭き取りながら帰路についた。
亀戸 爽楽苑(その4)
中国には55の少数民族が居て、独自の言語や文化があるのは知っている人も多いと思う。
チベットやウイグル、モンゴルなどは中国政府の徹底的な弾圧に反抗している為、日本のニュースでもよく出てくるが、他の少数民族はあまり知られていない。
中国政府は各自の言語、文化を維持する権利を保証しているとされるが、実際は裏でとんでもないことをやっている。
宗教弾圧は特によく知られているが、実は一番反発が強いのは人口抑制策だ。
中国政府は少数民族に出生制限を設けていて、二人までしか子供を作ることを認めていない。
しかも一人目が生まれたら、三年経過しないと二人目を産むことも許されない。
もしも続けて子供が出来てしまったら、強制的にお腹の子供は臨月であっても殺されてしまう。
この政策によって少数民族ではおびただしい数の胎児が強制的に堕胎されられ、母親も命を落とすことは珍しくないらしい。
それに引きかえ、少数民族の自治区に居る漢民族には一人っ子政策は行われていない。
高度な自治を認めているとしている少数民族の居住地には、組織的に漢民族を大量に流入させて、人口を増やすことを奨励している実態があるのだ。
どの自治区でも多数派だった少数民族は、この政策によって少数派に転落した。
漢民族に比べて、平均寿命が短い少数民族を出生率で2以下にすれば確実に人口は減少する。
これは時間をかけた、民族の抹殺と言えるのではないだろうか。
私は亀戸の爽楽苑に久しぶりに訪れた。
店長は私のことをよく覚えていた。
店長の人気が抜群に高いこの店も、新人の小姐が入っていた。
色が浅黒く、中国人というよりタイ人に近い顔立ちをしていた。
私は彼女のアカスリを受けることにした。
相変わらず全裸タオル無しのアカスリは気持ちが良いものだ。
彼女は貴州省からやって来たトン族(侗族)ということが判った。
私はその少数民族の事を知らなかった。
朝鮮族やモンゴル族などは私も見かけた事があるが、日本では珍しい少数民族だ。
やはり、漢民族との混血が進んでいるらしく、貴州省でも純粋な侗族は少なくなっているそうだ。
貴州省でも百万人ちょっとしか人口が居なくなっているらしい。
「店長ほど上手く無いけど。」
と言って、全身くまなく洗ってもらった。
エキゾチックな雰囲気からこぼれる笑顔が、私に普段の中国人店に無い不思議な癒しを与えてくれた。
高田馬場 アロマカルム
鹿沼市で起きた小学生の列にクレーン車が突っ込んだニュースは、子供を持つ親ならばその悲劇は言葉に言い表せない。
元気に出ていった子供が、数分後には無残な姿になってしまったら、その後の人生は立ち直ることが出来なくなると思う。
運転手は同様の事故を3年前にも起こしていたらしい。
ハンドルを握る資格が無いと自覚したならば、車に乗る仕事は諦めて、運転免許を自ら返上すべきだとも思う。
人はいつどんな事故に合うか判らない。
まさか反対車線から車が飛び越えてくるとは予想もできない。
まして時間に追われていると事故を起こしやすいと思う。
だから私は早めの行動を心がけている。
エステの予約時間にも遅れないようにしている。
この日も20分前には高田馬場駅に着いていたし、10分前には店に到着した。
女の子が少なくて、予約でいっぱいの店ならば、特に遅れていけば店に迷惑することになるのだ。
しかし到着してみると、私の担当は此処には居ないと言う。
オイルが手に付いた女性は、個室の場所を口頭で説明していたが、仕事中のせいか要領が悪くて上手く私に伝わらない。
私は遅刻するのではと、少々焦った。
今から思えば、こういう時こそ危ないものだ。
私は信号を渡って明治通りを北上して、此処かと思われるピカピカのマンションの呼び鈴を鳴らした。
感は当たった。
場所はここで合っているらしい。
時間はちょうど予約した時間だった。
私は早くエレベーターで部屋まで行こうと足早に歩いていた。
災難が私の身に迫っていた。
ガツンと私の顔に何かがぶつかった。
脳がずれたのではと思うほどの強い衝撃だった。
私はガラスの壁に顔を強打したのだ。
ガラスが透明すぎて全然見えなかった。
私はあまりの痛さに、手で顔を押さえた。
手にほんのりと赤いものがついていた。
顔から流血しているようだ。
何てこった。
アロマカルムのおねえさんも、顔面が流血した人が店に来たら、さぞかし驚くことだろう。
しかし部屋に着くと、意外にもおねえさんは平然としていた。
トイレに行って顔を見たら、鼻の頭に少し傷があるだけで、それほど血は出ていなかった。
鼻をかんだら真っ赤な鼻水が出た。
少し腫れているようだ。
あまりの痛さに、気が滅入った。
しかしせっかく店に来たのだ。
私は気を取り直して、気合いでマッサージを受けた。
全裸施術は気持ちが良かった。
信頼のできる情報筋から、ここはマッサージレベルが高いという事前情報は持っていたが、その通りだった。
マッサージにうるさい私でも満足できるレベルだった。
時々指が際どい所にも当たった。
しかしこれは事故とは思えなかった。
股間の袋に指がやけに当たる。
偶然当たっているという感じでも無く、ワザと当てているように思えた。
故意にぶつけているのだ。
これが交通事故なら、殺人罪だ!
この人は店でも一番人気があるらしい。
年齢不詳で、表情は硬めだったが、芯は強そうな人だ。
時間が経つといつの間にか顔の痛みも収まってきて、私はマッサージに集中できた。
日本人エステで比較するならば、プレサンティールのママさんより、マッサージとエ、ロさでは勝っていると思う。
値段も日本人店にしたら安くて良い。
個室料金で130分15K弱だった。
横向き施術が際どさの最高潮で、仰向けになったら比較的真面目に戻った。
私の愚息は一瞬元気になったが、すぐに元に戻った。
延長をお願いしたら、次の予約も入っているので無理ということだった。
前半のシャワーは断ったが、最後のシャワーを浴びて終了となった。
三角形の変わったコップで、水のようなお茶を飲んで店を後にした。
マンションを出る時に時計を見たら、部屋に入ってから120分しか経過していなかった。
やはりシャワーの時間を20分ほどみているようだ。
私のように行水程度だと時短になってしまう。
それでも腹が立たなかったのは、施術が満足できるものだったからだろうか。
この後、私は抑えの切り札、エンドレスタイムに向かってしまうのだった。
明治通りを南に向かう都バスは時刻表より4分遅れでやってきた。
蒲田 癒し工房
安価なアジアンエステ店が都内で増えている。
それだけ選択肢の幅も広がるし、お財布に優しい店が増えることは、お客である私達には喜ばしいことだ。
しかし激安店は女の子の犠牲のうえに成り立っているとも言える。
安い時給に長時間労働、休日も無く店で寝泊まりして、こき使われているような印象すら持っている。
あれだけ働かされて、月給は20万円に届かないという女の子も多い。
新宿区のやたらと掲示板などで話題になっている激安店は、深夜に行ったら女の子が
「疲れた。」
と繰り返していて、時間ばかりを気にしていた。
客である私に、苛酷な勤務実態を訴えてもいた。
悲壮感漂う激安店は、現代版あゝ野麦峠の製糸工場で働く勤労女性と言ったところだろうか。
その店は最近ようやく禁煙になったが、店の営業時間は更に伸びたようだ。
彼女達もママも労働基準法というものを知らないだろう。
エステ店の中は、小さな中国世界で、日本の常識が通じない。
さながら、治外法権のようなものだ。
私は蒲田駅の西口にある癒し工房を訪れた。
激安店としては都内屈指の店という噂もあった。
それが本当なのか?
私は確かめることにした。
商店街の中を100mほど行ったところに店はあった。
深夜に煌々とついていた看板には、手書きの値段表が付いていた。
時間によっては、60分3.8Kという安さだ。
コースの説明をしている女性は可愛らしい顔をしていた。
私は整体60分4.8Kを選択。
深夜料金やシーツ代などは取られなかった。
実に良心的な価格設定だ。
担当になったエミという小姐はホームページでは二十歳となっていたが、実際は20代半ば過ぎ位と思われた。
日本語はあまり出来ないが、なかなかの美人だし、名前の通り笑顔があった。
感じの良い人だ。
彼女は週4日勤務らしい。
激務なので、それくらいの勤務時間がちょうど良いと思う。
休養十分なせいか、マッサージも上手かった。
自前パンツでの施術だったが、際どさすらあった。
マッサージ・女の子とも抜群で、正直これで60分4.8Kは凄いと思う。
当然延長してしまった。
延長したら、女の子は凄く喜んでいた。
リンパかオイルか迷ったが、彼女は30分4Kのリンパを薦めてきた。
私は紙パンツに穿き替えさせられた。
東口の楽楽もみハウスのリンパは高いだけでカスリもしなかったが、こちらは際どさが増した。
私は調子に乗って更に二回も延長してしまった。(大馬鹿)
4.8Kのつもりが気がつくと16.8Kも支払っているのだから、これは病気レベルだ。
ただし女の子は凄く喜んでいたので、とても良いことをしたような気持になった。
ここは現在、都内で屈指の激安店だと思う。
難があるとしたら、衛生的なことだろうか。
次の突撃でも良かったら、リンクに加えようと思う。
私は全員制覇を目指すことにした。