日ノ出町 優癒
アジアンエステにおいては、ホームページと実際が違うのはある程度仕方が無いことでもある。
この遊びに慣れた人なら、女の子の写真は修整しているのが織り込み済みだし、動画の通りサービスしてくれなくても怒る人もいないだろう。
しかし、料金がホームページと実際とが違っていたり、24歳の綺麗な写真とはまるで別人の素人っぽいオバサンが出てきて、施術がまるで素人の上、更に高額な料金を請求されたら、流石にショックは大きいものだ。
これが中国人なら仕方が無いと諦めもつくが、日本人にやられたことが尾を引いた。
真剣にもうエステ遊びを止めようかとも思った。
記憶から消し去りたいとも思ったが、私は今後の戒めの意味もあってブログに備忘録を残すことにした。
事故は色々な偶然が重なって起きるものだ。
もしも、あの時、勇気を出して違った行動をとっていたら回避できていたと思う。
私は携帯電話からエステナビというサイトを見て、この店を知った。(*今は掲載が無くなった)
60min→7,000円
90min→11,000円
120min→14,000円
ALLアカスリ付きです!
と携帯用のホームページには書いてあった。
なかなか良心的な値段だと思った。
私は店に予約してから向かった。
現地に到着して、看板を見た私の脳裏に嫌な予感が走った。
過去の経験上、
「高級」
とうたっている店に名店は無かった。
ここで私にはキャンセルの電話をして、引き返すチャンスがあった。
しかし、少しばかりの勇気が足りなかった。
実際、虎穴に入らずんば~ということもある。
店に入ると、中国人店なのに受付の人が30代後半と思える日本人女性だった。
ママさんは上海人だが、彼女はこの店を任されているようだった。
コースの説明を受けるが、アカスリは別料金で2K、洗体は3Kが必要だということが判明した。
しかもこの日本人店長が担当になるのだという。
写真で見た人に面影が少しだけ残っているが、どう見ても別人にしか思えなかった。
ここでも私は料金が違うことを理由に帰るチャンスがあった。
彼女に私が納得のいく施術をしてくれるとも思えなかった。
オーラが出ていないのだ。
迷う私に彼女は自信満々だった。
「この店は人気店で、必ず満足させられます。」
という店長の声に押し切られて、私は14Kの料金を支払った。
90分で洗体つきにしたのだ。
こうなると断りにくいものだ。
やはり私には、思い切った勇気が足りなかった。
全裸での洗体だったが、気持ちが良いとは言えなかった。
撫でているだけで、泡立ちも悪い。
私は呆れていると、店長は
「洗体を受けた事がありますか?」
と訊いたきた。
彼女は沖縄が本場ということも知らないようだったが、何と私に講釈をたれていた。これには流石に苦笑した。
将棋の棋士に、駒の動かし方を自慢しているくらい滑稽な光景だった。
最後にちょこっと股間を洗ってくれたが、何も反応しなかった。
彼女の話し方が癒し系でも無く、もうこの時点で嫌になっていた。
部屋に戻ってマッサージを始めたが、全然力が無くてツボにも入らない。
退屈で私は携帯をいじり始めた。
電話が鳴ると何度か彼女は中座した。
ロスタイムも無く施術が終了となる時、
「追加5Kで最後までできます。どうしますか?」
と訊いてきた。
最後までと言われて、跨られたら嫌だと思ったが、どうやら手を使うだけらしい。
内心ホッとした。
もうここまで来たらどうでも良いと思った。
先払いだと言われてお金を支払うと、サワサワから高速○○○が始まった。
これすら、何の技術も無い。
オサワリも厳禁と言われたが、そんな気も起きなかった。
帰る時は台湾人の女性従業員とこの店長が、お客の順番を巡って喧嘩していた。
私はさっさと退散した。
客の前で喧嘩をするなんて、信じられなかった。
実はこの店は日ノ出町だけでは無く、関内と新横浜に「癒」の字がついている姉妹店を今年出している。
つまり増殖しているのだ。
それだけ横浜のエステのレベルが低いとも言えるし、私がついた日本人嬢がダメ過ぎたのかもしれない。
私は何度も帰るチャンスを逃がして、結局20Kちかいお金を払って自己嫌悪に陥った。
日本人にプチボッタされたのは流石にショックで、この後私はエステに行くのを止めようとさえ真剣に思った。
しかし、それはやはり短期間しか持たなかった。
ヘビースモーカーが禁煙するようなものだ。
三日後、私は都内の馴染みの店に向かっていた。
秋葉原 蘭(フルール)
フジテレビの番組が韓流ばかりになって、問題になっているようだ。
そのことをツイッターでつぶやいた俳優が、それだけで所属事務所を辞めることになったりするのも、傍から見ていて意味が判らない。
その俳優には同情的な人も多く、
「よくぞ言ってくれた。」
と賞賛する意見も多いようだ。
実際にお台場ではデモまで起きている。
俳優さんの立場からしたら日本のドラマを作らなければ、自分の出演する機会が減ることになるから、文句の一つも言いたくなる気持ちも解る。
私はこの現象を夕食の前菜にキムチを食べるようなものだと思う。
韓国のキムチは美味しいが、個性が強すぎて味も濃すぎるので、他の料理の味を引き立てるどころか判らなくさせる。
特に素材の味を引き出す日本食の前にキムチを食べたら、舌が麻痺して台無しにしてくれる。
韓国という国はアクが強いので毛嫌いする人も多いのだ。
対処する方法は一つしかない。
キムチが食卓に並んでも食べなければ問題無い。
実際私はテレビはNHKの将棋トーナメントくらいしか観ていない。
私は韓国のドラマに興味が無い。
昔、NHKで夜遅い時間にやっていた韓流ドラマを何度か観たことがあるが、続けて観ようとは思わなかった。
私の取引先の会社の社長さんは、携帯の着メロを君が代にするほど愛国心に溢れている人だが、韓国のドラマに嵌って、いつも録画して時間のある時に観ているらしい。
ツタヤでもゲオでもレンタルDVDは韓流ものが相対的に多い。
はたして、フジ産経グループのテレビ局が韓国にばかり政治的に肩入れしているものだろうか?
昼のオバサンがテレビを観ている時間帯に、視聴率がそこそこ取れるから続けて流しているだけではないだろうか?
確かに日本のテレビは、他局で人気の番組が出てくると真似ばかりしている。
みのもんた氏や池上彰氏がモテはやされて、毎日のように画面に登場していたこともある。
商売だってそうだ。
カラオケブームが起きれば、カラオケボックスはやたらとできたが、ブームが去れば需要があるだけしか店舗は残っていない。
エステもまたしかり。
今は「洗体」と「密着」があれば客がそこそこ入るようだ。
どんどん店は増えているし、どんどん質も下がっている。
私は秋葉原の蘭という店を訪れた。
今回はなぜかダンセンさんも一緒だった。
フルールという店が隣にあるが、実は同じ店だった。
愛想の良い中国人のママさんが出迎えてくれた。
パソコンがあって、女の子の顔にややモザイクがかかった店のホームページの在籍表から担当を選べという。
皆さん若い小姐ばかりで、そこそこ可愛いと思った。
私は困ってしまった。
女の子の顔や体型で選べと言われても、正直のところ誰でも良いのだ。
「マッサージの上手い人をお願いします。」
と私は言った。
ママさんは、そんなことを言う客は珍しいと思ったかもしれない。
私は80分8Kのコースで入ることにした。
フルールの方の店に案内されると、在籍している小姐が沢山居た。
紙パンツ着用で指圧が始まる。
そして中途半端なところで洗体室に行くと言われた。
どうやらが洗体室が少ないので、順番待ちだったようだ。
洗体は一通り身体を洗うだけだが、際どい所には手は伸びない。
濡れた紙パンツを穿き替えるように言われて、女の子は部屋を出て行った。
そしてマッサージが再開された。
マッサージそのものは下手では無いが、女の子が淡々としている印象だった。
私のようなおじさんには若すぎるとも言える。
何を話したら良いのかも判らず、黙って施術を受けていた。
韓流ドラマだったら、急に主人公が交通事故になったりするのだろうが、何か特出する事も無く施術は終了した。
最後の1分くらい、背中に密着してくれたが、凹凸の無い身体だったので、それほどは楽しめなかった。
決して悪い訳でも無いが、また来ようという面白みは感じられなかった。
ダンセンさんも首を捻っていた。
ママさんから感想を求められて、「まあまあです。」とだけ答えておいた。
どや顔のママさんは意外な顔をしていた。
しかし、この店は人気の「洗体」と「密着」の店なのだ。
確かに値段も良心的だし、女の子も若くて可愛い。
私達のようなエステマニアは面白く無くても、客が沢山来ているらしいからそれで良いではないか。
その後のエステ座談会では
「最近のエステは~」
という嘆き節が沢山聞かれたのは言うまでも無い。
夏のエステ対談その1 夕刊フジの油崎氏の裏話
今月は夏休みやお盆休みを使って、何人かエステ界の著名な人と会おうと思っている。
その第一弾は夕刊フジの油崎氏。
久しぶりの対談だ。
三月にいきなり彼のアメーバブログを削除されるという悲劇があったが、彼の夕刊フジの金曜日の掲載は好評で、もう3年も続いている。
廃れ流行の激しいマスコミの世界で、私は大したものだと思っている。
実のところ私は彼の掲載記事をあまり読んでいないが(失礼)、夕刊フジのコーナーには日本人店・中国人店・韓国人店・タイ人店と交互に掲載されていて、特定の人種が連続しないように心がけていることは知っていた。
彼からは人種指定で店の紹介を依頼された事が多い。
私も日本人店は池袋のセリナ、中国人店は淡路町のリリオン、タイ人店は御徒町のパカーランなど多数の店を彼に紹介した。
店に取材を申し込むのは実は大変な事で、相手が日本人なら話が早いが、外国人の店主には取材を断られることもあるらしい。
外国人の店主は、新聞で無料で店を紹介してくれるという事が理解できず、新聞の勧誘と思われることが多いようだ。(笑)
急に取材をキャンセルされると締め切りに間に合わなくなる為、
「何とかしてくれ。」
と泣きつかれて、急きょ私が店を紹介したこともある。
当初は優良店ばかり掲載していたが、3年も続くとネタが尽きてきて、最近は
「ちょっとこの店はどうなんだろう?」
と思われる店も正直多くなってきた。
怪しげな紹介で行った店などは、箸にも棒にもかからない店に取材に行ってしまうこともあるらしく、褒めるところが無くて困ることも多いらしい。
しかし、取材に応じてくれているのだから酷いことも書けない。
そこがマスコミとしての限界というべきだろう。
彼は私が自由にエステ体験を書けることを羨ましがっていた。
それはそうだ。
私の場合は、お金を払っているただの客だから、本音を書くことができる。
アマチュアゆえの強みが私にはある。
だから多くの人から、このブログが長年に渡って支持されているとも言える。
逆を言えば、何を書かれるか判らない店側の人からはさぞかし恐れられていることだろう。
私のブログも実はバランスを考えて、酷い店でも良いところは褒めるようにしている。
とんでもない店でも、少しはファンも居るのがアジアンエステの特徴でもあるのだ。
油崎氏の場合は、紙面で店を酷評することはできないが、掲載文の中で、冒頭の枕言葉が長くて、施術内容が短い時は、褒めることが無くて困っている時らしい。
そんな彼の本音を読みとって、夕刊フジを読んでみるのも面白いだろう。
麻布十番 脱毛エステMDSA(その4)
子供の頃は何の疑問も持たなかったが、今から思い起こして考えてみると、不思議に思うことがある。
私が子供の頃には犬を二匹飼っていたことは、すでにブログでも書いた。
一匹は交通事故で死んでしまった。
http://gudelian.blog65.fc2.com/blog-entry-542.html
亡くなる現場を見たのは辛い思い出だ。
飼っていた犬は二匹とも、なぜか熱い食べ物が好きだった。
特に蕎麦が大好きで、ヤケドする訳でも無く、上手に汁も飲んでいた。
食べた後はもっと欲しそうな素振りだった。
犬も猫舌ではないのだろうか?
それは大人になってから気がついた。
私の母親は天然な人で、特に何も考えずに熱いものを冷まさずに与えていたようだ。
山梨生まれの犬だから、蕎麦を食べると考えていたらしい。(笑)
母親の思考では、自然界には熱いものが存在しないから、犬も猫舌だとは考えも及ばなかったようだ。
他にも、犬には蕎麦の汁の塩分が多すぎるなんてことも考えてない。
知らないというのは、恐ろしいものだ。(笑)
犬の世界は弱肉強食だ。
早く食べないと、エサは誰に取られてしまうか判らない。
熱いものに慣れなければ、死活問題だったのかもしれない。
結果的に犬が蕎麦を好むことになったのは事実だ。
熱い食べ物を食べる犬もいれば、熱い食べ物が苦手な人もいる。
猫舌の人は私の周辺にも多い。
口腔内の粘膜が弱いのではないか?
舌に温点(熱さを感じる神経)が多いのではないか?
などと言われているが、実際のところ猫舌のメカニズムは解明されていないらしい。
病気な訳では無いから、研究する人が少ないのだろう。
私は自分の子供か熱いものを苦手としているのは、単なる甘やかしだと思っていて
「フーフーしながら食べれば大丈夫。」
と言っているが、自我の目覚めたワルガキは、なかなか親の言うことは聞かない。
そのうち慣れるだろうが、食べ方に問題があるのかもしれないとも思った。
私は麻布十番の脱毛エステMDSAに訪れて、今度はタ〇袋も脱毛してもらうことした。
前回の竿周りもお尻周りもの成果を見てもらったが、順調のようだ。
綺麗に脱毛が進んでいて、毛がかなり薄くなっていた。
店長さんも満足そうだった。
今回の脱毛はスポットで、どんなものかという好奇心が強かった。
竿周りと比べたら日常のメリットは少ない。
見た目が綺麗になるだけだ。
やってみて良ければ、また一年分契約しようと思った。
店長は私のタ〇袋の皺を引っ張りながら、機械を当てていた。
表面積が大きいので、作業は大変そうだった。
「前回と同じ出力にしますね。」
と店長は軽いノリで言っていた。
今回はかなり痛みを感じたが、私は我慢した。
しかし、やはり皮膚の薄いところは痛かった。
そこは男の急所なのだ。
我慢も限界で、出力を下げてもらった。
女性には理解できないのも無理はない。
後で調べたら、熱さを感じる温点は、皮膚の表面にはあまり無くて、ちょっと奥まったところに沢山有るということが判った。
どうりで痛い訳だ。
それにメラニン色素が多いところなので、皮膚に熱が吸収しやすかったのかもしれない。
これは機械の原理の問題だ。
食事は毎日のことだし、猫舌の人は頑張れば熱い食べ物を克服できる可能性もある。
しかし、タ〇袋も脱毛は非日常過ぎて慣れるものでも無い。
結局、私は一度だけの体験でタ〇袋の脱毛を断念した。
池袋 こまち整体院(その17)
俳優の原田芳雄さんが亡くなった。
独特のセリフ廻しに特徴があって、大河ドラマ独眼竜政宗では伊達政宗の伯父でありながら敵役の最上義光を演じたのが印象に残っている。
先日、高倉健主演の「君よ憤怒の河を渉れ」という映画のDVDをレンタルして観た時も、原田芳雄さんは渋い刑事役で出演していた。
私が子供の頃は随分と多くの映画に出演していたようだ。
君よ憤怒の河を渉れは、中国でも追捕というタイトルで上演され、空前のヒットとなったようだ。
文化大革命後に中国で初めて外国映画が上演された作品で、共産党を讃美する映画しか無かった当時の中国にセンセーションを巻き起こしたらしい。
同じ映画を何度も観る人も沢山居て、高倉健は中国で知らぬ者が居ないほどの人気者になった。
後に中国映画界の巨匠となるチャン・イーモー氏もこの映画を観て、映画の世界に入ることになる。
続いて中国では、山口百恵や三浦友和の「赤い」シリーズがテレビで流れるようになり、その後も沢山のドラマが放送されたようだ。
当時の中国はソ連に対する敵対が顕著な時期で、日本に対しては好意的だったという背景もあった。
中国の歴史観は国際情勢や国内事情で大きく変化するのだ。
その後「反日政策」「愛国教育」に転換するが、日本が悪だと植え付ける教育や報道を繰り返しても、中国には日本に愛着を持つ人は沢山いるのが現状だ。
今の中国は有害だからと日本のアニメを締め出しているが、こういった規制も親日的な人が多いことを裏付けている。
今日本に来ている小姐も、日本文化との最初の接点はドラマやアニメという人が多い。
文化の力はとてつもなく大きいのだ。
私は久しぶりに、池袋のこまち整体院を訪れた。
今回担当になるのは、椎ちゃん。
色白で声の綺麗な人だ。
この小姐は以前入った時は、サービス精神が旺盛で、なかなかの手つきだった。
今回、まず指圧が上手いことが驚きだった。
相当の腕前だ。
会陰マッサージからのリンバへの流れは抜群に気持ち良かった。
思わずお尻が浮いた。
やはり、こまち整体院のレベルは高いと関心した。
横向きはかなりヤバイ。
誤爆するのではないかと、一瞬焦った。
以前よりも指が伸びてきた印象を持った。
「仰向きになって下さい。」
と言われて、思わず笑った。
彼女は「仰向け」のことを「仰向き」と間違って覚えているようだ。
途中変な手つきをするので、
「それは何?」
と訊いたら、彼女は他の客さんで評判が良いので取り入れた技だと言い張っていた。
天然なところが、話していて楽しかった。
彼女はアニメオタクな事が判明したが、私の知識が乏しくて、その話で盛り上がることはできなかった。
彼女の日本文化との最初の接点は、やはりアニメだと思った。
その後私は延長を繰り返した。
そして、何度も店に足を運ぶことになった。
大森 癒癒堂
大久保のKOMACHIで大敗を喫した私は、今度は実力店との評判の高い大森の店に突撃することにした。
とにかく、まともなマッサージを受けたかった。
大森と言えば、私にはボッタクリのイメージしか無かった。
掲示板などに道順だけの書き込みがあって、その通りに店に実際に行くと本○店だったという被害報告(?)も幾つか私に入っていた。
今回私が向かったのは、駅前の癒癒堂という店。
とある人の紹介だ。
店に電話すると、腰の低い台湾のおばさんがとても感じの良い対応をしている。
今回は深夜モードの為に車を使った。
店は駅から近いのだが、駐車場を探すのに苦労した。
案の定、店の前には他店と思われる中国女の呼び込みが沢山居た。
これじゃ、目的の店に行くのは大変だ。
もしも私が仕事帰りに直接大森に来て、ワイシャツ姿のままだったら、呼び込みにもっとしつこく付き纏われたと思う。
今回私がスポーツクラブ帰りで軽装だったことが幸いした。
彼女達は服装で金の有る無しを判断するのだ。
エレベーターが開くと、いきなり店舗だった。
さきほどの電話の主の台湾人女性が優しく話しかけてくる。
私は110分9.9Kの癒癒堂コースを選択したが、この時間だとその値段では出来ないということだった。
ホームページの値段は、夕方までらしい。
私は唖然とした。
そんなこと、何処にも書いてなかった。
騙されたと思った。
すると台湾女は
「幾らなら持ってる?」
と訊いてきた。
ずいぶん露骨な質問だと思った。
私は予算は一万円とだけ答えた。
「せっかく、遠くからわざわざ車で来たから、今回はその値段でやりましょう。」
と言っていた。
私の顔色を見て、値段を決めているようにも感じた。
シーツ代を含めて、10.4Kを支払った。
店は奥行きが広い作りで、施術ベットにカーテン仕切りだった。
中国エステのありがちなタイプだ。
担当する小姐は長春出身の人で、見た目は正直あまり芳しくは無かった。
しかしまだ若く優しいし、感じは良い人だ。
紙パンツを穿いて施術はスタートした。
マッサージは激ウマレベルだった。
肘をよく使うやり方はちゅっと残念だったが、リリオンに近い指圧方法だと思った。
ただし、全裸のリリオンに比べたらリンパは全然ダメだった。
付け根にもカスらない。
しかし、マッサージレベルはとても高かったし、何より一生懸命やってくれたのが良かった。
この店と大久保のKOMACHIは全く関係無いが、言えることは、
美人は努力せず。
頑張るのは美人に非ず。
というところだろう。
私はこの後、リピートし、三人の女の子を体験した。
最初のこの女の子が一番良かった。
共通していたのは三人とも、美人では無かったこと。
そしてマッサージはレベルが高く、リンパはカスリもしないこと。
基本コースで入れば、満足度は高そうだ。
大久保 KOMACHI(その9)
私の同級生に、女性なのに某大手企業で働いて、とうとう役員まで登りつめた人がいる。
直属の部下は千人近くもいると言うのだから凄い。
有能な人なのは判っていたが、そこまでの道のりは大変だったと思う。
彼女は男性の2倍は働いていると豪語していた。
私はその言葉に偽りは無いと感じた。
部下からは鬼のように恐れられているようだ。
どうせだったら、頂点を目指して欲しいと私は言った。
彼女は笑っていた。
笑顔は、子供の頃と変わっていなかった。
私は自信に満ちた彼女の変貌に驚いていた。
少女の時は可愛くておっとりしている印象を持っていた。
実家の近所なので彼女の親とも時々会うこともあったが、結婚もせず子供も作らず、何かに取り憑かれたように仕事をしている娘を心配しているようだった。
親ならば誰だって孫の顔はみたいものだ。
どう生きようが彼女の自由で、私が何か文句を言える筋合いは全く無い。
結婚するのも、子供を作るのも個人的な話なので、いくら小学生の頃からの知り合いでも干渉することもできない。
ただ私には、結婚も子供も放棄して、仕事にのめり込む女の生き方が不思議だった。
確かに仕事はやりがいもある。
達成感や充実感を感じることは出来るだろう。
でも、その為に結婚や子供を犠牲にする価値があるだろうか?
人生は一度しか無いのだ。
彼女なら、男はいくらでも言い寄って来たことだろう。
年頃の時、何か恋愛で辛い目にでもあったのだろうか?
偶然会った電車の中で、私は彼女の横顔を見ながら、そんな風に思っていた。
彼女は例外的な存在なのだ。
久しぶりに大久保のKOMACHIに行ったが、可愛い小姐に事務的に施術されるだけで、全くの不発に終わった。
かつてあった、貴方の町という姉妹店と殆ど同じ体験を繰り返した。
↓
http://ameblo.jp/gudelian/entry-10612632746.html
よせば良いのに、また同じ店に行って失敗を繰り返しているのも理由がある。
アジアンエステのサービスは短期間で変わる場合があるからだ。
また復活するかもしれないという期待があった。
それが一年に一度位は、店に行ってしまうことになっている。
大久保のKOMACHIは2009年3月までは寛容な店で、マッサージはダメだったがそれなりに楽しめた経験があった。
通い詰めたので、ブログも今回でその9まで伸びた。
私のブログを読んで、行った人も多いと思う。
しかし、段々と店の方針と私の嗜好にズレが生じていると感じるようになった。
店は若く、美人の女の子を揃える事に力を入れているようで、施術は二の次になってきている。
どんどん事務的になっていった。
それでも若く美人というだけで、一定数の客が存在すると、女の子は努力しなくなるものだ。
今稼げているのに、変える必要も無い。
美人は努力しなくても、何とかなるのだ。
私は女の子の顔が良ければ、それだけで良いというエステマニアでは無い。
マッサージが期待できないなら、せめて寛容度や客を喜ばせるような小技が欲しいところだ。
もちろん美人で無いより美人に越したことは無い。
しかし、顔に拝む為にお金は払えない。
人は、楽な方に行ってしまうものだと思う。
流されずに生きていくのは大変なことだ。
私はKOMACHIの女の子達に注文をつけるつもりも無い。
私の同級生のような生き方なんて、なかなか出来るものじゃない。
国分寺 アスター
子供の頃、「さらば国分寺書店のオババ」をラジオ小説で聴いた記憶がある。
伊武雅刀さんの声とYMOのBGMがとても魅力的で、食い入るように聴いていた。
話の内容は忘れてしまったが、書店に座っているオババが強烈なキャラクターだったことを覚えている。
子供の頃は本屋の店主というのは堅物のイメージがあった。
地元の書店でマンガ本を立ち読みしていると、お爺さん店主が露骨に嫌な顔をしながら私のところにやってきて、ハタキでパタパタとやられて追い帰された。
「そこまでしなくても良いのに。」
とは思ったが、子供だから馬鹿にされているとも感じた。
仕方が無いので親にお金を貰ってマンガ本を買うと、本屋の店主は満面の笑みを浮かべていた。
さっき、私にハタキをかけたことなど気にもしていないようだった。
随分と態度が違うと思った。
店主から見れば、お金を持っていないで、マンガを読んでいる子供は、商品にたかる蠅と同じようなものだ。
人は立場が変われば、言うことも違う事を学習するのは、もっと大人になったらの事。
本も痛んで、売りものにもならないこともあるだろう。
私が大学生の頃、本屋のお爺さんが肩を落として歩いているのを見かけた。
急に歳をとってしまったように思った。
それから何度か書店には行ったが、ハタキの怖い印象は無くなっていた。
店主の体調が悪かったのか?私が大人になったせいなのか?
その両方が原因だったようだ。
私が社会人になった頃、本屋は閉店してしまい、店主は癌で亡くなったことを知った。
子供時代の好敵手が居なくなってしまったのは寂しい気がした。
私は国分寺駅に降り立った。
椎名誠さんがビビった書店は既に無いそうだが、それでも恐る恐る本屋を探しているのは、「さらば国分寺書店のオババ」という作品イメージが私の中に強すぎたこともあるだろう。
しかし、私はエステキチガイのグーデリアン。
やはり、行ってしまうのはマッサージの店。
念願叶って、私はようやくアスターに入ることができた。
アジアエステ情報掲示板にも、震災の時にママが独り踏みとどまっていたとか、最近は女の子が増えたという情報もあった。
かなり真面目な店の印象を持っていた。
店に入ると、木目調の内装で、奥行きが広い店だった。
ママさんらしき人の後姿が見えたが、私が行くと引っこんでしまい、背の高い大姐が受付をしていた。
大姐はしつこく120分のオイルコースを勧めてくるが、接客態度が気に入らなくて、私は60分の基本コースにした。
明らかに、こんなに安くしているのだから、せめて単価の高いコースを長くやれという顔をしていた。
その顔を見て、私は相当腕に自信があるようにも思えた。
逆を言えば、「私のマッサージにこの値段は安すぎる」と値段に不服を持っているようにも感じた。
しかし単に自信過剰な人も居るので、私は様子を見て、良ければ延長しようと思った。
自前パンツ着用で施術は始まった。
マッサージのレベルはやはりかなり高い。
疲れている足を重点的にやってもらいたかったが、肩腰の時間が長かった。
施術は当たり前のように、超健全の内容。
この堅物が際どいことをしてきたら、逆に怖い。
うつ伏せのみで施術は終わり、延長攻勢が始まった。
しかし延長は割引き前の料金だそうで、オイルは一時間8Kということだった。
6Kなら延長しても良かったが、愛想も良くない大姐にそれだけのお金は払えなかった。
ましてや、この堅物に癒しを求めることは不可能だと思った。
最後まで、ママさんは店内には居るのに、私の前には顔を出さなかった。
一度店外に出て、また店に入ればオイルを6Kで受けられそうだが、セコイと思われそうなので止めた。
店内にはママの他にこの堅物大姐しか居ないようなので、どうせまた会うことになりそうだ。
そう言えば、大姐は話しかけても笑顔が全く無かった。
本屋の店番なら、きっと良い仕事をしそうだが、今の本はビニール袋に入っていたりするから、それもちょっと厳しいかもしれない。
伊勢佐木長者町 美月サロン(その4)
クレールで惨敗した私は、例によって梯子をすることにした。
時間的にもまだもう一件行く余裕もあったし、このまま故郷の横浜を後にするのは寂しい気がした。
これから何処へ行こうか?
道路を渡れば、対面には風花がある。
日ノ出町もここからは近い。
ロイヤルオーキッドに行く手もある。
この辺りは馴染みにしている店には事欠かない。
私が思い浮かべたのは美月サロンだった。
まだママさんも店に居る時間だ。
最近は店を移転したとブログに報告があった。
どんな店なのか興味があった。
私が美月サロンに行かなくなって、半年以上が経っていた。
この店は昼のママさん(美月ママ)は19時で交代で、夜は違うママさんがやっていた。
二人で半分ずつお金を出し合って、始めた店のようだった。
美月ママは優しく、私は何度か通ったが、夜のママは追加料金を要求するタイプの人で酷い目にあった。
昼は優良店なのに、夜はプチぼった店に変貌するのだ。
中国人店ではありがちな話だ。
実際私も夜に行ってから、足が遠のいていた。
アジアンエステは酷い目に合うと、もう二度と行かないものなのだ。
昼と夜が違う店と判っていても、同じ場所に行きたくないのだ。
ママさんは一緒に商売をする相手を間違えたようだ。
最後まで夜ママの凶悪さが判らなかったらしい。
人を見る目が無いのかもしれないと思った。
私はそんな事を考えて伊勢佐木モールを歩いていた。
場所が判らないので、ママさんにユニーの前まで来てもらった。
昔私が小学生の頃、父親にユニーの店頭で服を買ってもらったことを思い出した。
私の父は、店員から「お孫さんですか?」と言われて怒っていた。
私は父親が40代の時の子供だから無理もない。
想いで深き場所も、ずいぶんと寂れてしまったと思った。
ユニーはピアゴと店名を変えていて、ロゴも昔とは違っていた。
あの頃小学生だった私に、今は歳の離れた小学生の子供が居るのだ。
時が経つのは早いものだ。
店の前は美月ママ本人がマッサージしている看板が出ていた。
夜ママは中国に帰って、今は美月ママ単独の店になったらしい。
夜ママは帰国が前から決まっていたので、無理しても客から金を取ろうとしていたのかもしれないと思った。
いずれにしてもママが二人居る店は、長くは続かないものだ。
店はいくつかベットがあって、女の子も何人か居るようだった。
色々とコースがあって、よく判らない。
私はママさんに、いつもと同じやり方でやってもらった。
クレールの後だったので、リンパが効いた。
帰り際に可愛い二十歳くらいの小姐を見た。
まだマッサージは練習中で、リンパはできないのだという。
他にも密着が得意の小姐などが居たりしているようだが、密着コースは無くて、本人と交渉しなければいけないようだった。
ちゃんと値段を決めておかないと、また中国人の言い値の追加料金が高くなる危険がありそうだ。
美月ママは良く言えば女の子に寛容で、任せてしまっているように見える。
ママをやるには優し過ぎる人のようだ。
良いスタッフに恵まれれば良いが、また第二の夜ママが現れる可能性もあると思った。
店のメニューは相場より高めで、コンセプトもはっきりしない。
その適当さが魅力なのかもしれないが、美人の女の子を揃えている安価路線の風花などと比べても見劣りがした。
しかし一番大切なのは、ママの人柄が素晴らしいということだろう。
ママに会いに私は時々は行くことになりそうだ。
関内 クレール
日本人のおねえさんが独りでやっているアカスリ専門の店のことは、私も前から気になっていた。
完全個室で、前にタオルもかけないで、すっぽんぽん状態でアカスリしてくれるというのも珍しい。
合法露出ファンは堪らないシチュエーションではないか。
しかし残念なことに、全くの健全店でカスリもしないらしい。
それでも、アカスリはなかなか評判で、垢も沢山出るということなので、私は突撃してみることにした。
サウナで死ぬほどアカスリをしてから、もう二週間近く経っている。
店に予約の電話をすると、すぐには入れないが、これから来る客の後なら入れるのだと言うことだった。
私は予約をすることにした。
しかし私の来店時間がはっきりと決められないらしい。
おねえさんは30分後にまた電話してくれと言う。
先客の施術時間が確定していないようだ。
私は律義にちょうど30分後に再度電話した。
一時間後には入れるらしい。
私は慌てて、関内駅から伊勢佐木モールを歩いて行った。
店の前は、近隣のアロママッサージの呼び込みが強烈だった。
日本人の呼び込みの女の子が強引に私を捕まえると、物凄い早口で説明を始めている。
全く私が口を挿めないほどの迫力だった。
一通り彼女の説明が終わったところで、
「あのー、私この店に予約しているので・・・」
と言ってクレールの看板を指差すと、その女は何事も無かったように私から離れた。(笑)
店は7階の一番奥の部屋で、30代半ば過ぎと思われる日本人の女性が待ち構えていた。
少し関西訛りがあって、サバサバしている感じだった。
四国の香川出身らしい。
まず全裸になって、浴槽に10分くらい浸かった。
その間に讃岐女はアカスリ台の準備をしていた。
外は暑くて、ワイシャツまでドロドロになるほど汗をかいていたので、それほどお湯に浸かっていなくても良いのではと思ったが、きっちり時間になるまで出るなと言われた。
かなりの職人気質のようだ。
全裸 or タオルかけの選択に、もちろん全裸を希望した。
実は大したことない人に限って、見せびらかすものだ。
仰向けからアカスリは始まったが、あまりにも男の身体を見慣れ過ぎているのだろう。
彼女は眉ひとつ動かさない。
まるで石ころでも見ているようだった。
彼女は最近1カ月位の間に、オイルマッサージをした人は、アカスリが上手くできないと言っていた。
オイルはかなり洗っても、1カ月位は落ち切れないのだと言う。
私は首を捻った。
彼女の理論通りなら、1カ月に何十回もオイルマッサージを受ける私の身体は、皮膚呼吸も困難なくらいオイルが付着していることになる。
私の身体は地層ならぬオイル層をなしていて、アカスリ布も滑りまくるに違いない。
そんなことを言われた後で、
「オイルマッサージはしましたか?」
と訊かれても、なかなか正直に答えることは困難だった。(笑)
そして、最後まで
「最近オイルマッサージしましたね。」
とは言われなかった。
アカスリ布の摩擦係数は大きかったが、アカスリ自体は弱めで、ちょっと物足りなかった。
普段のアカスリがゴシゴシと強力なので、そう感じたのかもしれない。
せめてもの救いは、背中の垢がそこそこ出たことくらいだろうか。
際どさは全く無かった。
袋をカスルなんてことも不可能なくらい、アカスリ布が10㎝以内にすら近づかない様子だった。
私の股間はきっと福島原発くらい危険と判断したのかもしれないが、過剰に避難しすぎだ。(笑)
いくらなんでも、もう少しギリギリまでアカスリして欲しかった。
太股だって私の身体の一部ではないか。
90分コースだったので、洗体とマッサージもついていたが、どれも褒めるところなく施術は終了した。
全体的に力が弱いし、習ったマッサージとも言えなかった。
唯一感動したのは、彼女が滝のように汗をかいて物凄い顔になりながらも、汗を拭かずにやってくれたことだろう。
エレベーターが閉るまで、彼女は深々と頭を下げていた。
一生懸命さはとても私に伝わってきた。