病院の雰囲気って、結局はそこで働いている人が作るものだと思います。
病院の規模が大きくなればなるほど、殺伐として早く帰りたい雰囲気になってくる。基、私が患者として通院、入院した病院はそうでした。
堀先生の病院は違います。規模の大小を言っているのではありません。看護師と医師、その他スタッフがお互いに尊敬し、信頼しあっているのがよく分かるのです。
そして、患者をとても大切にしてくれる。
病院なのに、ハートがほっこりする、とても不思議な空間なのです。
私の入院は、大学病院で受けたAC療法のために、白血球数が激減していたので、その回復を待つことになりました。診察してから、入院まで約1ヶ月あったと思います。
入院1日目、血液検査とCT撮影が終わったあとは、病室でのんびり過ごし、医師の診察を待ちます。
一人で空と海の風景を独占できる個室もあります。私はどんな人が入院するのか興味があったし、4人部屋に入ることにしました。
どの病室からも、美しい風景を望むことができるみたいです。
医師の診察では、体の状態と翌日行われる手術の説明がされます。
その当時の私の腫瘍は8センチにも及び、胸自体もパンパンに腫れていたのです。痛みも少しあったと思います。
医師から、手術に使用するカテーテルを見せてもらいました。
CTを使用しながら腫瘍が健康な細胞や臓器に伸ばしている寄生血管を見つけ、カテーテルを通して抗がん剤を腫瘍に直接注入する、という説明を受けたと思います。
そのとき、血管の3D画像も見せてもらいました。
複雑な血管の中から、どうやって件の寄生血管を見つけるのか、とても不思議に思うと同時に、これはアート(技術)だなと感心した記憶があります。
説明のあとは、病室に戻り、リラックスタイム。
私はテレビを見ないので、WiFiが使えるのはとても有難かったです。
暮れ行く海と空を背景に飛び立つ飛行機を見つめていると、なぜか不思議な懐かしさを覚えていました。