昨日から高気圧に覆われた中で低気圧が東進し、そこに台風が加わって、何とも複雑な大気の流れが続いていた。
そんな中で、金沢へ向かうことになった。
せっかくだから観光をしたり、能登半島地震による波動の変化を探ったりといった時間を取りたいところだったが、前後のスケジュールが調整できず、何とクルマでの夜行日帰りという行程になってしまった。
一旦日光市内に向かい、今回必要なものを調達してから高速道路で金沢へ向かったのだが、多少混雑している様子だったので、まずは一般道で鹿沼市内を通過し、都賀西方スマートインターから高速に乗った。
鹿沼市内を通過し、小休止をしたところで空を見ると、いかにも台風がもたらしていると思われる湿った空気と、バリエーション豊かな雲の様子を眺めていた。
意外と地元では慣れた波動でも、さすがに北陸へ行くと違った感覚が来そうな気がしていた。
覚悟を決めて、北関東道、上信越道、北陸道を経由するルートを走ったが、やはり距離が長い。
特に上越ジャンクションを越えてからの北陸道が長く感じるものがあった。
折しも日本海に夕陽が沈むタイミングだったが、さすがに高速道路の運転中にゆっくり眺めるわけにも行かず、結局、金沢には夜9時過ぎに着いた。
久しぶりにお会いした会員さんと夕食をしながらお話を伺い、当面必要な修法をした上で帰宅後に行うプログラムを組み立てて、日付が変わる前に金沢を出発した。
上信越道を走りながら夜明けを迎えて帰宅したのだが、台風の影響がまだ残り、少々気分的に落ち着かない中で仮眠を取り、この時間になってから今日の日程を処理している。
何度か訪れてはいるが、金沢も夜だけの印象は、どこにでもある地方の中核都市と殆ど変わらないものであった。
日中から時間を過ごしていれば、いかにも金沢らしい雰囲気も感じただろうが、周辺で開いているのは飲食店だけであり、そこを行き交うのは、何処の盛り場でも見かける若者達であり、街並みからも金沢独特のものは感じられない。
それにしても、このような形で金沢に夜行日帰りという行程は、やはり物足りないものだ。
件の会員さんにはお届けするものがあるので、その際には宅配便ではなく、私が自ら出向いて、金沢らしさを味わいたいと思っている。