今日は小山からスタートして、両毛線沿いに高崎まで移動しながら、波動を探ることにしていた。
小山で桜と言えばオモイガワザクラということになる。
満開には少し早いが、城山公園などでソメイヨシノを追いかけるように淡いピンクの花を咲かせて、その共演が見られる期間は、他では見られないゴージャスな雰囲気が漂う。
今日は公園の入口に咲くオモイガワザクラを少しの時間眺められただけだが、花自体が少々派手な印象だけに、満開前でも十分に楽しめるものだ。
川沿いの高台で、風が吹き抜ける環境だけに、開花の進み方もやや遅いが、その分ゆっくりと楽しめるのは、地元に住む人には恵まれた環境だと思う。
そして、渡良瀬川沿いに西に進むに連れて、あちこちで見られる桜も色付きを増しており、桐生では周囲の山々が桜に彩られる光景が眺められた。
そんな今日は、熊谷、前橋、水戸から桜満開の便りが届いた。
北関東でも本格的に桜満開の季節になった訳である。
北関東の主要都市の中では、例年のように宇都宮が一足遅いのだが、そんな宇都宮でも桜の名所の中では既に満開になっているところも多い。
北関東の気候は、関東と東北の気候が入り混じる空気の流れがあり、北側の山が北風を遮っているとは言いながら、冷え込みの厳しい土地には、それなりの花の楽しみ方というものがあるということだ。
今年の桜は、例年のように一瞬で咲いて散るということがなく、結構長く楽しめるので、細かく見るには面白いところだし、結構実もできているようなので、今年は種まきにも挑戦してみたい気分だ。
これまでにも何度か種まきをしているが、実生から上手く育てるのはなかなか難しく、まともに育ったことがない。
そんな中でも、いくつかの試行錯誤をしたことで、そろそろまともに育つ苗ができるのではなかろうかとも思っている。
どんな花が咲くのかはわからないし、これまでにもそうして育った苗木も殆どは商品価値が見い出されていないのだが、それはひとつのお楽しみとして、自らの腕を磨くためにもやってみたいところである。