下り坂でも雪が降ると・・・ | 拝み屋 中山英明の思い付いたまま日記

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日記を再開しました。
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昨日の穏やかな晴天は束の間で、低気圧によって天気は下り坂、しかも寒気が入り込んで関東でも雪になるかも知れないという予報が出ていた。

 

鉄道でも計画運休を決める区間があるなど、3月に入ったというのにいつまでも冬の余波が続くのかと思っていた。

 

そして昨夜、当地でも雪が舞い始め、夜間はずっと風と雪が続いていたようである。

 

起きてみると、地面は雪が融けてドロドロだったが、雪自体は殆ど残っておらずに安心していたものの、休む訳にも行かないのが辛いところで、今日の予定で茨城県の笠間市と小美玉市に行くことになっており、まずは笠間市に向かうことになった。

 

その時に、思わず銀世界が広がって驚いたのだが、どうやら地形の影響が寒気の動きにも影響していることが理解できた。

 

画像の場所は茂木町の飯(いい)地区だが、ここを通って仏の山峠を越え、笠間市に向かう道は栃木と茨城の県道1号線ということになっている。

 

雪の中に咲き始めたサクラが見えるという光景は、この時期の、しかも地形的に限られた場所のものだろう。

 

この地区は、仏の山峠に向けて北向きの斜面になっており、春先の地温の上昇が鈍いところだ。

 

そのためか、雪が降ると気温の割に融けるのが遅く、このような光景が広がることになる。

 

そうした地形の場所は、やはり住み難いところという印象なのだろうか、ここからさらに峠に向かった小貫地区では、小学校が閉校するなど、どうしても人口の減少傾向が現れる。

 

大きな開発は行われていないので、貴重な自然が残る場所なのだが、こうした環境が生かせないのは少々残念だ。

 

そして、地形の違いによる影響は、峠を越えるとよりハッキリする。

 

茨城県側に入ると、今度は南向きの斜面となり、しかも峠に続く山が季節風を遮るから、冬の気温は栃木県側と段違いとなり、今日も雪は全く残っていなかった。

 

これだけハッキリした違いを見せつけられると、自然はやはり正直なものだと思ったりもする。

 

この先、まだ寒気がやって来る可能性があるというが、その時の天気の違いが、地形や波動の違いをハッキリと映し出す季節になったということだろう。