ただ、残念ながら奥日光や手前の山間部に行く時間がなく、結局は駅周辺で数時間を過ごして戻るということになってしまうのだが、さすがに日光駅まで行くと空気感が違うものだ。
このモミジも日光駅近くの国道119号線沿いのものだが、このように赤く色付くことは、宇都宮の市街地ではなかなか見ることができない(ここまで色付くまでに茶色くしおれて落葉してしまうことが多いのだ)。
このモミジは、結構被写体になることが多いもので、今日も本格的に一眼レフを向けていたカメラマンが数人いたのだが、他のモミジも鮮やかな色付きを見せていた。
空も晴れ渡って、男体山から女峰、赤薙山に続く山々も鮮やかな姿を見せていたので、故郷の山々を安心して堪能できる眺めであり、カメラに収めてはあるが、それ以上にこの紅葉が印象的であった。
杉並木の終端に近い場所なので、杉の青さとの対比もより印象を強くしていたが、奥日光の大規模な紅葉とはひと味違う、より身近に紅葉が味わえることが、ある意味で羨ましくもあった。