原題は“The Unforgivable ”と言って正確には“消えない”じゃなくて“許されない”に近いのだが主演はサンドラ・ブロックで濃厚なドラマに仕上がっていた。こんな映画はオスカーにノミネートされてもおかしくないぞと思うのだが、、。

 

 

 

冒頭、ルース・スレーター(サンドラ・ブロック)が娑婆へ出て来る所から始まる。どうやら20年と言う長い期間刑務所にいたようでこりゃかなり重大な案件だったと思わせる。確かにテレビの火曜サスペンス劇場にもあるような内容なんだが脚本がしっかりしていると遂引っ張り込まれて最後まで一気に見終わってしまった。

 

舞台はアメリカの西海岸、シアトル郊外らしいのだが仮保釈になったルースは保安官に付き添われて町の保護観察施設に送られる。かなり酷い環境で4人一部屋に落ち着き早速仕事探しに出掛けるが刑務所で学んだ大工技術を活かそうとしても敢えなく断られてしまいやむ無く夜間勤務の魚体解体業に落ち着く。

 

どうもその長かった収容期間は保安官を殺してしまった事に起因しているようだ。でもルースは当時一緒に住んでいた5歳だった妹、ケイティの消息を知りたくて仕事の合間に探す事にする。離れ離れになった当時は州の施設に収容されてその後、養子に出され元気で生活している事まではルースも知っているし毎日のように手紙を書いていた。

 

 

そんな展開で映画はじっくりと新しいルースの生活振りを追っていくのだが同じ魚体解体ラインで働くブレイクが言い寄って来たりその昔、ルースとケイティが住んでいた家の住人やら殺された保安官の息子二人が出て来たりでじわりじわりと想定外の方向へお話が進んでいく。大方の予想はつくしこりゃひょっとして真犯人は別にいる、、っと見ている方には疑惑が湧いて来るのだが妙に気が惹かれる。

 

その惹かれ具合がやはり脚本の良さなんだと気付かされるが最後まで瞬きせず、コクリともせずに見終わってしまった。拳銃の乱射シーンもカーチェイスも一切ないのだがサンドラ・ブロックってこんなに上手かったんだろうか、?と思わず見直してしまった。

 

野球の合間にたっぷり楽しんでいるNetflix、ダメな作品もあるし途中でリタイヤした映画も沢山ある、でもこんなのを見ると充分元は取っているようだ。

 

しかし主演のサンドラ嬢、そりゃそうだよな“スピード”で大型バスを運転してキアヌ・リーブスと転げ回っていたのは1994年の事、もう30年以上も前の事だった。その彼女も今や還暦だそうな、、。