NHKBSだって繰り返し放映しているんだからオレがリブログしても不都合はあるまい。それ程にこの伝統ある英国風、刑事ものには毎回、驚かされる。制作時の背景は第二次世界大戦の真っ只中、ロンドンが毎日のように爆撃されている頃に始まり、最終章では戦後数年が経過しまさに英、ソのスパイ合戦のなかフォイル刑事がイギリス情報部でスパイ活動に従事する所まで描かれている。

 

主演を演じたマイケル・キッチンは中堅のイギリスの舞台俳優で70年代には多くの劇場用映画に出演しているが主演を張るには至ってない。007シリーズではピアース・ブロスナンがジェームス・ボンドを演じていた頃にMの補佐役、テナー役で数本出ていた。その後、テレビ畑でも多くに出演しているが何と言っても主演を演じたこのフォイル役が一番の当たり役じゃなかろうか?

 

派手なアクションは一切無くひたすらその冷静沈着で記憶力を駆使して相手(容疑者)がペロッと漏らした言葉尻から矛盾点を突いて行く。これぞ脚本の良さが際立つドラマ制作ではないだろうか?暴力的に強要するでなくひたすら事実を積み上げ矛盾点を突き付けて行くのは見ている方は心地よい、そりゃアメリカ風にドカンっとやってしまえばそれで終わるのだがそんな展開にはならないのだ。まあ見る側の好みもあるだろうがそんなアクション満載な作風はもう食傷気味である、、。

 

このシリーズと若きモース刑事を演じたショーン・エバンス(合計9シリーズ)は星の数ほどある刑事ドラマの中でも間違いなくトップスリーにランキングする。共通するのはやはり脚本の良さでモース刑事も拳銃は携帯しておらずひたすら事実を積み上げ矛盾点を突き真犯人にたどり着く、、。こうやって見回して見るとアメリカにも優秀な刑事さんが大勢いるが英国版には叶わない。