これは我ら世代にはかなり深刻な問題である。オーストラリアから帰った時からもう札幌へ永住する事を決めていたしこれまで機会があれば色々なお葬式の説明会や資料取り寄せにも応じている。

 

長い間、海外にいたし現役を終えてから帰国したので知人、友人は極端に少ないのし元より人を呼ぶ葬式などは考えた事はない。近年増えている小さいお葬式、家族葬、それに伴い樹木葬とか無宗教葬、自然葬、、を考えているのだが現実には亡くなって火葬場に送られた後をどうするのかはどうも別問題らしい。幾ら原野の多い北海道だとしてもその辺に遺灰を撒くわけには行かないらしい。ボク的には何処か近海にでも撒いて貰えばそれで良いと普段から公言しているのだが、、。

 

その前に実は「家」の墓が東京にある。ご先祖様が入っている訳で不肖の長男としてはこれが一番の懸念事項である。墓仕舞いをするにしても「中身」を何処かに移動させないとダメらしい、、それを永代供養とする前に先ずは供養する事が先決だが色々調べるとそんな簡単に事は進まないらしい。例え移動先があっても今度は墓石の処分から区画の整理、それを更地にする必要性からそれに掛かる費用の捻出ともの凄くハードルが高いらしい。

 

実は最後まで母と同居して10年に及んだ寝たきり生活を支えた実弟が東京にいる。とっくに実家は処分されてしまい母の介護費用に化けているが一回り若い実弟に任せっきりで此処まで来てしまった。出来ればそのまま任せっきりでいたいのだが、、これが一件落着しないとうちの落着は決められないのかも知れないな、、。