ぶっちゃけイギリスの片田舎を舞台に活躍する”おばちゃん”刑事どのなんだが彼方じゃ人気が高く、遂にシーズン11に突入している。珍しく日本でも新シリーズの配信が始まり野球中継の合間に噛り付いている。イギリスでは2021年の5月に放映されたようでそれが一年遅れで見れるならかなり早い方じゃなかろうか?

 

っと以前書いたのだがそれからもう2年が経過している。その間にシーズン12は終わりいよいよ待望の新作、シーズン13が始まるのだ。ちょこっと拝見した予告編ではヴェラ警部の相棒として初期のシーズンに登場していたジョー(デイヴィッド・レオン)が戻って来るらしい、。

 

 

日本やアメリカのシーズンものとは違いワンシーズンが6話完結、それも毎回一時間半の長さで事件はその90分で解決する。主演の”信念の女警部”を演じているのはブレンダ・ブレシンと言う女優さんで仕事が趣味、寝食を忘れてこんがらがった謎を解きその鋭い観察力で事件の解決にあたって行く。

 

背景になっているのは架空の街だが収録されている場所はニューキャッスルと言う北東部の田舎町で人口は30万人にも満たない。そんな田舎町で何でそんなに殺人事件が頻発するんだ、、は置いておいてこのブレンダ・ブレシンの芸歴は古く80年代から主にTV界で活躍している。

 

同僚の刑事(部下)が6人くらい居てそれがヴェラの精鋭部隊チームとして事件解決にあたるのだが部下への指示がかなり居丈高で上から目線だ。日本だったらこりゃパワハラだ~、、と部下に言われそうな事もあるが妙に彼らからの信頼度は高く文句は言ってもちゃんと最後まで仕事をこなして行く。

 

不可解な殺人事件が常だが先ず死因の特定、そして身元確認、更には殺された場所の特定から動機のありそうな関係者を総当たりでチームが対処して行く。ロンドン等の大都会と違って監視カメラや街道筋に設置された交通車両を判別するカメラが少ないので捜査の原点は関係者への聞き込みだ。

 

それも半分は嘘なので容疑者を特定するまでにかなりな時間と労力を要する。その尋問のなかで誰がウソっこなのか、真実の解明に苦心惨憺する”信念の女刑事”振りが毎回の見せ場である。

 

日本の刑事モノとは違い毎回同じセリフなんてものは一切ない、それに捜査一課長に敬礼、、とか”絶対に犯人を挙げる”とか叱咤激励する場面なんかありゃしない、。なので此処はやはり演出も大事だが脚本がしっかりしてないと真実味が出て来ないしキャラクターの魅力だって出て来ないのだ。

 

実際の殺人事件の捜査はどうなっているのか知る由もないし知人、友人にも警察関係者はいないのでこうしてドラマで拝見するのが関の山だ。

 

恐らく新シーズンもこれまでの設定と同じだと思うのだが当分このヴェラ警部から目が離せないぞ。地味な作風であるが為、日本国内じゃ爆発的ヒットとは行かないだろうがオレのような隠れファンだって多いハズだ。