最近TVで見かけるシーン、それがドラマだったりCMだったり食レポだったりと色々あるのだがやけに左利きの箸使いが目立たないだろうか?日本は古来、縦書き文化であり習字だって右手使いに有利である、算盤だって左手で扱うのは想像するだけで難しそうだ。

 

伝統的に右使いがごく普通だったしそれこそ江戸時代に侍が右腰に脇差しをしている姿だなんてのは想像し難い。恐らくそんな時代では武士などは矯正されたであろうし初めて筆を手にする時から右手に持つと教えられていた筈である。

 

ボクらの世代では「ギッチョ」とか言っていたが今やそれは差別用語とか言われるそうな、、野球の世界じゃ「サウスポー」なんて言い方もあるがこれは英語で書くと「southpaw」である。直訳すれば「南足」って意味だが語源は野球場建設時の設計仕様が関係しているらしい。その昔は、野球とは青空の下でやるスポーツなのでバッターの立つ位置からマウンドを東北東の位置に向いて球場を作った。そうなると左投手は南側の手で投げる事になる為サウスポーと言われるようになったらしいのだがさて真意はどうだったのやら?何れにせよ「レフティー」って事でありテニスでもボクシングでも左利きの総称として使われている。

 

 

 

そのレフティーだが圧倒的に欧米では日本等よりも多いものだと信じていた。ところが日本では88%が右利きで僅か9%強が左利き、外国ではイギリスがダントツで多く14%強が左利き、その他諸国では日本とほぼ同じ比率になっているそうだ。これは意外だった、、それには遺伝子が大いに影響しているらしい。アメリカなどでも過去の経験からこりゃ絶対に左利きは多いと勝手に想像していたが先進諸国の中では俄然少ないそうだ、その代わりと言っちゃ語弊があるが両刀使いが20%もいるそうなのでこれまで日本人に比べりゃ無器用だよなと思っていた指摘は当たらないらしい。

 

我が家の場合は奥方は知り合って直ぐに判明したが刃物を使う場合は完全に左利きである。包丁を使っている姿はとても正視出来ない。字を書いたりは右手にペンを持つしボールを投げる場合は、、さてどっちだったか覚えてない。ああ、でも夫婦喧嘩をした時にティッシューの箱を右手で投げて来たな、、それももの凄くコントロールが良かった記憶がある。

 

自分の場合、ボールを投げるのは右手だがバットを構えるのは左だし雑巾を絞ったり自転車に乗ったりする場合は完全に左である。PCの前で動かすマウスもずっと長い間左手だったが札幌へ来てラップトップにしてからは右手に持ち替えている。流石にお箸やペンを持つ手は右なのでこれはぎっちょとは言えないだろう。

 

先のテレビを見ていて感じる左利きだがこれはもう誰も矯正しないし特に不便を感じなけりゃどっちでもOKって時代なんだろう。まさかお習字をやるのでと今更直す事もない気がするしスマホをそれこそ左指で操ろうが誰も目くじらを立てもしないよな。でもやっぱりスマホを右手に持ち左手の指で操作する姿は想像出来ないなあ〜、。