やっと日米でプロ野球が始まった。個人的にはやっとと言うよりももう始まったか、、と印象なのであるが、ともあれ同日開催だった双方の開幕戦を楽しんだ。あっちの試合はどの放送局も大谷くんや山本投手のいるドジャース戦が中心で西海岸からの生放送となると日本じゃ朝の5時になるしナイターだと丁度ランチタイムになり我らシニア世代にはとても都合が良い、日常生活に毎朝変化をもたらしてくれるのだ。

 




それにしても野球とは団体競技なれど昨年まで大谷クンが在籍したエンジェルスの試合は一切配信されない、、っと同様にボクが一番気にしているヤンキースの試合など全くの想定外らしい。ドジャースが対戦するのを待つっきゃないし唯一対戦するのは6月に組まれた3試合だけである。松井や田中、そしてイチローが在籍してた頃はNHK BSでも連日配信してたのに日本人選手が居ないとなるとどれだけ面白い試合になりそうな予感がしても実況しないってのは実に悩ましい、。なので大谷クンは無理でもせめて山本クンにはヤンキースへ行って欲しかったのだが二人揃ってドジャースと言う結果にはチョイとがっかりしている。

 

そしてその肝心な開幕戦なのだがドジャースは派手さはないものの実に巧みな演出で両軍の選手紹介から国歌斉唱までワクワクしながら見せてくれた。どうやら球場には5万人以上も入り満席だったようだが青空の元、素晴らしい演出で開会式を堪能出来た。

 

そして夜になって今度は読売ジャイアンと昨年の覇者、阪神タイガースの開会式を東京ドームからの中継で楽しんだのだが、、。オイオイ、今どきのプロ野球ってのはこんなだったのか?と言うかこれが主流なんだろうか?とクビを傾げてしまった。兎に角、流行りの歌手ユニットなんだろうか君が代斉唱に至ってはこっぱ恥ずかしくて思わずチャンネルを変えてしまったくらいだ。

 

それにチアーリーダーだかのステージショーもどきの演出にはガッカリさせられた。これって韓国や台湾のプロ野球リーグと同じスタイルの演出方法でとても朝に見たメージャーリーグの”大人っぽい”演出とはかけ離れている気がした。屋内ドームならではの演出で照明を落とし劇的な効果を狙ったスポットライトが多用され画面の暗転にオレはついて行けない、、そもそも野球ってのは青空の下でやるモンなので明るくしたままじゃいけないんだろうか?

 

それに応援には日本の場合、鐘や太鼓にトランペット、、更にはチームの応援歌と大きな旗を振っての半ば強制的な応援方法で画面に映る限り圧倒的に若者主導になっている。一方のドジャースの試合は圧倒的に世代がもっと上らしく見えるし子供連れが多く家族連れが一番目立つのだ。その分、選手の一挙手一投足から目が離せないのだがデカい画面で再度検証出来るから別にそんなに真剣に見ている必要もあるまい、となると何をかいわんやである。

 

まあこれが文化の違いさ、と言えばこんな野球観戦一つを見ても成熟した彼方の国技に対する楽しみ方に差が出るんだろう。でも日本の国技である大相撲では流石に鳴物入りの応援はないが近年やたらと四股名を印刷した応援タオルが振りかざされている気がするのだがアレっていつ頃から流行り出したんだろう?

 

ともあれこれで今シーズンの開幕だ。でもなあ、日本式チームの応援は辛いものがある、折角大谷クン以外にメンバーも覚えそれなりにエンジェルスを応援する気になっていたのに日本じゃ放送してくれる個人が所属するチームの応援をせんといかん、ヤンキースの試合を見るには日本人選手が誰か行くのが一番手っ取り早いんだろうか?