先日、ロスアンジェルスで発表されたアカデミー賞では毎度の事だが、「アジア人に対する差別」が問題視されていた。これは受賞者にアジア系が少ないからとか女性は候補者になり難いのは差別だとか色々言われていたものだが果たして現実はどうなんだろう?

 




受賞者が呼ばれて壇上へ上がる際にプレゼンターだったアジア系男子を無視してオスカー像を受け取った何てニュースになっていたがアレってそんなに目くじらを立てる事だったんだろうか?無論、時間の制約があり事前に決められたセリフがプロンプターに表示されている筈だがプレゼンターは無視しろ、、とは書かれているハズはない。

 

こんな場面で思わず相手を無視して壇上へ上がったからと言って「差別だ、、」と言われるのはちょっと気の毒じゃないだろうか?まあ逆説的にはそんな晴れの舞台でやらかすのは普段からの習慣の表れと取られても反論出来ないのだが、、。日本の政治家の中には明らかに普段の言動から思わず口を滑らして言っちまった御仁もいるがアレは確信犯だ。

 

それにしても毎年のようにこの差別が問題なっている。実態は知る由もないのだが単に映画が好きで見ているだけのファンとしちゃこりゃ過剰反応じゃないのか、っと言いたくもなる。近年は多くのハリウッド製大型作品にもチャイニーズ資本が投じられるがそんなケースじゃ必ずやメインのキャストには本国の男女俳優さんが抜擢されているし本国の上映を考えるとローカルの俳優さんが抜擢されるのはごく自然の流れ、キャスティングだと思う。

 

そして実社会に置いてはこれまで海外でそんな差別に出会ったことはない。西も東も判らない学生の頃だって(最も周りが何を言ってても理解してなかったのか?)街中や自身の生活圏内で明らかに不愉快だと感じた事はない。オーストラリア時代にはこっちから首を宣告した事も何回か経験しているが何時もの正常心を保ち”こりゃ差別だ”とも言われた事もなく仕返しにあった事だってありゃしない。

 

一度だけブリスベンの市内でアルコールの影響下にあったオッさん連中に”ニイハオ”と揶揄われた経験があるが、、I'm an American と返したらこっちがびっくりする程に相手の酔いが覚めちまった。長い年月でこれが”差別”だと認識出来たのはそれっきりである。ずっと長い年月、これはオレがラッキーだったのかもう知る由もないが先のオスカー授賞式を見ながらそんな「アジア系に対する差別」ってのが俄かに信じられなかった。