わたしが中国料理の中で一番好きなものがある。
その名も「重慶鶏公bao」!
(ピンインはchong2 qing4 ji1 gong1 bao1。baoの字は”保”の下に”火”と書く。)
去年のカウントダウンは、この重慶鶏公baoの店で過ごしたぐらいだから私にとっては特別な思い入れがある料理だ。
うちの近くの店
では”重慶鶏公bao”とはどんな料理か!?
四川省重慶市名物の鶏肉土鍋料理である。
土鍋の中に骨付き鶏のブツ切り、にんにく、玉ねぎ、中国セロリを入れ、唐辛子と醤油で炒め煮にしてある。
使用している鶏は全て雄鶏というから相当のこだわりようだ。
最後に上に香菜(パクチー)を載せる。
(もちろん、嫌いな人は”香菜不要(シャンツァイブーヤオ)”と注文すればOK)
味が濃いのでビールがすすむ、すすむっ!
鍋の大きさは小18元、中28元、大38元の3種類。
味は不辣、微辣、中辣、重辣の4段階。
わたしはいつも中辣(中辛)をオーダーします。
これが重慶鶏公bao! 左下に鶏の手先が見えるのが分かりますか?
そう、鶏一匹まるまる使うのです。
この鍋のいいところは、ただの土鍋料理では済まされないところ。
味の染み込んだ鶏肉に骨からしゃぶりつき、熱々ホクホクのにんにくを平らげたら次のお楽しみが・・・!!
ここから第二ステージのはじまりはじまり。店員を呼び、
「加湯!(スープ入れて!)」
と勢いよく注文します。
そう、土鍋に残ったさまざまな濃いエキスにスープを足し、さらに自分のお好みの野菜などを入れ”火鍋”として楽しめるのです。
鶏のい~いダシが出て、野菜がいいかんじにおいしくなるんですよ~
具は、一皿1元~5元まで。
野菜、きのこ類、練り物系、はるさめ、餃子などなんでも揃っています。
オーダー表。自分で好きなものに印をして、店員に渡します。
たくさんの具があり、どれも安いのでつい追加しすぎちゃう・・・
この鍋、味が濃いので夏は敬遠ぎみでしたがこの冬もまた通うことになりそうです。
冬になると、多くの人と鍋の熱気で店のガラスが曇ります!
今年のカウントダウンもこの店かな?(笑)
ちなみに私がよく行く店は武夷路×凱旋路にあります。
<オマケ>
重慶鶏公baoの看板ボーイ、19歳。(15、6歳に見えるが・・・)
この店に行けば彼の笑顔が見れます!
いつもキャップを後ろにかぶり、笑顔で迎えてくれます。
この日は日本語で1から10までの数え方を教えてあげました。