一昨日は久し振りに登山の身支度を済ませて夜10時に自宅を出発し、車中泊と登山とライトアップされた紅葉を観て帰る予定で丹沢山地の大山に行きました。
登山と言うと富士山以外に登らないので詳しい事は知りませんが、大山阿夫利神社は2200年前に創建されたとか弘法大師が爪で彫った「爪切地蔵」が有るとか、何を根拠に言って居るのか俄かには信じ難い点もありますが、取り敢えず0時過ぎに到着して駐車場で車中泊をし、
昨日の朝はチョコの散歩を兼ねてケーブルカー駅に下見に行きました。
この辺りは江戸時代に”大山詣り“が盛んに行われ、その道案内役の先導師が山門に宿坊を建てたらしく、それらの建物が未だ変わらず現存し営業して居る事に、信仰は元より景勝地としても人気がある事が分かります。
短い足のチョコを連れて”こま参道“を歩くのは階段の度に抱いて上がったので大変でしたが、何とか大山ケーブル駅まで歩いて下見を済ませて車に戻りました。
とは言えケーブル駅近くに殆ど紅葉は観られず、もっと上に行けば紅葉して居るのかも知れませんが、何と無く前回の河口湖のもみじ回廊を思い出させるくらい少し早かったみたいで、50キロ先の河口湖に行くのも悪くは無いかと思いましたが、
取り敢えず朝食に「日清ラ王」をトラベルクッカーで作って食べようと思ったところ、
前日の「うちそば」の鶏の唐揚げが悪かったのか、寝る前に食べた海鮮ミックスサラダが良くなかったのか胸焼けが酷く、結局は野菜サラダとモズクとヒジキを軽く食べ、
お昼過ぎになってから既に散歩で疲れたチョコを車に残し、今回の目的であるケーブルカーに乗ってみる事にしました。
が・・・平日だと言うのにケーブルカーは既に列も出来始め、本格的な登山の格好の僕が乗るのも変な目で見られそうなので、大山寺までは歩く事にしました。
登山口を少し進むと女坂と男坂に別れるのですが、当然男の僕は女坂の方が女性が多いだろうと思い女坂を選択しました。
道中の殆どは不規則な石段で、登山は富士山しか知らない僕は直ぐに音を上げそうになりましたが、途中には弘法大師が爪で彫ったとされる「爪切地蔵」が有ったりして飽きる事は無く、
荷物も軽く空気が薄いと言う訳では無かったからか、コースタイム以上のペースで大山寺まで到着しました。
大山寺では両替する為に必要も無いお茶を買い、これ迄に厄祓いとか一切やった事も無い僕ですが、素焼きの皿をただ投げれば厄が落とせるとの事なので人生で初の厄祓いをし、
次は大山阿夫利神社の下社に行ってウロウロして、ここのケーブルカーで下山しょうと思いましたが、
ここまで来たら大山山頂まで登って持参したカップ麺も食べてみたいと思い、山頂にはそんなには興味は有りませんでしたが、お金を払って登山道に入ってはみたものの、
結構な勾配の階段を登って疲れたのもありますが、此処から往復3時間とすると車に残したチョコのトイレも心配なので断念し、
今回のミッションとして茶店のルーメソ(さくらや)に行くのも目的だったので、軽く食べてから駐車場に戻る事にしました。
オーダーは生ビールのメガジョッキにモツ煮でしたが、「メガジョッキ」と注文した途端に周りから「メガジョッキだって」との声がしたので少し気が引け、
紅葉を観たいからと外の席に変わらせてもらって缶ビールとオデンを頼んだところ、インド人の参拝者を含めて延べ6人と相席し、その度に全員の話し相手になったり周りのテーブルの人とも話し込んで、つまみ類が少ないので何度も同じ物を頼み、
登山中も行き交う人と散々話し込んだりしたせいか、普段のソロ登山とは全く違って居酒屋に居る気持ちで楽しみ、最後は隣りの席のカップルと2時間近く話し込んでライン交換して居たところ、
暗くなった辺りでライトアップが始まりましたが・・・この程度ならそんなに珍しい景色でも無いと思って居たら、通りかかった人から「大山寺の方が凄いですよ」と教えてもらったので、
念願だったケーブルカーで移動しても良かったのですが、茶店だと言うのに4時間居座って10000円近く飲んでしまったので、節約の為に暗い山道を歩いて大山寺に行きました。
と言う事で最後の区間くらいは楽しみにしていたケーブルカーでと思いましたが、
満員の車両に乗るのも気が引けるので再び暗い夜道を歩き、何とか一度転んだだけで無事にチョコの元に帰れました。
普段なら3時間程度で歩ける距離をお喋りばかりしたせいで8時間もかかってしまい、結局はケーブルカーにも乗らず美味しい物も何も食べて居ないので、今日は気になったお店で食事をして横浜に帰りたいと思います。