先の見通しは分からない
今日から第二四半期だ。早速、売上見込みを立てるミーティングが開催された。部門としても、グループとしても、まあまあの見通しだ。
そんな訳で、ミーティングの話題は、下期や来年度に向けた話になる。
売上を継続的に毎月入ってくるストックと短期的に上がるフローと分けた場合、ストックの売上が対前年比で大きくシュリンクしているのが、目下の課題である。具体的には書きにくいのだが、簡単に言うと世の中の変化や顧客の変化に大きく起因するもので、なかなかコントロールがしにくいものではある。とは言え、手をこまねいてもいられないので、あれこれアイデアややり方について、議論になった。
ストックがシュリンクしている中身を丁寧に見て行くと、顧客毎にバラツキがある。一方で、バラツキはあるものの全体としてはシュリンク傾向だ。この場合、打ち手は大きく2つで、既存の売上を上げている事業をテコ入れするか、新規領域での売上を立てるかだ。ところが、その顧客の事情やポテンシャルに応じて、この2つの打ち手の打ち方が変わるのだが、これを比較的若い担当営業にやらせるのは、結構荷が重い。ただ、それらを充分にやり切れる脂の乗った世代は、ほとんどいない。なので、若手を育てながら、ストック売上を挽回して行くと言うなかなかにヘビーだが、いまの日本企業の縮図みたいは状況を迎えている。
でどうやってやるかなのだが、これはもう、できることを全部やるしかない。思っても見ないことがハマることもあるし、どんなに時間をかけて準備しても、ハマらない時はハマらないものだ。それならば、できることを全部やるしかない。
結局、先の見通しは分からないのだから。