そのビルドアップは世界に繋がっている | 豊洲で働くビジネスマンのアメブロ

そのビルドアップは世界に繋がっている

今日は、東京ヴェルディ対横浜F•マリノス戦をdazn観戦した。


31年前のJリーグ開幕戦と同一カードで、同一会場(正確には新旧の違いはあるが)で、Jリーグファンには感慨深い一戦となった。


尚且つ、結果も同じ1-2でマリノス勝利で、より一層の感慨深さである。


ゲームの方は、序盤の7分に東京ヴェルディがFKから先制する。FKに繋がるマリノスGKとCBの連携の悪さは頂けなかったが、きっちりとこのFKを決めた東京ヴェルディの山田がお見事だった。


それ以降も、東京ヴェルディは、マリノスのビルドアップに対してハイプレスをかけて、カウンターからゴールに迫るシーンがいくつかあった。


一方、マリノスは特に前半はボールを保持して、相手陣内までは侵入するものの、なかなかファイナルサードにはたどり着かない。


後半になると、東京ヴェルディのラインが少し低くなったこともあってか、マリノスのビルドアップが本領を発揮しだす。


マリノスのビルドアップの肝はSBにあり、彼らが外に開くと中(ボランチ)へのパスコースが空き、内に絞ると外(ウイング)へのパスコースが空く。これに加えて、高い位置を取るとCBやボランチが使えるスペースができ、低い位置を取るとウイングへのパスコースやボランチが使うスペースができる。


ちなみに、マリノスのSBは、この動きを前半からずっとやり続けていて、東京ヴェルディの両SHもマークにつき続けていた。61分に東京ヴェルディが両SHを同時に変えたところを見ても、この部分は相当警戒していたことが伺える。


文字にすると簡単だし、ゲームを観ていても、いとも簡単にSBの動きに合わせて、ボランチやウイングが連動しているが、なかなかこのレベルのビルドアップにはお目にかかれない。


東京ヴェルディの健闘が光ったが、マリノス強しを思わせる開幕戦だった。