外資と地域密着は両立するのか?
レッドブルが大宮アルディージャを買収するらしいと言うニュースが出ている。
大宮アルディージャは、NTT関東サッカー部が前身で、2005年-2014年、2016年-2017年をJ1で戦っているクラブである。2018年以降は、J2での戦いが続き、2024年からはJ3へと戦いの場を移す。
オーナーは、クラブ前身であるNTT東日本であり、お金はあるように見えるが、スポーツクラブ経営のノウハウがないのか、スポーツクラブによるブランディングを考えてないのか、単純にお金をかけてないのかは分らないが、とにかく低迷が続いている。
一方で、ホームタウンの大宮は、住みたい街ランキングで近年上位に位置づけており、人口も増えていることから、潜在的なサポーターが多いように見える。ただ、埼玉には浦和レッズと言う、現アジアチャンピオンにして、強力なサポーターを擁するクラブがあるので、なかなか大宮にサポーターが流れにくい構造になっているのかもしれない。
また、Jリーグは地域密着を抱えていることから、古参サポーターの声が大きい。直近だと、町田ゼルビアがクラブ名を変えることを前提に、サイバーエージェントがオーナーになりながら、サポーターの反対にあい、クラブ名を存続させたと言う経緯がある。
このような環境下で、レッドブルは大宮アルディージャへ投資する価値を見出すのだろうか?
もし、レッドブルがオーナーになった場合、外資と地域密着が両立するのかが、とても興味深い。