加齢性難聴と認知症の関連…! | t-times♪

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何気なく感じたこと、知ったこと、気づいたこと、考え等、日々のいろいろな思いをoutputしていきます☺

「コミュニケーション」と「食べる」を支える国家資格・言語聴覚士の卵(学生)の時、

初めての実習先は

難聴幼児さんの通園施設でした。

 

そこで体験させて頂いた、

『難聴体験』

一緒に実習させて頂いていたメンバーと共に

驚愕…! 衝撃的な体験でした。

 

私が言語聴覚士を卒業して、就職した勤務先は

高齢者対象の総合病院。

 

そこでは、

難聴の方との遭遇場面は少なくありませんでした。

 

そして、

おそらく日本の最先端くらいのレベルの

認知症の研究も進められていた。

 

「予防可能な40%の12の因子の中で、難聴は認知症の最も大きな危険因子である」とランセット国際委員会によって報告されたのが2020年。

(ランセットと言えば、医学雑誌。Wikipediaによると、「世界で最もよく知られていて、評価の高い世界五大医学雑誌の一つ」…!)

 

だけれども

現場での難聴への理解や対応が追い付いていたかというと、

うーーん…

(明らかな難聴者への対応は、工夫がありました。そして、耳鼻科では難聴に対する研究や取り組みも…!✨✨)

 

高齢者である患者さんが、

自分の状況・治療について

しっかり説明を納得するまで聴けるかというと…うーん。。

 

「意思疎通」の専門職という立場があってなのか、

個人的になのか、

もどかしさを感じる場面多々。

 

医療従事者から発信された

大切な・かけがえのない

自分の身体に関する情報のうち、

どの程度の情報が、

高齢者である患者さんに、届いていたんだろう、と。。

 

高齢者が

情報弱者となることは

やむなしなんだろうかな…

とも思えるような状態でした。

 

そこに対して

できうることは

当時の私としては、

私が該当する範囲・拾った範囲で、できる限り分かり易く伝える、という個人的レベルの行動しか

できなかった。

 

知らぬが仏という言葉もある。

高齢になると、

ほんとうに、

色々な刺激にいちいち噛みついたりせずに

穏やかに、流れに任せるということができるように、人間が円熟していくのかな…

という

考えもある。

 

だけれども

 

医療・介護費の増加が叫ばれて

経済的な不安

先行きの不安が

超高齢化の進む日本社会に蔓延しかけてないかしら?と感じる。

 

さらに、認知症の患者数が2030年に高齢者の7人に1人に昇ると推計されるような現状。

 

ここへ

「予防可能な40%の12の因子の中で、難聴は認知症の最も大きな危険因子である」という情報がある。

 

難聴対策ができると、

認知症対策になる可能性が、示唆されている!

孤独が減る、

認知症患者数削減、

医療・介護費削減にも寄与しうる!

→生き生きとくらす高齢者、介護から解放されて生き生きと暮らす介護負担層の人の増加につながる!!!

 

この方程式。。。!!

机上のなんとやらで、

実際やってみるのはまた課題の表面化があるとは思うけれども、

今わかっている範囲の情報の中で

BESTを。

 

できること、

出来る範囲、やってみるしか

ないんじゃないかなと思う。

 

今、

難聴、

特に

加齢性難聴は

 

もっと

着目されてもいいんじゃないだろうか。

 

理解と、対策の進捗が

社会に広がるといいんじゃないだろうか。

 

そして

加齢性難聴への理解は

人間が人間として生きるうえでの楽しみ「人と人とのつながり」を育む「コミュニケーション」の価値や現状の見直し

 

さらには

障害者・健常者という隔たりの壁を

誰にも身近で該当し得る関心事項としての

キッカケにも

 

なりうるんじゃないだろうか。

 

ひいては

大量生産大量消費、効率重視のファストな世界から

「個」を大切にできる、少しスローな世界への

いざないにも

なりうるんじゃないか。

 

そんな期待があるのかもしれません。

 

私は

論文も書いたことないし

何か画期的なマシンを開発することもできないけど

 

この手に入れた情報を

学んだ範囲、精いっぱい。

受け取ってくださる方へ

お届けすることは

出来ると思うので

 

やってみたいと思っています。

 

「百聞は一見に如かず」

「百万聞は一体験に如かず」(by横田英毅氏)ということで

 

学生の時の衝撃の体感を胸に

プチ体験付きで

「知っておきたいきこえと認知症講座(体験型!)」

オンラインで開催

させていただきます。

 

https://resast.jp/events/942212

 

是非!

ご参加ください。

 

※終了時間の前倒しの可能性があります