2001年東京本郷でのことです。
母親から電話がきて
「前田さんが呼んでいるから帰って来い｣
前田のおばちゃんは福島の実家の近所にいる物見屋（モノミヤ）さんです。
物見屋とは、霊媒師とか拝み屋のことだと思います。
うちの母ちゃんは頭ワープ人間なのでいきなり訳わからないことを言い出します。
まあ、私も人のことは言えない頭ですが、彼女は度を超しています。
この呼び出しの1年前にも
「神様が呼んでるから今すぐ来てッ！！」
と発狂して電話してきました。
いきなりわけがわからな過ぎです。
こっちの都合もあるし、説明を求めても
「神様が・・・前田先生が・・・だから帰って来い！！」
「ヒメコンジン様にさわって・・・神様が・・・お父さんが死ぬ！！」
情報はそれだけですが、父ちゃんが死んじゃうとなれば帰るしかあるまい。
これ、神奈川から引っ越すときに福島に連れて行ったプラタナスの樹をお父が変な風に伐っちゃって、スンと昇天できなかったプラタナスの精さんがお父の中に入っちゃった事件です。
急におかしくなったお父にピピピと来たお母が前田先生に速攻連絡して。
事情を把握した前田のおばちゃんが茶の間の神棚に祈祷して。
プラタナスの精さんは凄絶な戦い（祈祷）の末、お父から出て行ったそうです。
私が東京から駆けつけたときはもう前田のおばちゃんは帰宅していました。
二階でウツラウツラ意識をさまよわせているお父は私の気配に気づくと開口一番、
「お尻の穴から出て行けばいいのに、お尻の穴のちょっと上からニュルンと出て行った－。ナメクジみたいのが２匹出てったー」とうわごとを言っています。
ちなみにプラタナスは２本でした。
それから21日間毎朝、母と私とで
「祓えたまえ清めたまえ守りたまえ」
と唱えながら家の周りを日本酒と塩を撒きながら三周しろ、と前田さんのお達しです。
今振り返るとなぜ同居している姉家族ではなく私なんだよ。
お父と私の星の巡り合わせ（高島易）によるモノだったのでしょうか。
昔むかし、ある漁師が海で漁をしていると、空から河童が落ちてきました。
溺れる河童を助けた漁師は、その河童を人間の子供として育てました。
河童はいつか人間に生まれ変わり漁師に恩返ししようと誓いました。
という前世妄想ネタがあったのですが、その恩返しを果たせというのでしょうか(￣∇￣)
私が生まれた時
｢宇宙人か猿の子かと思った、人間じゃない、どうしようと思った｣と笑って話したお父。
さすが父ちゃん、するどい😂 河童だよ
さて、
そんな騒動があった1年後、
また前田のおばちゃんのお達しで福島に呼び出し喰らったわけです。
毎年7月に前田さんは修行している出羽三山にお礼参に行くそうで。
「あの子を呼べ。あの子は来なくちゃならない」
お父の命を救ってもらったわけだし、渋々と帰省し母と甥っ子とバスツアーで月山に行きました。
到着した月山は暴風とシャーシャーと打ち付ける細い雨。
誰もバスから降りません。
小学生の甥っ子と二人で黙々と月山を登りました。
足元しか見えない山道を、ただ雨風に目を細めながら進むだけ。
バスの制限時間に戻らねばならないし、寒さでエネルギーを消費しておなか空いた。
ガイドもいないのでゴールもわからず途中で引き返しましたが、いや～、楽しかった、大嵐の月山。
私たちが時間いっぱい歩いて下山するとバスは逃げるように月山から去ります。
このツアーの人たち、月山に来たのに延々バスの中にいて、面白いのかな？
と不思議だったのですが、彼らの目的は月山はなくて宴会だったようです。
バスガイドのおっちゃん（姉の結婚によりウチの親戚になった人）が素人民謡コンテストで日本一になった人で、みんなそれを楽しみに参加していたのです。
それはもう、鳥肌で髪の毛が逆立つほど魂を揺さぶる唄声。
襖を隔てた隣の宴会場のお客さんもさっきまでワイワイやってたのがシーンとなって、こちらの部屋のおっちゃんの唄声に撃たれている気配。
まあ、なんでそんな思い出話を綴っているかといえば、一昨日、出羽三山の山伏の一番エラい人、星野さんの会に行ったからです。
以前村に住んでいた女の子が
「運命の人に出会ったの！私その人と結婚するの」
と言っていたのを思い出し、どんな人かなーと思って会に申し込みました。
ひょんな会話からボイ友ミチコさんの大おじ様だということが判明して、面白いもんです。
ちなみにボイ師匠りかさんは月山修行が人生で一番キツかったと言ってたけど、きっと星野さんの修行のことだ笑。
魂振りという２人ひと組での肉体ワークがあったのですが、すぐに分析・言語化という作業をしてしまうので。ずっと怒られてました(￣∇￣)；
先日もヒーラーの人に
｢すぐに分析する癖がある｣と嫌がられました。
｢なのにストンと（感覚に）落ちる、不思議やねん｣
不思議でもなんでもありません、身を委ねて体感したことを言語化しているだけです。
単なるおしゃべりです(￣∇￣)；
いらんおしゃべり、要領を得ないおしゃべりお口にチャック！
また登りたい。
けど月山歩く足腰じゃないなあ、、山散歩で鍛えなくちゃ。
若い頃、母に付き添いを頼まれ前田のおばちゃんとこに行くと
「高島易も知らないであんたどうやって自分の身を守るんだ！ちゃんと学びなさい」
と説教されるので辟易していました。
占いなんて信じていなかったので気にもとめていませんでした。
興味の対象は
「統計学としての占いとサイキックとしての千里眼や祓いの能力が一致する、その謎を解き明かす鍵を前田のおばちゃんのような存在が握っているのでは？」
というところでした。
深層意識から自分の個体を超えた情報にダイブする技を覚えた今、ボイジャ－仲間の進化占星術やインド占星術、易経に好奇心たまらんです。
今日はボイジャー君が登場しなかったので、月山と私の関係性のリーディングでもしてみましょう。
私は月山をSeeker（自己探求の場）と思っている。
月山は私をSunと思っている。
２人の関係性はBrilliance（光輝、悟り）
なんだか仲良さげなので良しとします。
5月のZOOMボイジャー体験会のお知らせ
5月6日（金曜日）午後２時～
5月17日（火曜日）夜8時～
ボイジャータロットを持っていない人もボイジャーラブの人も楽しめる気軽な会です。
おやつ持参で遊びに来てね。
参加費3,000円なり
お問い合わせは
ボイジャータロット国際認定リーダー
国際認定コーチ
ボイジャーマトリックス レベル１ティーチャー
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