3日前の木曜日、「男寿し」に行った。



住所は千葉県富里市日吉台。

 

京成成田駅東口から歩いて5分ほどの場所にある。

 

今までにこのブログでも何度も登場している店だ。

 

 

 

2月から営業時間が変更になった。

 

深夜営業がなくなった代わりかのように、

昼営業が始まった。

 

これまでは、

夜にどこかで呑んだ後の〆などに訪れることが多かった。

 

しかし、

この日は初めての昼呑み目的での訪問だった。

 

 

 

店に着いたのは12時40分ころ。

 

明るい時間に店の暖簾をくぐるのも新鮮な感覚だ。

 

 

 

客は誰もいなかった。

 

夜はいつも大盛況だったので、新鮮な光景でもある。

 

カウンターだけの店なので、独り客にもありがたい。

 

 

 

大将も、

厨房と接客を担当する男性店員さんも、

従来のままだ。

 

 

 

瓶ビールとお通し。

 

赤貝のひもをつまみで注文し、呑む。

 

貝ひも焼き。

 

香ばしい香りが漂う。

 

 

 

ビールの後は生酒。

 

こちらの店では初の試みで、

玉子をつまみでいただく。

 

 

 

少しして女性独り客が来たが、静かな空間は続いた。

 

客が少ないと、

注文のタイミングを気にしなくてよいのは嬉しい。

 

BGMの昭和歌謡が流れる店内で、心地良い時間を過ごす。

 

 

 

〆さば刺。

 

甘味ある食感が酒にも合う。

 

 

 

鮨に至らずとも満足しそうだったが、

それではもったいない。

 

主役である握りをいただくことにする。

 

赤貝、つぶ貝、みる貝、ほっき貝を味わった。

 

生酒は2本目に移った。

 

 

 

普段は口にしないものをいただこうと、

かにマヨ巻を手巻きで注文。

 

 

 

14時を回り、暖簾が下がる。

 

滞在中、客は女性の他には、

持ち帰りの注文をして取りに来た一人だけだった。

 

本領発揮はやはり夜、ということなのか。

 

 

 

1時間半近くの滞在の後、店を出た。

 

14時10分ころだった。

 

スマホの動画を眺めたりすることなどせず、

ひたすら呑んで食して過ごした。

 

思索にふける、

などというと大げさかもしれないが、

スマホなどなくても、

独り愉しめる術を知っているのは、

もしかしたら、

特技として誇れる域なのかもしれない。

 

 

 

店の方とも話を交わせた。

 

ずっとこちらの店で昼呑みを切望して、

ようやく実現できたことを告げた。

 

 

 

大将は、

いつまで昼営業するかわからない、

というようなことを言っていた。

 

(働く)人さえいれば、

みたいなことも言っていた。

 

一人辞めてしまったことで、

営業形態が変わったらしい。

 

やはり、

従来の夜主体の営業が理想のようだ。

 

息子さんも寿司職人として、

東京で活躍されているらしい。

 

いつの日か、

世代交代も考えていらっしゃるかのようだった。

 

 

 

会計時、

「きょうはお休みですか?」

と厨房と接客担当の男性店員さんに聞かれた。

 

このフレーズは、

初訪問の美容室における、

洗髪を担当する、

アシスタント美容師さんの定番台詞かのようである。

 

「はい。きょうも明日も」

と、正直に告げた。

 

「明日もですか⁉」

と絶句された。

 

事実。

 

ただ、それ以上の展開はない。

 

ほどよい距離感は、この店が好きな理由でもある。

 

居心地の良さは、何より重要だ。

 

ごちそうさまでした。

 

 

 

外は青空。

 

世の中は日常。

 

そんな中での「男寿し」での昼呑みは、

罪悪感たっぷりでもあり、

至極の時間にも感じられた。

 

 

 

帰宅後、夕方に不覚にも寝落ちした。

 

寝覚めたのは18時過ぎだった。

 

 

 

部屋での夕呑みを始める。

 

お土産として「松」を持ち帰っていたのだ。

 

作った味噌汁と共に食した。

 

 

 

昼呑みして味わってもなお、

夜にはまた欲する。

 

鮨は偉大である。