3日前の2月25日水曜日は、姉の腎臓ガンの手術日だった。

 

事前に聞いていたものの、9時間ほどに及ぶ長い手術だったらしい。

 

無事に4㎝のガンが取り除かれたという。

 

母からのそんな報告をLINEのメッセージで受けたときには、すでに20時を回っていた。

 

 

 

自分はシゴトで、終日出先にいた。

 

帰宅したのは深夜だった。

 

母は手術成功を祝って白ワインを開けて呑んだらしい。

 

 

 

こちらは冷蔵庫に1本だけ入っていたビールを呑んだ。

(2月26日0時59分撮影)


普段は深夜、呑むことなどめったにない。

 

 

 

しかし、

「とりあえずのビール」

は、これからは極力控えようかと思う。

 

姉の手術と時同じようなタイミングで、自分も高い尿酸値が発覚したからである。

 

痛風の症状が出てもおかしくないくらいだと、医師には脅された。

 

 

 

おとといの2月26日木曜日、シゴトは休みだった。

 

今までならスポーツジムからの昼呑みがお決まりだったのだが、

アルコールは抜くことにした。

 

 

 

今まではカロリーや糖質を重視してきたが、これからはプリン体も気にしなければならぬ。

 

調べれば、万能な食品などそうそうあるはずもないことがわかった。

 

いろいろな食材を適量食すのがもっとも身体に良いだろうという、当然の結論に至った。

 

 

 

きのこ類や水菜を使ってみる。

 

作り過ぎて食べきれず、大半は冷蔵庫行きとなる。

 

アルコールなしだと、食も進まない。

 

逆にいえば、アルコールで食欲が増してしまうということだろう。

 

 

 

夕食には乳製品を意識してみる。

 

プリン体、脂質、糖質、バランスはなかなか難しい。

 

 

 

夕方、使おうと思って棚から取り出そうとした食器が割れていた。

 

以前収納した際、他の食器と強くぶつけて割れてしまっていたらしい。

 

酒を呑んだ後の食器洗いは、つい乱暴になるものだ。

 

これもアルコールの弊害か、と冷静な頭で考えた。

 

 

 

捨てようと思ったが、

「捨てないで」

と懇願しているような表情である。

 

 

 

以前、旅先の多治見で買った食器を割ってしまったときのことを思い出した。

 

そのときも、さんざん呑んだ後、名古屋のホテルへの帰り道だった。

 

酒は食器の天敵である。

 

 

 

多治見の食器再生のときと同じ荒治療に挑む。

 

 

 

傷痕は多少残るものの、皿としての機能は回復してくれたようだ。

 

 

 

食器と違い、ヒトはそう単純には再生しない。

 

確実に進む老化の中で、いかに足掻きつつも納得して生きていけるか。

 

アルコール抜きで過ごす1日は長く、

結論の出ない思索にふけるにはふさわしい。

 

 

 

姉は手術翌日、ICUから一般病棟に移ったという。

 

本人からもLINEでメッセージが来た。

 

体調最悪で焦る、云々とある。

 

それでも、無事に手術が終わり安堵していることがわかった。

 

自分以上の大酒呑みの姉なので、これを機に少しは変わるだろうか。

 

 

 

きのう2月27日金曜日も、母は面会に行ったらしい。

 

LINEで報告が来た。

 

姉は尿管が取れ、顔や体の浮腫みもかなり引いていたとのことだった。

 

 

 

「人間の回復力って凄いな!とつくづく感じさせられました」

 

最後にそう記されていた。