先週末の土曜日、以前からクルマで前を通るたびに気になっていたこちらの店に初めて入ってみた。
くず餅の「はたや」という店だ。
住所は成田市押畑。
公共交通機関では行きづらいエリアにある。
普段、くず餅を口にする機会はまずない。
ただ、この風情ある店がまえがずっと気になっていたので、一度は行ってみたかったのだ。
広い店内の狭い範囲に、くず餅は整然と置かれていた。
とりあえず一人前のパックを買った。
250円。
常温で2日ほどもつらしい。
営業時間を訊いてみた。
夏季は何か月か長期で休業し、それ以外の時期は毎日9時から18時まで営業しているとの話だった。
店の前の駐車場も広く、クルマでの出入りがストレスフリーというのもよい。
よい買い物ができた気がした。
気分も良いので、利根川を越えて茨城県に越境した。
「JA稲敷 新利根直売所」に入ってみた。
きれいな青空が広がり、遠くに飛行機も見える。
買った物。
(画像は帰宅後に撮影)
再び千葉県に戻り、最近行くことが多い「発酵の里」にも寄った。
買った物。
(画像は帰宅後に撮影)
帰宅後は、当然ながら昼呑みである。
天然もののぶり刺身とねぎみその相性はとてもよかったが、
この日の主役は、やはりくず餅だった。
風味、食感ともに、なんとなく懐かしい味わいだった。
食べるのはいつ以来か、定かでない。
でも、やはり懐かしさが舌に広がる。
味覚が導く淡い追憶は、酒では感じられないほの甘い夢心地だった。