おとといまでメキシコのメリダで4連泊したのはHotel La Nacional by Kavia。
エクスペディアから予約した。
セントロにあり、街歩きに便利だった。
2階のオープンスペース。
明るさを求めて外の公園に面した部屋を選んだ。
眼下には公園。
明るさについては大正解だった。
しかし、騒音面では少々難ありだった。
とくに5月1日のメーデーには朝から公園で大集会が開かれ、演説、拍手、大歓声が響き渡っていた。
ただ、それはそれで興味深く、カーテン越しに覗き見たりもした。
さまざまな店で飲食をした。
中華料理店。
105ペソ、1,000円くらいの1食。
ホテル下にあり、朝から開いている店。
カウンターで呑む冷えたセルベッサは美味だった。
アジア料理のレストラン。
カウンターでセルベッサと春巻。
インド風というチキンカレー。
画像はないが、白ワインも呑んだ。
おしゃれな雰囲気のセルべセリア(ビアホール)。
何種類ものセルベッサがあり、好みを伝えて注いでもらう。
黒もあった。
キノコのアヒージョにシャルドネを欲したら、用意されていた。
街歩きの途中で地味なカフェにも入った。
民芸調の器にたっぷり入ったカフェコンレチェ。
庶民的な界隈にあるサン・ファン公園内の大衆食堂(屋根付き屋台?)でブランチをとった日もあった。
トルタは25ペソ、250円弱。
ボリュームがあり、1個で満腹になった。
美味しかったし、朝食の定番にしたくなったほどだ。
暑い中、歩き回ったメリダの街。
変化を求めて、バスで1時間あまりの海辺の町、プログレソに行ってみた日もあった。
バス運賃は片道25ペソ、250円弱。
メキシコのバス代は安いと思う。
そこは観光地化された場所だった。
レストランや土産物屋から呼び込みの声をしばしばかけられる。
ビーチも人で埋め尽くされており、遠くから眺めるだけにとどめた。
人混みを嫌っていつものように脇道にそれると、気楽に入れそうなレストランを発見した。
店の人が奥のテーブルにいるだけで客の姿がないので入ってみた。
セルベッサを注文したら、店のおばさんが近所の店に買いに行ったうえで缶ごと渡された。
白身魚をカリッとあげた物にライスと野菜が添えられた一品。
とても美味しかった。
当然のようにトルティージャも付いてくるが、食べられなかった。
町に長居する気にもならなかったので、食後には少しだけ散策してからメリダに戻ることにした。
車内、他の乗客たちと同様にうたた寝した。
気持ちよいシエスタとなった。
メリダ最後の夜にはルチャリブレの師匠を誘い、セルべセリアを再訪した。
彼がいなければルチャドールとしてデビューすることもできなかったし、一生メリダという街を訪れることもなかったはずだ。
縁とか運とか偶然とか必然とか、何かがあって今がある。
それは確かなことだ。
今回、師匠手作りのマスクをプレゼントしてくれた。
グアテマラの英雄で名ルチャドールだった故ラヨ・チャピン選手のマスクだ。
自分はプリンシペ・オリエンタルとしてのデビュー戦以降、このラヨ・チャピン選手と5回もタッグを組ませてもらった。
右は今回の旅に持参した当時のプロレス紙だ。
師匠とは再会を誓い、別れた。
メキシコでの追憶に区切りがついた気がした。
翌朝早く、メリダを発った。