先日、成田駅前の「スカイタウン成田」1階にある「大和寿司」を初めて訪れた。


土曜日の夜、店内は大盛況だった。


カウンターの隅に空席がありなんとか入れたが、独り客は自分だけだった。


まずは瓶ビールから。


以前、独りでもゆっくり過ごせる店と聞いていたのだが、なんとなく落ち着かない。


ほどなくしてリュックを置いていた隣席にも客が来るとかで、荷物をどかせと言われた。


荷物入れのカゴの用意があるわけでもないようで、座っていた椅子に引っ掛けた。


メニューも醤油も手に届かない隅に追い詰められた。


不快感が高まり、早々に席を立とうかとも考えた。


しかし、なんとか思いとどまる。


日々、気分に左右されている。




注文していたあん肝ポン酢から呑み始める。


穴子の白焼き。


酒も呑み、次第に気分は落ち着いてきた。


お好みで握りも口にした。




おそらくは良い店のはずである。


しかし、訪れたタイミングが悪かったのだろう。


独りでゆっくり味わうような余裕を感じられなかったのがとても残念だった。