映画『怪物』を鑑賞した帰り道、以前から気になっていた「芝山古墳・はにわ博物館」に行ってみた。
広大な芝山公園の中にある。
はにわが出迎えてくれた。
200円の入館料を支払って見学した。
はにわ作りから寺院へと信仰の対象が変わっていく歴史などを知ることができて良い勉強になった。
周辺は、とにかくはにわだらけである。
博物館の見学後、公園内にある有形文化財の「旧藪家住宅」にも行ってみた。
自分が金持ちでそれなりの人脈も持つような人物だったら、この家屋で理想を追求した純和風の宿でも営んでみたいものだと思った。
眺めるだけでなく、趣きある日本文化を活かせたらいいな、と漠然と考えることはよくある。
はにわの上空を、着陸態勢の航空機が次々と飛んでいく。
このときは南から成田空港の滑走路へアプローチという時間帯だったようだ。
成田市の隣り町なので、「ここは世界のとなりまち」というのも納得である。
「となりまち」らしい風景。
平日の15時過ぎったのだが、人という存在をとにかく一切感じることがないひと時だった。
閑寂とした芝山公園は、とても気に入った。
となりまちの気軽さで、またフラリと訪れたいと思った。