ついに、そのハガキが届いてしまった。
以前、このブログでも書いた。
オービス発光の疑惑は真実だったのだ。
1カ月近くが経過し、もしかしたらあれは勘違いだったのかもしれない、と思いたくなるようなタイミングで通知書が届いたのである。
指定された日時に成田警察署に出頭した。
10万円近い罰金と免停覚悟での出頭だった。
市役所のような丁寧な応対。
淡々と事実確認をしつつ、形だけの調書が作成される。
意外だったのは、超過速度。
30km/h以上だったと思っていたのだが、先様から告げられた数字は24Km/hだった。
点数は2点、反則金は15,000円である。
25km/hを超えると点数、反則金ともに増えるので、なんともギリギリで踏ん張ったような形だ。
おまけしてくれたわけではないだろうが、得した気分になってしまった。
もちろん、違反がいけないことは承知している。
それでも、軽やかな気分で警察署を後にしたのだった。
郵便局ですぐに反則金を納付した。
これでとりあえずは自由な身となった。
平日の昼時である。
ずっともやもやしていたものが消え去り、気分が良い。
吞みに出かけることにした。
路線バスを乗り継ぎ、終点「はなのき台」で下りる。
今年のお気に入りである印旛沼へと歩く。
青空が広がり清々しい。
道端に亀がいた。
動かないので触れてみるとピクッと反応した。
クルマにひかれたりヒトに蹴飛ばされないか心配になる。
その直後、道の中央部で血まみれの亀も目にしてしまった。
やはり、である。
生と死はまさに隣り合わせなのである。
合掌。
30分あまり歩き、喉も乾いてきた。
以前一度訪れた「甚兵衛茶屋」に着く。
しかし、店内は賑わっている様子だ。
満席ということはないだろうが、なんとなくざわめきを避けたい気分だった。
そこで、向かいの「印旛沼漁業協同組合直営レストラン 水産センター」に行くことにする。
駐車場にクルマはない。
案の定、店内に客の姿はなく、スタッフさんたちが座って談笑している状況だった。
こちらにも何度か足を運んだことがある。
いつも同じ席。
そして、同じように瓶ビールから始める。
鯉のあらい。
そして、なまずの天ぷら。
鰻は白焼きである。
ニンニクとの相性は抜群だが、自分でもわかるくらいにニンニク臭が凄まじい。
静かに昼呑みを堪能できた。
帰りは歩きたくないのでコミュニティバスを利用することにした。
出発時刻までの時間調整に、と思い、こちらの店に入ってみた。
「台方ラーメン」。
ご婦人お二人が調理場にいた。
カウンターで瓶ビールを呑み、餃子をつまむ。
店のすぐ近くは、かつて渡し舟が発着していた場所だという。
今では埋め立てられて、沼はかなり先である。
バスの到着まで少し待つ。
そして、乗車。
この日も終点の公津の杜駅まで乗降客なしだった。
まだ生かされた身であることを実感した1日。
その後、より一層安全運転に努めていることは言うまでもない。